セイタカホラゴケ(コケシノブ科ハイホラゴケ属) 背高洞苔
    Vandenboschia ×quelpaertensis

(特徴) 常緑性。ハイホラゴケ×オオハイホラゴケの雑種で大型。根茎は長く這い、褐色〜黒褐色の毛が密生する。葉柄は葉身の1/3以下と短い。葉身は長楕円状広披針形、下部2/3は平行で、3回羽状に分岐し、裂片の辺縁は全縁で扁平、混み合ってやや重なり、光沢のない暗緑色の草質。葉柄から小羽軸まで幅の広い翼がつく。胞子嚢群は裂片に頂生し、包膜は細長いコップ形で唇部は少し反転する。胞子嚢床はこん棒状で包膜より長く伸びる。山地の沢沿いや岩上で稀に見られる。
(撮影・2004年5月13日、中の谷)


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