クラマゴケ(イワヒバ科イワヒバ属)  鞍馬苔
        Selaginella remotifolia Spring

(特徴) 常緑性、鮮緑色の草本。主茎は地上を長く這い、まばらに葉をつけ、側枝と担根体を出す。側枝は1〜3回分岐して斜上する。腹葉は広卵形の鋭頭、全縁で開出して密につく。背葉は狭卵形の鋭尖頭、全縁で交互に密つく。胞子葉は同形、胞子嚢穂は四角柱状で小枝に頂生してまとまった形をとる。京都鞍馬山で見られたことが名の由来。低山から山地の林縁でやや稀に見られる。
(撮影・2006年5月24日、側川渓)


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