コモチシダ(シシガシラ科コモチシダ属)  子持ち羊歯
       Woodwardia orientalis Sw.

(特徴) 常緑性。根茎は短く太く這う。葉柄基部の鱗片は披針形の淡褐色〜褐色。葉身は広卵形の2回羽状中裂〜深裂、やや光沢のある黄緑色〜白緑色の厚い革質。大きな葉では羽片表面に無性芽をつけることがある。胞子嚢群は長楕円状で、羽片裂片の中肋沿いにつく。無性芽(子持)をつけることが名の由来。向陽の山麓から山地の切立った斜面でやや稀に見られる。
(撮影・2005年10月25日、堺豊田)


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