2010年3月13日
Vinasat-1、3558 V 2500、VOV TVが、まずまずのレベルで入ってきています。DVB-S2-8PSKでQ:69-73です。<3.0M Technomateチューナー
Intelsat-10、3864 H 19890、HBO-Pakistanにスクランブルが掛かりました。3810 H 3312、CNBC-Pakistanがノンスクです。
3月7日
Thaicom-5、3495 H 4444、TV 5 CambodiaとApsara TVが出てきました。先月から水平波に出たり、垂直波に出たりを繰り返してます。<3.0M<flysat
Apsara TVは、Apsara Media Groupが経営するカンボジア人民党系のテレビ局となっています。<カンボジアらっせ
3月6日
Yamal-201、3886 L 5859、カザフスタンのAstana TVの送信が再開されました。10時開始です。Kazakhstan TVの開始は11時です。<3.0M<flysat
AsiaSat-5、3750 H 13330、Live TVが出てきました。画面にはサウジの電話番号が出てますが局の所在は不明です。
3月4日
3日間、釜山に行ってきました。とは言っても仕事で行ったので、SkyLifeのチャンネルを夜に見ていただけです。
先日の不明の電波というのが気になったので、帰宅して早速、1.8Mを向けてみました。結果は同じで強力なデータ波(?)2つのみ認識されます。簡易スペアナの山は5つ見えてますが、flysat等でリストされているIntelsat-15のは全く見えていません。
Intelsat-15のKuバンド中継機22本中、5本をスカパーJSAT社がJCSAT-85として区分所有しています。同社のページによるとアジア、インド洋、中近東などをカバー。船舶など海洋上の移動体での双方向通信を可能にするとあります。
3月1日
85E-88Eあたりで、不明のキャリアを受信しました。12308 V 2500、12515 V 5000で共にDVB-S2-8PSKです。<75cm H-H
位置はAM2とNSS6の中間なので、85.2EのIntelsat-15か88EのST-1と推定されます。Technomateチューナーの簡易スペアナでは、この他に電波が確認できないため、今日のところはどの衛星かは特定できません。
2月28日
Intelsat-4、原因不明のトラブルで送信不能となった後、2月4日からドリフトし始めて、20日には49.4Eまで移動しています。日に1.37°西に移動していることになりますが、この先はどうなるのでしょうか。<Sat-nd.com
ABS-1、3560 V 28800、タイの16チャンネルは2局のみスクランブルフラグが出ています。今のところまだノンスクです。
AsiaSat-5、3750 H 13330、Al Jazeera Sport ChannelとIqraaが出ています。Iqraaの3660 Vは3750 Hと同一番組ですが、後日停止されるようです。
2月27日
Measat-3a、4120 H 30000、天映経典報道(マレー語)、Golf Channelが先週からノンスクです。<3.0M 08時
Express-AM33、5 Kanal Sibirが (+2h)と(+7h)に変更されました。<flysat
2月21日
ABS-1、12694 V 10750、TV Bakhoristanは11:00にタジク国歌で開始しています。時差は4時間なので現地の07時になります。他の3チャンネルはこの時間は既に開始しています。夕方から昼までは安定受信出来ていて、23時前後には北ビームでは一番強く入っています。<1.5M
ABS-1、3560 V 28800、タイの16チャンネルはTV-Shopを除いた15局が運用を開始しています。香港のGranada TVも開始しています。Granada TVの配給元はロンドンのITV Global Entertainment Limitedです。Granada TV自体はITVのアジア部門といった位置付けで、通常はスクランブルですがABSではおなじみの局です。アジア映画専門のD Asianでは主に韓国映画が見られます。<3.0M
ABS-1 <1.5M 17時 Technomateチューナー
12505 H 2500 Q:60 Al Ghadeer TV
12518 V 22000 Q:58 DTV(+2h)
12548 V 22000 Q:59 Fashion
TV他
12579 H 22000 Q:68 Perviy kanal Asia他
12579 V 22000 Q:57 A-One他
12600 H 5167 Q:67 Scopus-net-tech スクランブル
12610 V 22000 Q:61 Pro Dengi、Russia Today
12640 V 22000 Q:54 HTB、RBK他
12670 V 22000 Q:57 LuxeTV、Telekanal 2x2、TV Club
12694 V 10750 Q:47 Tajik
TV、Safina、Bakhoristan、Jahonnamo。Bakhoristanは11:00に開始
12732 V 22000 Q:59 TNV Tatarstan、Mir TV、InterAz、RZD他。InterAzは16時台に開始
2月20日
中国の旅を更新
今年は雲南を予定しています。ミャンマー、ラオスの国境地帯を見てみようかと思案中です。
ニジェールでクーデタがあったので、Intelsat-10、4064 HでAl Jazeera Englishを見ています。Tele Sahelでの国軍の緊急放送をそのまま流していました。
中東とアフリカのニュースはココが一番です。中継や解説番組はイラクの現状や米軍のアフガン展開についてが多く、バグダッドとカブールからのレポートに多くの時間が割かれています。湾岸の安定を考える上でもこれらの報道が重要なのは言うまでもありません。次に多いのが中東とアフリカのニュースで、欧米のニュースでもなかなか見れない途上国の重大事件を一早く報道しています。
Intelsat-10、3864 H 19890、HBOや、ABS-1、3560 V 28800、D Movieといった英語の映画専門局は現在もまだノンスクです。<3.0M
Yamal-201、3886 L 5859、Kazakhstan TVが10:55にカザフ国歌で開始します。<3.0M
2月16日
