アイイヌケホシダ(ヒメシダ科ヒメシダ属) 合犬毛穂羊歯
            Thelypteris acuminate ×T. dentata

常緑性。ホシダ×イヌケホシダの雑種と推定される。外見状はホシダに似る。根茎は短く這い、葉柄はわら色で毛が生え、下部で暗褐色、基部に三角状披針形、淡褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形の2回羽状中裂、やや光沢のある緑色の紙質で、先端で急に狭まって長い頂羽片となり、最下部では短くならない。羽片は中裂し、基部はやや切形で無柄、裂片の頂端は丸くなる。羽片先端は急に狭まり、表面に毛が生えないが、裏面には毛が生える。胞子嚢群は円形で中肋と辺縁の中間につき、包膜は円腎形で余り毛が生えない。イヌケホシダが見られる人里で見られる。
(撮影・2020年9月8日大岩谷林道)


(この画像から入られた時は下のボタンをご利用ください)

シダ図鑑表紙へ<        >HOMEへ