イヌシダ(コバノイシカグマ科コバノイシカグマ属) 犬羊歯
         Dennstaedtia hirsuta

(特徴) 夏緑性だが、秋に出た栄養葉は越冬する。根茎は細く短く這う。葉柄は淡黄緑色で長い毛が生える。葉身は披針形の2回羽状複葉、光沢のない黄緑色の草質で、表裏ともに淡褐色の柔らかい毛が生える。葉身はやや2形で、胞子嚢群をつける葉は長く立ち上がり、つけない葉は短く地表近くに生じる。胞子嚢群は葉縁につき、包膜はコップ状。低地から山地の斜面や岩上で普通に見られる。
(撮影・2005年5月25日、御光滝林道)


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