エンシュウベニシダ(オシダ科オシダ属) 遠州紅羊歯
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(特徴) 常緑性。マルバベニシダの一型で、サイゴクベニシダとマルバベニシダの中間の性質をもつ。マルバベニシダよりは幅広く大型で、葉柄基部では赤褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は卵状楕円形の2回羽状複葉、光沢のある濃緑色、硬い紙質で、先端はなだらかに伸びる。小羽片基部はサイゴクベニシダの様に耳状になり、羽軸裏に基部が袋状の鱗片がつく。胞子嚢群は小羽片の中肋寄りにつき、上部羽片では羽軸寄りに1列に並ぶ。別名:オオマルバベニシダ。
山麓から山地までの林床で、やや稀に見られる。 (撮影・2001年8月29日、犬鳴山) |