イヌナチクジャク(オシダ科オシダ属) 犬那智孔雀
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(特徴) 常緑性。ナチクジャクとマルバベニシダの中間型。根茎は斜上。葉柄はわら色、基部に線状披針形、赤褐色〜褐色、全縁の鱗片がつく。葉身は長楕円状披針形の単羽状複葉〜2回羽状深裂、光沢のある濃緑色の硬紙質で、先端はしだいに狭くなる。羽片の基部はハート形で短い柄があり、ナチクジャクと違って下部の羽片は羽状に深裂する。羽軸裏に基部が袋状の鱗片がつく。胞子嚢群は羽片の羽軸寄り1列につき、切れ込みの深い羽片では2〜3列に並ぶ。包膜は円腎形で紅紫色を帯びない。低山の林床で極稀に見られる。 (撮影・2012年4月5日、槙尾山) |