クジャクシダ(イノモトソウ科ホウライシダ属)  孔雀羊歯
              Adiantum pedatum

(特徴) 夏緑性。根茎は短く這う。観葉植物として人気のあるアジアンタムの仲間。葉柄は光沢のある赤紫色、基部に披針形、茶褐色の鱗片がつく。葉身は光沢のない黄緑色〜緑色の柔らかい草質、円形で叉状に分岐してクジャクの羽根を広げたような形となり、小葉は長四角形で上側の辺縁に半月形の胞子嚢群が数個つく。新芽の時は赤色を帯びる美しい羊歯で、クジャクの羽根を広げたような形が名の由来。別名:クジャクソウ。山地の林縁でやや稀に見られるが、泉南地域では少ない。
(撮影・2019年5月30日、日野)


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