コハシゴシダ(ヒメシダ科ヒメシダ属)  小梯子羊歯
        Thelypteris angustifrons (Miq) Ching

(特徴) 常緑性。根茎は長く這う。葉柄はわら色で毛が生え、下部で暗褐色、基部に三角状長楕円形、褐色の鱗片がつく。葉身は披針形の2回羽状深裂、光沢のない黄緑色〜緑色、柔らかい紙質。羽片基部は広いくさび形の短柄で、最下羽片基部の前側(上側)裂片が次の裂片から独立してやや大きくなる。中軸、羽軸裏に毛が多い。裂片の側脈は単条で先端は葉縁に達する。胞子嚢群は中肋と辺縁の中間につき、包膜は馬蹄形〜半月形。人里から低山のやや乾燥した林床、林縁で普通に見られる。
(撮影・2005年10月21日、光明池)


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