ホソバハカタシダ(オシダ科カナワラビ属) 細葉博多羊歯
           Arachniodes × respiciens Kurata

(特徴) 常緑性。ハカタシダ×ホソバカナワラビの雑種と推定され、外見上はハカタシダに似る。根茎は長く這う。葉柄はわら色、基部に線状披針形、赤褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は卵状長楕円形の2回羽状複葉、光沢のある濃緑色の硬い紙質で、側羽片は少なく、先端の羽片は急に短くなり頂羽片となる。最下位の後側の第1小羽片は著しく伸び、前側第1小羽片も大きくなることがある。胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間につく。低山地や沢沿いの林床で稀に見られる。
(撮影・2000年9月27日、父鬼)


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