キジノオシダ(キジノオシダ科キジノオシダ属) 雉の尾羊歯
         Plagiogyria japonica var. japonicai

(特徴) 常緑性。根茎は斜上。葉は2形。栄養葉の葉身は、長楕円形の単羽状複葉、光沢のある濃緑色の柔らかい革質で、先端は急に狭まり頂羽片がある。羽片は無柄で鎌状に曲らず、先の方で基部は上側が広く中軸に沿着する。中軸の表面(腹面)は平たく、裏面(背面)は丸い。胞子葉の羽片は線形で有柄、羽軸沿いに胞子嚢群を長くつけ、熟した後は枯れる。葉の形が雉の尾に似ることが名の由来。里山から山地の湿気た斜面や沢沿いでやや稀に見られる。
(撮影・2007年10月22日、春木川)


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