きっかけ

 高校に入学してすぐ、学校のクラブ紹介があった。運動部は活動内容の説明だけだったと思うが、吹奏楽部(正確にいうと、その時点では同好会)は何曲は演奏していた。
 正直に言うと楽器には興味はあったので、やってみたいとは思ったのであるが、小学校、中学校とリコーダーがまるで下手くそだったので、「自分には無理」と思って入部しなかった。

 9月になって、吹奏楽部(その時は部に昇格していた)でトランペットを吹いている友人から、「打楽器唯一の1年生が事情があって退部してしまうから、人を探してるんだけど、見学だけでもいいから来てみない?」と誘われて行ってみた。
 その時の練習方法やどんな曲をやっていたか、なんていうのは全く覚えていないけれど、唯一覚えている事がある。それは、周りを4〜5人に囲まれて(全員自分よりデカかった)、「おい!入部するんだろうな!」と脅迫されたのである・・・・。

 自分の担当楽器は打楽器になった。それは前記の事情もあるが、他に管楽器をやれない事情があった。実は医者から、水泳・マラソンなどのように息を激しく使う運動を止められていたのである。管楽器は当然息を使うので、打楽器になったのである。

 こんな状況で吹奏楽を始めて、こんなに長く楽器を続けるとは一体誰が予想しただろう・・・・。

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