勝について  

2003年6月8日に旅立った家のアイドル「勝」です。

享年16歳でした。
老衰で最後は腰に力が入らなくなって座った状態のままでした。
立ち上がる事が出来ずヒスってました。

一時期薬で立てた時は嬉しそうにゆっくり散歩などもしていましたが、
最終的には座ったままになってしまいました。

名前に漢字を使っていたので狂犬病予防接種などのご報告葉書などは,
人間に来ているようでかっこ良かったです(笑)

上の写真は寝ていた所です。
何故か小屋から頭を出して頭を落として寝ているので面白いから写真に撮ろうと思ったら
気付かれてこっちを向かれて失敗してしまいました。

後ろからみると後頭部がメチャメチャ可愛かったんですが…

勝の最後の一日。

 

《その1》

勝が子供の頃にお散歩に行ってみた。
おこちゃまなのでちょっと足元ヨロヨロ。
でもスキップしながら楽しそうだったから私も嬉しい。

勝は小さな段差のある道の上の草の上を歩くのが大好き( ^ ー^ )

でも段差があるので気をつけて見ているつもりでした。
まだ足取りがしっかりしてないから。
そして私も、おそらく勝も下に土があるのかと思っていた所は

草がのびただけで地面がありませんでした。

あっと言う間に首つり!!!! 

叫びました。それはもう。だって勝は固まってるし。私も動転。
慌てて体を寄せてだっこして「大丈夫?」と聞くと呆然としてて反応無し。
でも5秒後にはその出来事忘れてスキップして散歩を楽しんでました。

ちょっとお馬鹿さん♪

 

《その2》

ある日、とってもいいドッグフードを見つけて勝にあげました。
すると勝は大層喜んでガツガツ食べました。
「うんうん、よしよし」と私も満足。

次の日、「ご飯だよ〜〜〜〜」とホクホクと私がご飯を差し出そうとした瞬間。。
匂いで昨日のと分かったのか勝は喜んで走って来た。
来たが…勢い余って、私のご飯を持ってる手をガブリと咬んだ。

「…」咬む事は一切しない勝だったので私も呆然。

血がタラリ。

しかしびっくりしたのは勝もそうだったようでしばらくの間のあと、
走って逃げました。私が怒鳴る前に。
その様子にうっかり笑おうとしてしまったが、
いけない、怒る時は怒らないと、と思って怒りました。
勝は怒られる前に怒られている気分だったに違いない。

大きくなったら莎羅にも食べさせようと思ってますが、
莎羅には咬まれないように注意せねば。

写真は若かりし頃の勝。口と目の周りが真っ黒ですね。
そうなんです。上の写真と比べれば分かりますが、白いのは白髪です。
背中にも白髪がありました。 真っ黒のワンコって余り見た事なかったんですが、
ワンコも白髪が生えると勝を見て知りました(笑)

どんどんジジむさくなっていくなぁと思ったものです。

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