キヨタキシダ(メシダ科ノコギリシダ属)  清滝羊歯
       Diplazium squamigerum

(特徴)夏緑性。根茎は短く這う。葉柄はわら色、基部鱗片は披針形、光沢のある暗褐色。葉身は三角形の2回羽状複葉、光沢のない鮮緑色で草質。中軸に落ちやすい黒褐色の鱗片が多くつく。小羽片は卵状長楕円形で浅裂〜深裂、鈍頭〜鋭頭と変化がある。胞子嚢群は線形で中肋近くから斜上してつく。東北地方ではアカコゴミと呼び、山菜として重宝される。京都府清滝が産地であることが名の由来。低山地から山地のやや湿気た林床で普通に見られる。
(撮影・2000年8月10日、牛滝)


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