ミドリヒメワラビ(ヒメシダ科ヒメワラビ属)  緑姫蕨
         Macrothelypteris viridifron

(特徴) 夏緑性。根茎は短く斜上。葉柄はわら色、下部で暗褐色、基部に披針形、褐色の鱗片がつく。葉身は三角状長楕円形の3回羽状深裂〜複葉、光沢のない鮮緑色〜緑色、柔らかい草質で、羽片は有柄。小羽片の基部はほぼ切形、切れ込みは左右で対生となって小羽軸に翼ができ、有柄で羽軸に狭い翼がある。柄がつき、羽軸に狭い翼がある。葉脈に毛が生える。裂片の側脈は単条か二叉で先端は辺縁に達しない。胞子嚢群は中肋と辺縁の中間につき、包膜は小さい円腎形。人里に近い山麓の薄日が差す林縁、林床でやや稀に見られる。
(撮影・2005年10月24日、豊田)


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