アオホラゴケ(コケシノブ科アオホラゴケ属)  青洞苔
         Crepidomanes latealatum

(特徴) 常緑性。根茎は細く針金状で長く這い、黒色の毛が密生する。葉柄は葉身と同長かそれよりも短い。葉身は卵状長楕円形〜三角状楕円形など多形、2〜3回羽状に分岐し、裂片の辺縁は全縁のやや扁平、光沢のない青緑色の草質。葉柄から小羽軸まで翼がつき、裂片の脈に沿って短い偽脈がつく。胞子嚢群は裂片先につき、包膜は基部で鐘形、上部で二弁状、その部分だけが裂ける長いつぼみ形、胞子嚢床はこん棒状で包膜と同長か長い。沢沿いの岩上、樹幹上にマット状になり、やや稀に群生する。
(撮影・2003年12月17日、岩湧山)


(この画像から入られた時は下のボタンをご利用ください)

シダ図鑑表紙へ<        >HOMEへ