ヒメワラビ(ヒメシダ科ヒメワラビ属)  姫蕨
          Macrothelypteris torresiana var.calvata.

(特徴) 夏緑性。根茎は短く斜上。葉柄はわら色で早落の毛が生え、下部で暗褐色、基部に披針形、淡褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は広卵状長楕円形の3回羽状深裂〜複葉、光沢のない黄緑色〜淡緑色、草質で、羽片は有柄。小羽片の基部は広いクサビ形、切れ込みは左右で互生となって翼がつき、殆ど無柄で羽軸に流れて狭い翼となる。葉面の至る所に毛が生える。裂片の側脈は単条か二叉で先端は辺縁に達しない。胞子嚢群は中肋と辺縁の中間につき、包膜は小さい円腎形、有毛。低山の向陽の斜面、林縁で普通に見られる。
(撮影・1994年9月9日、御光滝林道)


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