イヌケホシダ(ヒメシダ科ヒメシダ属) 犬毛穂羊歯
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(特徴) 常緑性。根茎は短く這うか直立。葉柄はわら色で毛が生え、下部で暗褐色、基部に三角状披針形、淡褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形の2回羽状中裂、光沢のない黄緑色〜緑色、柔らかく厚みのある紙質で、先端で急に狭まって短い頂羽片となり、最下羽片は短くなる。羽片は中裂し、基部はやや切形で無柄、裂片の頂端は丸くなる。羽片先端は急に狭まり、両面ともやや密に毛が生える。胞子嚢群は円形で中肋と辺縁の中間につき、包膜は円腎形で密に毛が生える。逸出した栽培種で、人里近くで見られる。
(撮影・2004年8月21日、堺美木多) |