ホソバイヌワラビ(メシダ科メシダ属) 細葉犬蕨
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(特徴)夏緑性。根茎は直立。葉はやや二形。春に出る葉(栄養葉)は羽片が込み合って地表近くに展開し、胞子嚢群はつかず、夏に出る葉(胞子葉)は羽片がまばらで立ち上がり、胞子嚢群をつける。葉柄はわら色〜薄紫色、基部鱗片は狭披針形、褐色。葉身は栄養葉で卵状楕円形、胞子葉で卵状長楕円形、いずれも2回羽状複葉〜3回羽状深裂、黄緑色〜濃緑色の柔らかい草質、秋に上部で無性芽をつける。中軸は緑色、羽軸は紫色で、羽軸背面に顕著な細毛が密生する。羽軸と小羽軸の分岐点表面に刺状の突起があり、小羽軸上に顕著な刺状突起がつく。羽片には短い柄がつき、小羽片は鈍頭〜鋭頭で前側の耳垂はやや大きい。胞子嚢群は中肋近くにつき、包膜は長楕円形、鉤形が混じる。山麓〜山地のやや湿った所で普通に見られる。 (撮影・2005年9月4日、岩湧山) |