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太陽光発電システムの設備回収期間について
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太陽光発電システムの導入は光熱費ゼロ化を目指して導入を決めたもので 特に回収を考えたわけではなかったが、太陽光発電システムの設備回収期間について、皆さんの関心は高く、これにより導入可否を考えている方が多い。これは一般的に10〜15年と言われている。
我が家はこの23年6月で設置後1年を経過し、実績が出てきたのでその数字を使ってちなみに回収期間を計算してみたので参考にしていただければ有り難い。
結論として 我が家のケースでは実質回収期間はおよそ"7年゛であることが判明、回収後は更に大いに家計を助けてくれることになりそうである。
なお、我が家は
"四季を通じて一年中いつでも、家のなかの何処にいてもちょうどいい温度と湿度に、あわせて綺麗な空気に包まれて快適な暮らしがしたい!"の実現
をしたものである。 |
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1. 前提条件 |
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(1) |
設備費用; |
1,465,100円/4.625Kw |
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(住宅用太陽光設置費補助金 473.400円の適用を受けた分を差し引いた金額) |
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(2) |
光熱費の算出; |
我が家の平成21年度の 電気、ガス、灯油代 192,656円を適用 |
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(3) |
売電価格; |
(@) |
東京電力への売電価格は 平成22年設置により、48円/kWh (平成31年まで)で、最新1年間の差し引き売電価格実績;13,505円を適用。 |
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(A) |
東日本大震災に伴う原発停止により、2012年9月より東京電力値上げ(8.47%)が響いて売電/買電価格差額実績がほぼ零円となったのでこれを適用。 |
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2. 回収期間 |
(1) |
東日本大震災前試算 |
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(回収期間)=(設備費用)/{(光熱費)+(売電)} |
=1,465,100/{192,656+13,505}=7.1(年) |
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(2) |
東日本大震災後(2012年9月以降での見直し) |
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・2012年8月までの回収額 |
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(光熱費27ヶ月分)+(売電27ヶ月分) |
=433,476+29,529=463,005 |
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・残設備費 |
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1,465,100-463,005=1,020,095 |
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・(残回収期間)=(残設備費用)/{(光熱費)+(売電)} |
=1,020,095/{192,656+0}=5.3(年) |
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すなわち 見直し後の回収期間は 2.3年(27ヶ月)+5.3年 = 7.6年となる。 |
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現時点(2015年5月)はすでにほぼ5年経過しているので、設備回収終了はあと2.6年(2017年末)となる。 |
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3. 考察 |
太陽光発電システムの導入により、目論見 通り光熱費ゼロ化を達成できた。
これはゼロ以上になった分は回収前倒しにつながるので 設備費回収は8年弱となる。
この大きな要因は2つあり、一つは「太陽光普及促進のための設置費補助金制度」、もう一つは「太陽光発電の余剰電力買取制度」である。特に買取制度については 平成22年度に導入して、向こう10年間 48円/kWh にて買い取ってくれることが大きい。
これに伴い、"光熱費ゼロ"の達成確率が大幅に上がっている。
従って、さらなる太陽光普及促進のために、もうしばらく同レベルのこれらの補助制度を継続してゆけば 導入の弾みがついてゆくのではと思っている。 |
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4. 実績 |
回収期間実績:7年4ヶ月 |
光熱費:我が家の平成21年度の 電気、ガス、灯油代 192,656円を適用して、設備費:1,465,100円の回収を見てみると2017年10月で トータル88ヶ月となり、発電での差額利益を加味して 回収を達成した。 |
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