ハチ/Hymenoptera
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アシナガバチ |
なかなかに馴染み深い昆虫である。うちでは、蜂の仲間で一番よく見かける奴である。スマートな姿で飛ぶ姿はなかなかに美しいが、なにしろこいつはよく刺す。子供のころ、干してあったパジャマに潜り込んでいて、ズボンをはいた途端に刺されたことがある。あまりに不意打ちで、ショックも大きかった。しばらくは注意して払ったりしているのだが、忘れたころにまた入っているのだ。
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04.09.13 |
痛い思いをしているのだが、個人的には嫌いではない。青虫や毛虫をとってくれる益虫でもある。ただ、彼らがうち周辺でこれまでに作ろうとした巣は、いずれも場所が非常に悪い。玄関の横の竹の中と、子供部屋の窓枠の下と、洗濯物を干すムベ棚の下。すべて生活の中で、しばしばぶつかってしまう場所である。狭い敷地なので、どうしてもまずい場所になってしまうということはあるのだが...(^_^;) いずれもそれなりの攻防があり、現在は彼らはなりを潜めている。
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04.09.13 |
一回目は、こともあろうに玄関のすぐ前の竹の中に、巣を作り始めたらしい。この時は、ふーさんが泣きそうになりながら殺虫剤をかけ、ビニール袋で竹の葉ごと引き千切ったらしい。素人は怖い。もし殺虫剤で死ななければ、アシナガバチはビニール袋なぞ、すぐに破ってしまう。まだ厚手の紙袋のほうがましなのに。まあ、怪我がなくてよかった。
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04.09.13 |
子供部屋の窓枠下は、子供が刺される恐れがあったので、撤去した。刺されても仕方がないと腹をくくり、夜のうちに、隣のバルコニーから懐中電灯で照らしてもらいながら、牛乳パックの空き箱をそっと近づけ、ぱっとかぶせて引きちぎった。一匹が壁に移ったので、軍手をはめた手でバシッと叩いて殺した。牛乳パックは厚くて丈夫なので、被害はなく済ませることができた。
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04.09.13 |
ムベ棚の下は洗濯物を干すところなので、ここに巣をかけられては、家事が滞ってしまう。様子見に行ったら、なんとかなりそうだったので、あまり考えずに殺虫剤をかけた。蜂が飛び立ったら逃げ惑って、蜂が全部離れたところで、巣を引き千切った。戻ってきたハチは、はえたたきで叩き落し、息の根を止めさせてもらった。アシナガバチは結構好きなのだが。
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04.09.13 |
ところが、この中の一匹が逃げおおせたらしい。後日、ふーさんが洗濯物を干しているときに、ムベの間から一匹のアシナガバチが急降下してきて、ふーさんの肩を刺したのだ。信じられなかったが、ハチも復讐をするのだということがわかった。しかし、復讐するなら私だろうに。いつも姿を見られていたふーさんが、代わりに復讐されたのかもしれない。
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04.09.13 |
ここしばらく、彼らはなりを潜めている。徹底的な掃討作戦が功を奏したのかもしれない。ただ、1週間ほど前に、また優美な姿が庭の木々を物色している姿を見かけた。ふーさんは泣くかもしれないが、また彼らの巣作りが見られるかもしれない。
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04.09.13 |
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マルハナバチ
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庭仕事をしていると、ふと耳鳴りがしていることに気がつく。頭を振っても直らない。鼻をつまんでみようにも、手は土で汚れている。思案していると、突然耳鳴りが高まり、方向が特定できる。そちらを向くと、花の中からマルハナバチが忙しげに出てきて、一瞬飛び立って、またすぐ隣りの花に入る。私は耳鳴りの原因がわかって安心し、庭仕事に戻る。耳鳴りは高まったり、くぐもったりを繰り返しながら、庭仕事をしている私の背後で聞こえ続ける。ガーデニング、という言葉が、とても素敵なものに感じられる時間である。
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04.08.24 |
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スズメバチ |
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アリ |
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チョウ/Lepidoptera
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更新日 |
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シジミチョウ
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薄青の羽のこいつが2−3羽ひらひらしていると、なぜこれほどサンクチュアリ(聖地)という言葉が浮かんでくるのだろう。緑に囲まれた庭の中で、日差しの中を飛び回るのを見ていると、トトロの寝ていた空き地を思い出す。子供の頃は、よくこういう景色の中で息を潜めていた記憶があるのだが、あれは何なんだろう。やはり,子供にしか見えず、大人になると忘れてしまう何かがいるのかもしれない。
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04.08.24 |
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アゲハチョウ |
何とも優雅に羽をしならせて舞い降りてきて、しばらくひらひらと鮮やかな黄色の羽を惜しみなく見せて舞い踊った後に、ふいと高みに上って消えて行く。と思うと、また現れて、庭をいっぱいに使って踊り回り、消えていく。残念ながら、うちには山椒も柑橘系の木もないのだ。
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04.08.24 |
私は鳥のうんこのような一齢幼虫も、緑の頭でっかちの終齢幼虫も好きなので、山椒を植えたのだが、たった一匹の幼虫に葉を全て食われて、枯れてしまったのだ。彼がよそで食べられるものを見つけられていればいいのだが。
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04.08.24 |
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クロアゲハ |
アゲハチョウより、さらに優雅に舞うのがクロアゲハである。大人っぽい黒い衣装は、ラメが入っており、太陽を反射して煌めく。まるで屋外で行われるラテンダンスのようにシックで、色っぽい。うちの庭を艶やかに彩って、ふいと消えてしまう。このつれなさも素敵である。
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04.09.13 |
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モンシロチョウ |
春になると、冬の間、動きのまったくなかった庭に動きが生まれてくる。その中で一番わかりやすく、春をつれてきてくれるのがこれである。ふと視界に動くものを感じて、目を上げると、白い花がはたはたと舞っている。風もないのにと思うと、それがモンシロチョウである。
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04.09.13 |
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モンキチョウ |
レンギョウが鮮やかな黄色い花をつける頃、レンギョウの花が飛び回り始める。レンギョウの季節が終わっても、この黄色は舞っている。春夏秋に舞い続ける黄色は、菜の花を咲かせる植物が多い時期に、一番元気よく飛び回る。風に煽られるレモン色は、様々な濃淡の緑の中で、実に趣味よくマッチする。 |
04.09.13 |
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セセリチョウ
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チョウのくせに直線的に高速で飛び回るこいつは、よく蛾に間違われる。よく見ると、シックでセンスのいい色合いの羽をしているのだが、それを誉めようとした時には、もうそこにいない。10メートルも先を行ったり来たりしている。
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04.08.24 |
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ドクガ
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ドクガの幼虫が、ヒバについていた。ヒバが好きなわけでもないのに、なぜそこにいたのか?ちなみに、それまでもそれからも、彼の眷属を庭で見かけたことは、ついぞないのだが。
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04.08.24 |
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アケビコノハ
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見たのは幼虫だけ。藤棚に絡まるムベの木についていることが多い。濃い茶褐色の体の横腹に、目玉のような模様を付け、シャチホコの様な形で逆さまにぶらさがっている。かなり不気味な形状だが、身体が小さいやつは可愛いと思えば思えなくもない。
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04.08.24 |
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