隙間に消える丘

2001/9/26


 以前書いた丘が住宅地になる話だが、 なんで造成されてしまうのか、わかってきた。


 当時は、あまり売れそうもないが宅地にしたほうがまだ儲けが出るからだろう、 というあいまいな感じで見ていた。
 法的に許可も出て行われているなら、市も経済と自然のバランスで なんらかのルールを決めてるだろうし、仕方ない、という諦めもあった。
 そして2年以上がたったいま、平らな土地へと変わった。


 で、地元の人からこんな話を聞いた。ここにはスーパーができるんだそうだ。
 そりゃ、便利になるな。でも待てよ?工事現場のパネルには「宅地」と書かれている。

 詳しく聞いて見るとこういうことらしい。
 地目の関係とかで、このあたりでスーパーのために丘を削ることはできない。 でも宅地なら許可が出やすい。

 そこで宅地として造成して計画的に事業は頓挫し、 スーパーに売られるのだそうだ。


 そういえば、この近くで似たようなことを他にも聞いた。

 宅地であっても削れない丘があったそうだ。
 が、近くの宅地造成の工事に必要な、工事用の道なら許可がおりたそうだ。
 結果、不必要なコースで不必要に大きな道ができて丘は無くなり、 道の跡地にはマンションが建てられることになった。


 法律上は多分いいんでしょう。
 でも規制されていた意味がらは大きく外れる行為。
 こんな隙間に自然がどんどん消えていく。

 そう思うと、今度できるスーパーには行かないだろうなぁ。
 どうせ歩いて15分以内にすでに3つもスーパーがあるわけだし。