ヒメサジラン(ウラボシ科サジラン属)  姫匙蘭
        Loxogramme grammitoides (Bak.) C.Chr.

(特徴) 常緑性。根茎は長く這い、葉はまばらに出る。葉柄は殆どないか短く、基部に披針形の暗褐色の鱗片がつく。葉身はヘラ形の単葉で鈍頭〜鋭頭、光沢のない緑色〜白緑色の柔らくやや厚い革質で、基部はしだいに狭くなって葉柄に流れる。中肋は表面でやや隆起し、裏面でも見える。葉脈は外からかすかに見え、遊離小脈のない網状脈。胞子嚢群は長楕円形で葉身の上部に長く傾いてつく。山地の沢沿いや林縁の岩上の苔に混じって稀に見られる。
(撮影・2010年6月20日、岩湧山)


(この画像から入られた時は下のボタンをご利用ください)

シダ図鑑表紙へ<        >HOMEへ