ホソバムクゲシケシダ(メシダ科シケシダ属)
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(特徴) 夏緑性。ムクゲシケシダ×ホソバシケシダの雑種と推定される。根茎は長く這う。葉柄はわら色で中軸にかけて密に鱗片をつけ、基部鱗片は披針形、淡褐色。葉身は卵状披針形の単羽状複葉、光沢のない黄緑色〜緑色の柔らかい草質で小型。羽片先端は鈍頭〜鋭頭、裏表ともに毛が多い。葉は二形で、胞子嚢群をつける葉の葉柄は長くなる。胞子嚢群は長楕円形で中肋寄りにつく。包膜は胞子嚢群を包み込むものと扁平のものが混ざり、辺縁は裂け、有毛。ムクゲナチシケシダと見分け難く、上部羽片の先端に鈍頭が混ざり、葉の色、包膜が扁平〜包み込むものが混ざる点で見分けている。山地の林床で稀に見られる。 (撮影・2015年7月15日、鳥地獄谷林道) |