リレーエッセイ

結婚の顛末(深澤直子)

 「なんとなく気分がモヤモヤして、心が晴れないなあ」と思う時は、誰にでもあるかと思いますが、私はそんな時には酔水会のプール練習に参加しています。
不思議なことに、泳いで帰る頃にはいつも、気持ちが落ちつきモヤモヤがすっ飛んでいるのです。
そして、ある練習日にプールに行ったらなんと、'参加者が自分1人だけ'という日がありました。ちょっと寂しかったのですが、「今日は私だけだから、思う存分泳ごう」と心に決め、いつもより何倍も泳いだのでした。
しかし、いくら泳いでも、何か物足りなさを感じたのです。その時、ハッと気づきました!「私の気持ちを楽しくさせてくれたのは、プールじゃなくて酔水会の仲間だったんだなあ」と。

   自己紹介が遅れましたが、前回の平林彩ちゃんとは西高水泳部時代の同期、深澤(旧姓大場)直子です。はじめまして・・・
西高卒業後は短大に進み、その後銀行OLを5年間やりました。
今は、結婚2年目の「お気楽主婦」です。
主婦とは言っても、私は家にじっとしているのが耐えられない性分なので、パートとして働き、独身時代と同じように飲みにいったり、休日には、友人と遊びに行ったりもしています。(夫よ、許して!)  
こんな不良妻を野放しにしている、優しい(?)夫と結婚するまでのことを、勇気を出して書いてしまいます。

 今から約3年前のことです。 
私は、前にも書いたように銀行OLとして日々仕事に追われていました。しかし、その頃の直属の上司とどうしても合わず、なんと精神的ストレスのために、五百円玉くらいの「円形脱毛症」になってしまいました!  
 私は、すごくショックで、会社の仲間には誰にも言えませんでした。その頃髪は長かったので、それ以来いつも髪を後ろで束ね、人に分からない様に通勤しました。(社会はきびしー)    でも、「もう限界!やめてやる!!」と密かに決めたのでした。

そして、ズルイ私はその時つきあっていた彼(今の夫)に「・・・そういうことで、仕事やめたい。会社には結婚で辞めるって言っていいかな」と大胆にも、彼に結婚を迫ったのでした。  脅迫ともいえるこの言葉に、彼はしばらく絶句していました。それからは、デートのたびに「円形脱毛症」を武器にジワリジワリと結婚話を、持ち出していきました・・・・ そのかいあってか、とうとう彼は私との結婚を決意(妥協)したのでした! そして、自然と脱毛症も治っていきました。めでたし、めでたし。  人生、何がきっかけになるか分かりません。

「終わりよければ、すべてよし」でいきましょう!!なーんちゃって・・・

 次にお願いする方は、新婚の栗原先輩にしようかと思い、この前のすいすい会で依頼したところ・・
「やだよー」と言われてしまいました。先生からも、ぜひ頼んでいただけないでしょうか?
…はい。次回は栗原英一君です。よろしくお願いします。(編集子)

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