イヌガンソク(コウヤワラビ科コウヤワラビ属)  犬雁足
               Onoclea orientalis

(特徴)夏緑性。根茎は短く這うか斜上。葉柄はわら色、基部鱗片は広披針形、光沢のある淡褐色。葉は2形。栄養葉の葉身は卵状広楕円形の単羽状複葉、光沢のない黄緑色〜深緑色の草質。胞子葉は栄養葉より短く、羽片は裏側に反り返り、裏に巻いて胞子嚢群を包み込み、胞子は秋に熟す。この胞子葉の形がクサソテツに似ることが名前の由来。山地の林縁や林道沿いでやや稀に見られる。
(撮影・2005年6月14日、岩湧山)


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