(1) |
ゆっくりとストレッチを行なう |
いろいろなストレッチの方法がありますが、ここで言うストレッチは静的ストレッチのことです。
動きを止めて(20秒〜数分間)ゆっくりと行ないます。 |
反動をつけて行なうラジオ体操などは動的ストレッチです。
硬くなっている筋肉を反動をつけて無理に伸ばそうとすると、かえって筋肉を痛めてしまうこともあります。 |
首や肩をくるくる回すだけではあまり、ストレッチ効果は望めません。
また、首をゆっくりと回すにしても、気持ちよく筋肉が伸ばされるところで、数十秒ずつ動きを止めながらやると効果が高まります。 |
(2) |
筋肉が伸びている感覚を味わう |
ストレッチの方法の図や、写真を見ながら行なう場合でも、形にとらわれずに、自分の感覚を大切にします。
形だけ真似をするのではなく、ストレッチを行なっている最中に、どの筋肉が伸ばされているのかしっかりと意識することが大切です。 |
人によって筋肉の状態はまったく異なります。筋肉が硬い人と柔らかい人では、同じ筋肉をストレッチしていたとしても、第3者から見たらまったく違うポーズに見えるかもしれません。 |
筋肉をしっかり伸ばすことが大切ですので、形にとらわれる必要はありません。筋肉が伸びていることをしっかり意識して行ないます。 |
(3) |
ストレッチの気持ちよさを味わう |
ストレッチは痛い、面倒くさい、つらいというイメージがつきものです。
痛いだけのストレッチは長続きしません。ストレッチは長期間続けることで、より高い効果が得られます。 |
痛い中にも気持ちよさがあると(イタ気持ちよい感じ)、ストレッチをすることが楽しくなります。 無理して痛い所まで伸ばしてガマンするのではなく、ちょっと痛いけど気持ちよい感じを味わうようにするとよいです。 |
(4) |
ストレッチする筋肉の伸ばし方 |
ストレッチをするときに、筋肉を伸ばす方向や角度を少し変えるだけで、伸ばされる筋肉の部位も変わります。
同じポーズに見えても、体をひねる向きを少し変えるだけで、すごく「効いてる〜」という感じになります。
ストレッチのポーズをとったら、その体勢からちょっとだけもぞもぞ動いてみると、もっとも気持ちよく筋肉がストレッチされる体勢が見つかります。
この微調整をやるかやらないかで、ストレッチの効果は全く違うものになります。 |
(5) |
気持ちよさに従うストレッチ |
同じ人でも、上半身と下半身の筋肉の状態は違います。
ほとんどの人は右半身と左半身の状態も違います。
ですから、左右同じようにストレッチする必要はありません。気持ちよい方を好きなだけ(時間、回数)やるとよいです。
右を30秒やったから、左も30秒やらなくちゃということはありません。
体の感覚に従い、ストレッチして気持ちのよい部位を好きなだけ行ないます。
体は、体がなんらかの刺激を受けたときに、それが治癒の方向へ向かうものならば気持ちよさを感じます。
自分の体に対して、必要な部位に必要なストレッチをすることが出来たときに、体がとても喜ぶのがわかります。
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