ホソバノコギリシダ×ミヤマノコギリシダ
        (メシダ科ノコギリシダ属)
   Diplazium fauriei×d. mettenianum

(特徴と分布) 常緑性。ホソバノコギリシダとミヤマノコギリシダの雑種と推定される。根茎は長く這う。葉柄〜中軸は緑色〜ワラ色、基部鱗片は線状披針形、暗褐色〜黒褐色。葉身は披針形の単羽状複葉、光沢のある濃緑色で硬い紙質。側羽片は8〜10対前後、下部では有柄で上部に向けてしだいに小さくなり、頂羽片はない。羽片基部は心形〜クサビ形.。一見ホソバノコギリシダに似るが、葉身の幅は広く大きい。胞子嚢群は線形で小脈の前側だけつくものと中肋と辺縁の中間に傾いてつくものがある。里山の林縁でやや稀に見られる。
(撮影・2016年11月23日、裏芝池)


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