ホシダ(ヒメシダ科ヒメシダ属)  穂羊歯
     Thelypteris acuminata (Houtt) Morton

(特徴) 常緑性。根茎は長く這う。葉柄はわら色で早落性の毛が生え、下部で暗褐色、基部に三角状長楕円形、褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形の2回羽状中裂、やや光沢のある緑色の紙質で、羽片は先端で急に狭まって長い頂羽片となり、最下部では短くならないが、稀に短くなるものもある。中軸、羽軸裏に毛が生えるが、葉面には毛は生えない。羽片は中裂し、基部は切形〜やや心形で無柄、裂片の頂端は刺状に尖がる。胞子嚢群は円形で中肋と辺縁の中間〜やや辺縁寄りにつき、包膜は円腎形で毛がまばらに生える。向陽の人里から山地の路傍、林縁で普通に見られる。
(撮影・2005年11月16日、鉢ケ峯寺)


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