ヒトツバ(ウラボシ科ヒトツバ属)  一つ葉
      Pyrrosia lingua (Thunb.) Farw.

 
(特徴) 常緑性。根茎は太く長く這い、葉はまばらに出る。葉柄はわら色〜緑色で長く、淡褐色の星状毛をつけ、基部に披針形の赤褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形の単葉、やや光沢のある鮮緑色〜深緑色の硬い革質で、表は毛が少なく、裏は星状毛が密生する。胞子嚢群は葉裏一面につく。画像の赤く見えるものが胞子嚢群。山地のやや乾燥した岩上、樹幹でやや稀に見られる。
葉の下部の辺縁に不規則な突起がでるものをハゴロモヒトツバ(二段目右から2番の画像)、葉先が不規則に裂けたものをシシヒトツバ(二段目の右端の画像)の名がついっている。
(撮影・2004年11月23日、孝子)


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