フモトシダ(コバノイシカグマ科フモトシダ属)  麓羊歯
       Microlepia marginata (Panzer) C.Chr.

(特徴) 常緑性。根茎は長く這い、褐色の毛が密生する。葉柄はわら色で下部では淡褐色となり、全面に毛が生え、落ちた跡はざらつく。葉身は卵状披針形の単羽状複葉、光沢のない黄緑色〜暗緑色の厚い草質。羽片の表面の羽軸上と裏面全面に短い毛が生え、下部の羽片は最長となる。胞子嚢群は羽片の辺縁近くにつき、包膜はコップ状。非常に毛が多いものにケブカフモトシダ、毛がほとんどないものにウスゲフモトシダの名がついている。人里から山地までの林縁、林床で普通に見られる。
(撮影・2020年6月16日、側川渓)


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