長女の小学校の運動会では、走力でグループを組んで徒競走が行われています。そのため、１年生の時はビリだった長女も今年は１番になることができました。私が小学校の時代は背の順で行われていて、走るのが苦手だった私は毎回ビリもしくはビリから２番目という哀しい思い出しか残っていないので、ちょっぴりうらやましくもあります。長女の学校は小規模校なので、団体演技も１・２年、３・４年、５・６年と２学年ごとに行います。１・２年はお遊戯系のダンス、３・４年はなぜかいつも民謡系の音頭、５・６年は騎馬戦・鼓笛パレード・組体操が定番です。今年３年生の長女は花笠音頭を踊りました。長女は踊り系が好きなこともあり、ぴしっとした気合い充分の踊りに思わず目頭が熱くなりました。５・６年の騎馬戦・組体操は男女とも行います。さすがにチームは男女別ですが、私が小中学校の頃は騎馬戦・組体操は男子、ダンスは女子と完全に別れていたことを思うと、男女参画の時代になってきているものだと実感しています。

　さて、保育園の運動会ですが、こちらは例年秋に催されます。江戸川区内の保育園・幼稚園もほとんどが秋の運動会です。園によっては鼓笛に力を入れているところもあり、そういうところでは事前の練習などもかなり厳しいようです。幸い娘たちの通っている保育園では運動会に向けて練習をしますが、子ども達のレベルに見合っているらしく、楽しみながら練習をしているようです。保育園の運動会はたいてい土曜日に開催されます。一方、幼稚園や学校は日曜祭日に開催して翌日を代休にしています。保育園では代休はできないので、必然的に休前日である土曜日となっています。（会社の友達の子どもの通っている園は商店の人が多く、土日が書き入れ時で休みづらいようで、平日にやるそうです。休暇取らなくっちゃ・・・とぼやいていました。）保育園の運動会は園庭が狭いので、例年近くの小学校の校庭を借りて行っています。雨の場合は小学校の体育館に会場を移して行います。保育園では皆が仕事の都合をつけてくるので、雨天順延は許されないのです。昨年は初めての雨天・体育館開催でした。校庭よりもかなり狭い室内に観客は山盛り、狭いフロアを駆けめぐるスリル、それなりに楽しいものでしたが、校庭の運動会にはかないませんでした。今年は運動会前に台風が来たり・・・と天候が危ぶまれていましたが、当日は台風一過でピーカンのお天気、立っているだけで汗ばんでくる陽気でした。（雨よりは１万倍ましだけと、ここまで晴れなくても・・・という贅沢な文句続出！）

　娘たち保育園の運動会は０歳児から職員・保護者まで総出で参加します。０歳の子どもたちもお散歩車に乗って入場し、数メートルの「かけっこ」をします。年齢が上がるごとにかけっこの距離も伸び、種目も増えてきます。一番年齢の高い５歳児クラスになると、かけっこ・障害物・綱引き・お遊戯・リレーと盛りだくさんです。当然のことながら、量だけでなく、質もアップしています。小さい子どものいる親は上のクラスの子ども達の姿に数年後の我が子の姿を思い、大きい子どものいる親は下のクラスの子ども達の姿に数年前の我が子の姿を思い出し、今の我が子の成長ぶりに改めて感慨を覚えるのでした・・・。

　娘たちの保育園は人数も少ないこともあり、子ども達だけでなく、保護者の参加競技もあります。子ども達の応援を受けて保護者も大張り切りです。一番盛り上がるのは職員ＶＳ保護者の対抗競技です。数年前は母ＶＳ職員（全員女性）だったのですが、父達も参加したいということで、父ＶＳ母ＶＳ職員になりました。父達は男性につきハンデがあって大抵最下位、母達と職員の勝負は大抵母の勝ちという結果です。体力的には職員が断然有利なのですが、要領のよさ・年の功で何故だか、母達の勝利となるのです。もちろん、今年も勝ちました。

　さらに保育園の運動会で忘れてはならないのは、会場設営・撤収における父達の活躍です。保育園の職員は全員が女性、運動会の会場設営・撤収に男手は欠かせません。父達が普段とは違う場面での活躍の場ということで、嬉々として作業に取り組んでいるおかげで、運動会をすることができるのです。感謝・感激でございます。

　それから、運動会と言えば応援の場所取りも熾烈なバトルが繰り広げられるという話を聞きます。幸いな事に霞家は場所取りバトルとは無縁な運動会を過ごしています。保育園の方は校庭でやる分には充分な広さで、応援席は１列か２列、競技もよく見える位置です。また、競技中のビデオ・写真撮影場所も自由にキープもできます。小学校の方も児童数が少ないので、とりあえず席はキープできます。長女は一番背が低いので、いつも最前列、ビデオ・写真撮影の場所も朝礼台の近くで結構快適です。

　私は子どもの頃、運動会が大の苦手でした。大人になったこともありますが、私が子どもの頃とはひと味もふた味も違う運動会を娘たちの活躍を通じて楽しんでいるのでした。

　それでは、また。