vb oiすももの里

日々の栄養士雑感;10月

文責;ふー

03年9月

過去ログ


2003.10.29

お総菜屋さんの、最後の仕事を郵送した。これでほんとに最後だ。

思えば、正式に契約を取り交わして2年あまり、よく使ってくれた。全く何もないところから、お給料体系も交渉し、仕事に使う用紙も作り、自分から仕事を見つけて提示していくような関係で、ほんとにお世話になった。
2年の間に事務の方も入れ替わり、荻窪に新店舗のオープンもあった。
何より感動したのが、自分のレシピが実際に商品として販売されたこと。栄養士冥利につきる。

現在、職探し中である。履歴書をメールで送る。
どこか決まればいいな。

2003.10.28

またまた公民館の件でお電話あり。Kさんも都合がつかなくて、こちらにお鉢がまわってきたのだった。だけど、その日はおりの授業参観日。結局、3日目にわたしと一緒に、調理を担当する方が、やってくださることになった。
これから、原稿作りだから、大変だ。基本方針だけ打ち合わせをする。

2003.10.27

11月の公民館のお仕事で、講演担当の方からお電話がある。都合でできなくなったとのこと。代わりにKさんにお願いしたという。
それはいいのだが、「あ、ご飯のこと、聞いてみたら、お米持参ですって。」「えっ、それって、ご飯の材料費は、500円の中に入れなくてよかったってことですか?」「そうですね。」
ああ、がっくりきた。今までの苦労は何だったんだ。今度からはもう少し早く、そういうことは教えて下さい・・・。

2003.10.24

今度やる、公民館の企画のレシピを仕上げる。
わたしにとっては、初めての場所で、テーマは「免疫力をつける食事」。まず、講演が1日、調理が2日に渡ってあるお仕事だ。ポツポツと3日間の日程なので、都合がいい人で割あてて、5人がかりで担当することになっている。わたしは2日目の調理のレシピ担当で、肉を使った洋食だ(1日目は魚を使った和食)。
上げたメニューは「チキンのハーブパン粉焼」「ニラのスタミナお浸し」「簡単ブイヤベース」だ。
前回の子供クッキングで、スパイスのことを調べたら、殺菌作用のあるタイム、血行をよくするサフランが出てきたので、これは使えるゾ!と、ハーブの薬効を取り上げることに決めたのだった。
が、問題がひとつあった。材料費のことである。ご飯を含めて500円?それはきつい!ブイヤベースなんて、豪華にしようと思ったら、いくらでもできるのだから。
貝も魚も削って、有頭えびとするめいかが主材料のブイヤベースにした。
試作してみて、どうにかだしが出てくれたので、これで決定する。
今回はもう一つ初めてのことがある。材料の購入は公民館側でするというのだ。
いつものように、自分たちで購入すると、運ぶのは大変だが、値段・品質が管理しやすい。
当日行ってみるまで、どんなものが揃ってるかわからないというのは、恐怖だ。

2003.10.20

今日は、料理講習会を担当している者が対象の、お勉強会があった。

そもそも、わたしが所属しているのは、栄養士の方2人が立ち上げたNPO法人の団体である(営利を目的としない公共団体。国から補助金がもらえる。)。生協のチラシに栄養士の募集広告をだしてから、会員が増え現在は30人以上、名簿に名前を連ねている(わたしは第1次の募集で入った。その時はまだ、メンバーはやっと2桁になったくらいだった)。
基本的に自分がやりたいことをやる。自分の栄養士としての夢を(調理師の方も何名かいらっしゃる)お互いにサポートしてかなえる、という目的の会だ。
会でやっている仕事も、老人介護マンションの食事作りだったり、生協のチラシにだすレシピ作り、生協主催の料理教室の講師、公民館の料理教室・講演の講師、大学での講演、商工会議所のHPのエッセイ書き、子供の食育のための紙芝居作り、イベントでの栄養相談、インターネットを使った栄養相談などなど、対象もさまざまなことをやっている。
メンバーもいろいろ、企業の栄養士、病院の栄養士、保育所の栄養士、在宅の栄養士。栄養士免許だけ持っていて、仕事の経験がない人もいる。
会で引き受ける仕事がいろいろだから、報酬もいろいろ。会の運営のためにお金も残さないといけない。基本的には交通費と謝礼金が少し出るだけだ。
ただ、儲けるためではなく、自分のやりたい仕事をやれるので、仕事を持っていても時間を作って参加している人も多い。
栄養士という職業は、就職すると、孤軍奮闘することが多い仕事だと思う。栄養士同士の交流を求めて入ったという人もずいぶんいた。みんな食べることが好きで、食べ物の話題になると、目の色が変わる(?!)
月に1、2回のお勉強会は、そんな仲間と会えるのも楽しみだ。

