アイノコハシゴシダ(ヒメシダ科ヒメシダ属) 合の子梯子羊歯
     Thelypteris angustifrons ×T.glanduligera

(特徴と分布)常緑性。ハシゴシダ×コハシゴシダの雑種と推定される。外見状は大型のコハシゴシダに似る。根茎は長く這う。葉柄はわら色で毛が生え、下部で暗褐色、基部に三角状長楕円形、褐色の鱗片がつく。葉身は披針形の2回羽状深裂、光沢のない黄緑色〜緑色、柔らかい紙質。羽片基部は広いくさび形の短柄で、最下羽片基部の前側(上側)裂片が次の裂片から独立しない。中軸、羽軸裏に毛が多い。裂片の側脈は単条で先端は葉縁に達する。胞子嚢群は辺縁近くにつき、包膜は馬蹄形〜半月形。低山地のやや乾燥した林床、林縁で見られる。
(撮影・2018年10月19日・河合寺)


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