ビッチュウヒカゲワラビ(メシダ科ノコギリシダ属)
 備中日陰蕨   Diplazium × bittyuense

(特徴)夏緑性。オニヒカゲワラビ×ヒカゲワラビの雑種と推定される。葉柄はわら色、下部で黒褐色、基部鱗片は狭披針形、黒褐色で圧着してつく。葉身は三角状卵形の3回羽状深裂、光沢のない鮮緑色で薄い草質。小羽片は羽状に深裂、基部は切形ではっきりした柄があり、先端は鋭尖頭。胞子嚢群は線形で中肋寄りにつく。山地の陰湿な林床で稀に見られる。
(撮影・2000年7月26日、泣石谷)


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