本日の内容は、<男の料理>をやってる方のメニューの試作、試食会。それとお互いの情報交換。みんな、他の人がどんなレシピをやっているか、興味津々だ。苦労話も出て、それぞれウサを晴らす。会に対する要望も出たところで、お開きとなった。
次回の試作会も楽しみだ。

2003.10.18

今日は、こどもクッキングの日。
お総菜屋さんの解雇のショックを、いまだ引きずっているので、気分一心!と張りきって行く。半年区切りの申し込みなので、10月からは新たに申し込んだメンバーでの始まりだ。うれしいことに、前回から継続のメンバーが6人もいた。これに女の子2人加わって8人でのスタートだ。
今回のメニューは、「ドライカレー」「コーンサラダ」「スイートポテト」の3品。
わたしは資料担当なので、カレー(歴史とスパイスについて)とさつまいもについての話しをする。
始まる前に、新メンバーのお母さんと、前からのメンバーのお母さんたちが、調理室の外で、話し込んでいたので、「よかったら、見学していきませんか。」と半ば強引に誘い込む。何とかして親達とコミニュケーションをとりたいと、ずっと思ってきたので、してやったり。
まずはお互いの自己紹介。そして話しに入る。「・・・というわけで、日本にカレーが伝わってきたんだ。ところで、日本人が考えだして、大人気になったカレーを使った食べ物があるんだけど、なんだかわかるかな。」「???」「パン屋さんで売ってるよ。」「はいっ!カレーパン!!」おおーパチパチ(とお母さんたち拍手)。ちょっとした授業参観みたいな雰囲気になってきた。カレーの語源(?)とされる「カリ」と同じ夏李ちゃんという名前の子がいたりして、親子で盛り上がる(これで夏李ちゃん、しっかりみんなに名前を憶えられちゃった)。
講義が終わると調理の説明。材料の皮むきが終わったくらいで、お母さんたちも退場。これで、帰ってから親子で話が弾むといいな。
調理の方は、慣れた子が初めての子の面倒をみて、うまくやってくれた。今日の目玉はスイートポテト。アルミホイルに詰めたものと、さつまいもの形にして、シナモンをまぶしたもの、アーモンドスライスをぶつぶつ刺して、デコペンで目を書いて、ハリネズミの形にしたものと、3パターン用意していた。でも、子供ってすごい。自分で猫の形とか作っている。ああ、やられたって感じ。こうでなくっちゃね。最後、デコペンのチョコレートが残っていたので、自分の名前を入れたりしている子もいた。みんな楽しんでくれたみたい。
わたしもとっても楽しかったよ。

2003.10.07

ミーティングで中野まで行く。ところが、これが最後の中野行きになってしまった。
現在、中野のお店の近くに住んでいらして、PC関係の仕事を引き受けている方が、転職される、というのだ。そこで、急遽、代わりの事務の方を探したところすぐ見つかり、しかも栄養士の資格も持っていらっしゃるというのだ。
当然、わたしは不要になるわけだ。
あちらからの一方的な解雇で、「3ヶ月前に通告する。」という契約があるため、今月一杯仕事をしたうえで、3ヶ月分のお給料は払います、と社長さんはおっしゃってくれた。だが、ショックである。いつかは・・・と覚悟はしていたのだが。
なにより、心残りは宅配の仕事を、やりかけでやめてしまうことだ。こういう状態なので、宅配事業も来年に先送りになるそうだ。

2003.10.06

明日はミーティングの日。栄養価計算の書類を仕上げて、宅配企業の資料を集めたものをプリントアウトする。毎回、何か情報を提示して、わたしの存在価値をアピールしとかないと。宅配のお弁当箱は、決定したのだろうか。


03年9月

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