日本選手はかき出しから手はまっすぐで、そのまま内側に入り、横回転ローリングにより体が回るのに伴いより内側へと入っていきます。そのため力が入りにくい場所を手が動いています。
ポポフとそのコーチが言っているのが「カヤック・プリンシプル」というものです。
カヤック(カヌー)のオールを動かすように手を動かすと言う考えで、両方の肩を連動して動かしています。
その練習のために陸上で実際にバーを持ってイメージトレーニングもしています。
両方の肩を連動させることにより絶えず力を発揮し、また肩のローリングをより意識することができるのでしょう。
最後に 世界と日本の差は身長差や体力差などがその根拠に上げられます。決まり文句のように「パワーの前に破れる」、「技術はあるのに」などと言われますが、スピードの差は技術による部分が大きいと思われます。どんなにパワーを付けたとしても今の泳ぎで50mを22秒で泳げるでしょうか?無理な話です。その人の泳ぎ(=技術)で最高の速さは決まってしまいます。練習では、「自分の泳ぎの中での最高の速さ」にどれだけ近づけるか、それを「どれだけ続けられるか」が決まるだけです。「速く」なるために技術を磨きましょう。
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