英語の音声、実際にはこんな区切りに
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 英語は単語単位では発音されません。
 Seven o'clock.をどのように読むかご存知ですか?区切り方はSeve / no'clock. です。
そして、 Sev no'clock.と読みます。
 このように単語と単語がくっつく連音のことをリエゾン(リンキング)といいます。
リエゾンにより単語間の区切りがなくるということは、どこか別な所で区切りが生じた
りもするわけです。単語通りを期待し、英語を聴こうとしているリスナーの期待を裏切
る原因の一つはこのためです。
知らなければいつまで経っても英語を理解できません。
 それでは、リエゾンの例を幾つか挙げてみましょう。

    1) Hold on, please.  > Hol don, please. 
    2) I just didn't get it. > I jusdidn . . .
    3) No, not yet.    > No, notye.*  
    4) Go anywhere.   > Goanywhere.*

 1.子音と母音のつながりの例。二つの音がつながりdonになる。、
 2.音の近いもの同士の繋がりの例。ここではjustのtとdidn'tのd はいずれも舌先で
  
出来る音なのでd が優先しt はなくなる。。
 3. Yが子音の後に来てつながりを作る例。データー上、舌先の音との組み合わせが多
   い。*yetのtは末尾なので消える。
 4. 母音同士のつながりの例。隣り合う母音がつながる。母音がつながると二重母音
   のようになるので、*それを避けるためこの例文ではwが入る。( goのo は唇を丸
   くして作るので、一番近い音(半母音)のwが入るのです。)

 それぞれ異なった組み合わせの例を挙げましたが慣れると難しいものではありません。

 このように英語は単語通りに発音しません。映画やネイティブの英語を聞く時に、繋
がる音に注意するよう心がけましょう。英語がより理解出来るようになります。

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Sunny Yoshitomi