子どもを育てながら働く
第21回 『目指せ節約生活』
 どもを育てながら働くということは、お金がかかるということを、以前に書きました。保育料や普段の生活費なに加えて、昨年の霞家は物入りな1年でした。
 年の5月には、冷蔵庫とローチェストを購入しました(5月号参照)。子どもを育てながら働く霞家にとっては、こまめな買い物というのは難しいため、大型冷蔵庫は必需品・・・ということで、大枚をはたいて購入しました。さらに、秋、ビデオが壊れました。これは、結婚した時に夫の友人から譲ってもらった品物で10年以上も経過した品だったため、仕方のないことでした。1年くらい前に、マンションの粗大ゴミとして同型のビデオが出されていたのを目撃してから、そろそろやばいかしら・・・と思っていましたが・・・。
 電品以外にも、悲しい破壊事件がありました。夫の会社は最寄りのバス停から800メートル、自宅から1時間30分はかかる足立区の辺境の地にあるため、50分程度かけて自動車で通勤しています。会社の向かいにある首都高速の高架の下に駐車場を借りています。11月のある晩、夜の10時頃に帰宅しようと駐車場に行くと、サイドのガラスが割られていました。警察に届けましたが、犯人は見つかる由もなく、ガラスを取り除いて、風がびゅーびゅーと吹き込む中、帰宅したのでした。ガラスがないのは不用心なので、段ボールを張ったのですが、どう見ても情けない車でした。ワンボックスのサイドのスライドドアのガラスで、埋め込みで曲線もあるので、お値段もガラス代9万円、工賃2万円とこれまた高く、超むかつきました。車両保険に入っているので、保険を使いましたが、大幅な破損を仮定しているため、免責金額も高く、5万円の出費となりました。しくしく。
 また、昨年から本格的に始めたキャンプもあれこれと道具を購入したり、子どものスキー道具、夫の道楽のソフトボール用品などなどのレジャー用品、自宅のパソコン用プリンターなどなどにも、出費をしました。
 さらに、年も押し迫った12月20日(日)の晩、ご飯を炊いたら、芯が残った怪しいご飯。気のせいかと思って、翌朝、再チャレンジ。やはり、不発に終わり、炊飯器にも寿命がきてしまったのでした。朝から、ご飯がないと生きていけない霞家なので、月曜日の会社帰りに買いに走りました。急なことだったので、商品研究が不十分だったので、IHの一番安いのを買うにとどまりました。でも、新しい炊飯器はやはり快適で、ご飯の炊け具合も良いし、なんといってもタイマー炊飯のご飯がおいしくなったのは非常にうれしいことでした。古い炊飯器でも、タイマー炊飯はできたのですが、用時に炊くのに比較すると、格段に味が落ちるため、実施せずでした。新しい炊飯器のおかげで、朝の炊事時間が節約できるという、子どもを育てながら働いている霞家にとっては思わぬメリットがありました。
 婚当初購入した家電品が寿命を迎えつつある今、残るは電子レンジと掃除機だけになりました。電子レンジが壊れてしまうのは、冷凍食品を愛用している霞家にとって死活問題、商品研究に励まなければ・・・。掃除機は当分大丈夫でしょう。なぜなら、一般家庭では1日に1回くらいは稼働している掃除機ですが、平日掃除をすることが滅多にない霞家の使用頻度を考えれば、押して知るべし!の結末でしょう。
 こうして、今年はずいぶんとバブリーに消費をしたものだと夫婦共々反省し、夫の実家の盛岡に帰省したわけでしたが、またもや出費が待っていました。一家でスキーに出かけ、私も長女とともにゲレンデを華麗?に滑り降り、板をはずしてみると、なんとスキー靴のかかとが粉々に砕け散ってしまいました。購入したのは7年くらい前ですが、妊婦生活もあったりで、実際にはいたのはわずか数回、回数より年月で力尽きた悲しいスキー靴でした。今シーズンはスキーに行くゾ!と燃えているので、盛岡で靴を購入してきました。次のスキーが楽しみです。
98年のバブリーな出費の内訳(概算)  
  • チェスト−5万円 冷蔵庫−16万円  
  • レジャー用品(キャンプ、スキー、  
  • ソフトボール)−15万円   
  • ビデオ−3万円 ガラス代−5万円   
  • プリンター−6万円 炊飯器−1万5千円  
  • 合計−51万5千円
 今更ながら、バブリーな出費額に目が点になってしまいました。子どもを育てながらも働いているから、どうにか対応できたのかもしれません。今年はこのくらいのお金が浮くのかと思うとちょっとほくそ笑んでしまうのでした。そのためにも、今年は出費をチェックして行こうと思っています。なんと、これまで、霞家には家計簿というものが存在していないため、どのくらいのお金を使っているのかということを把握していない、超丼勘定でした。子どもの頃から、お小遣い帳をつけた試しがない私に家計簿というのは無理な話でした。子どもを育てながら働いていると、時間やマンパワーをお金で買うということがありがちなのですが、ベストセラーの「節約生活のすすめ」という本も購入し、今年は節約生活を目指すゾと心に決め、まずは出費をチェックして行こうと思ったのでした。(収支をあわせることはさておいて、ということ)

 それでは、また。
 1999年もよろしくお願いいたします。

追伸、盛岡から車で戻ってくるときに、那須のあたりで、いきなり、鳥が落ちてきてフロントガラスに激突しました。ものすごい音がして、寿命が縮みましたが、幸いなことに事故を起こすこともなく、ガラスも割れずに済みました。でも、フロントガラスには血と脂と羽毛がべったりと付着してしまいました。高速を降りて給油した際に、洗車を勧められる2つ返事でお願いしてしましました。(融雪剤なども車体についていて超汚い車でした)懲りずにバブリーな出費をしてしまいました・・・。この場を借りまして、鳥さんのご冥福をお祈りいたします。

子どもを育てながら働くインデックス酔水新聞トップページへ

ご意見ご感想はこちらまで