ハコネシケチシダ(メシダ科メシダ属)  箱根湿気地羊歯
         Athyrium christensenianum

(特徴)夏緑性。根茎は這う。イッポンワラビ×シケチシダの雑種と推定され、シケチシダの大きいなものに似る。葉柄はやや紫紅色を帯びて鱗片を密につけ、基部鱗片は楕円状披針形、汚褐色。葉身は楕円形の3回羽状深裂、やや光沢のある緑色〜暗緑色の草質。下部の羽片は有柄。小羽片は無柄で羽軸に流れて翼をつけ、裂片の辺縁にニカワ質のものがある。羽軸背面は無毛。胞子嚢群は細楕円形で、中肋と辺縁の中間につき、包膜はない。山地の湿気が多い林床で稀に見られる。
(撮影・2018年9月13日、青崩北尾根)


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