JCSAT-3、3960 V 30000、台視國際台TTV Worldが追加されています。台湾電視公司(台視)の海外向けです。
Vinasat-1、3558 V 2500、VOV TVが断続的に復調できるレベルで入ってきています。DVB-S2-8PSKになっていますが、状態は以前からと変わらず周期のある信号で、信号のベスト状態=Q:69-70で復調可能になります。テロップによると放送時間は06:00-23:15となっています。時差は-2時間なのでJST
08:00-01:15になります。<3.0M Technomateチューナー
同局のラジオ放送は先ほどモニターした感じでは次の通りです。
VOV1 APID0511 left channel
VOV2 APID0511 right channel - cultural and artistic programs
VOV3 APID0512 - news & music
VOV5 APID0513 left channel - Foreign language service
VOV6 APID0513 right channel - External service
VOV4 APID0514 - Minority language service
VOV TV、終了後のテロップをMPG4でアップしました。
2月14日
1.5Mオフセットの仰角用モーターが、停止して動かなくなってしまいました。動作時間が長すぎたのが原因のような感じです。
まずは、電源装置の製作をしていただいた方から装置のチェックする部分を伺ってから、「モーターが停止して動かない」をキーワードにしてネット検索してみるといろいろヒントが出てきました。
モーター本体のトラブルか断線ということであれば、直流100Vの回路にテスターで割り込んで調べる必要があるので電気屋さんに再び登場して頂く事になります。まずコントローラのヒューズ、次にモーターの直近で配線に電気がくるかどうか確認です。電気が来ていればモーターが焼けて内部で断線しているのかも知れませんし、遊星歯車モーターなのでギアの寿命なのかもしれません。もしそうなら、新品注文なんてことになりますがw
もう少し暖かくなるまでメンテは出来そうも無いので、マニュアルでABS1を導入してしばらく固定することにしました。本機は設置早々なのですが、元々年式の古い中古ですし、電気関係は知識が全く無いので、こういったトラブルはハード面の知識が増えて面白いことと言えます。幸い、衛星位置は概ね把握しCCDカメラやTechnomateチューナー内蔵の簡易スペアナも有るので方位モーターだけでも凌げる気もします。
次にPCのトラブルです。先日到着した新参者のWindows7にQQを導入し、大陸とTV電話をして再起動したところ、デスクトップが何も表示されないようになりました。メニューも何も無い真っ黒の画面で、何やらDOSを髣髴させるGUIになってしまいました。時間をかけて調べてみると、エクスプローラに深刻なエラーが出て起動時にシェルごと落ちてしまうようです。まあ、新しいOSにQQなんぞ入れるものでは有りません。LANから切り離して、数日前のポイントまで復元させて回復しました。95や98の頃だと再セットアップで丸一日潰れたことでしょう。復元機能に感謝しつつ再びTVROの方へ。
Chinasat-6B、CCTV高清は春節聯歓晩会のあとはオリンピック中継に戻っています。<1.2M
ABS-Kuの北ビームは、ここしばらく特に変化無しです。Dushanbeが弱めですが何とか見えてます。<1.5M
モスクワMirのTP、12732 Vには、InterAzというアゼリ語の番組が出ています。モスクワの放送局ですが、バクーにオフィスもありアゼルバイジャンの歴史、文化、古典音楽を放送しています。アゼルバイジャン作家組合のメンバーが2002年に創設し、07年に資金問題で一旦閉鎖しましたが、その後また再開され、現在も続けられています。放送時間は昼から明け方までで、終了後の画面には局名テロップが長時間表示されています。本国での放送免許がないことと、ロシアから衛星を通して送信していることから、有名な言論統制への反発もあるのではないかと推察されます。
Sinosat-3、朝からは延辺の特番を見ています。<1.8M
2月13日
今日から春節(旧正月)に伴う大型連休が始まります。中国・台湾・韓国・ベトナムあたりは一斉に連休に突入します。今年は中国からの海外旅行者が19日までの間で過去最大規模の延べ1200万人に達するとか。中国国内でも春節前後の旅客総数が延べ約25億4100万人と史上最高となる見込み。<NIKKEI NET
Sinosat-3やChinasat-6Bからの各省TVも、ローカル番組で春節の準備に忙しい市民の姿を写しています。
コレア5はSBSが1月末から深夜のみ弱くなり、75cmで受信不可となっています。MBCはまだ良好です。<75cm H-H
Measat-3a、4000 H 30000、LI TVが久々良好に入っています。このTPは当地ではなかなか復調できません。他のチャンネルはスクランブルがかかっているようです。<3.0M 03時
Intelsat-10、3864 H 19890、ARYやHBOが全部ノンスクです。<3.0M
Intelsat-4のトラブル後、Apstar-2RにPerviy kanal Asiaが出て来ましたが、今度はInsat-2E、4042 V 7420にも出てきました。<flysat
21時から恒例のCCTV春節聯歓晩会を見てます。横のモニターで裏番組のチェックです。いくつかの局は別番組で頑張ってます。特に、青海総合や西蔵2のチベット語や内蒙古2のモンゴル語でのローカル音楽番組あたりも必見です。とは言っても、実際はとても全部を見きれるわけでもないので青海総合を録画しながら新疆を見ています。新疆1.2.3でも各民族対抗の歌合戦みたいなのを放送しています。1と2.3を数分ずらして流しています。
春節聯歓晩会は何回か再放送されるので、時間が取れるのであれば少数民族番組をこの時間にどれか見ておくといいような気がします。雲南は意外なことにジャッキーチェンの古い映画を流していましたw
2月12日
お知らせ。。。。。メイン・ページのアドレスはこちらです。旧メインからも閲覧できるのですが、今日は更新されていないようです。って、今頃書いてもわからない方が多いはずw
ABS-1、3560 V 28800、タイのTVが16チャンネル出てきました。まだ、テスト運用のようで、そのうち8チャンネル前後が送出されています。<3.0M<flysat
Cable Thai Holding Pic.のロゴであるCTHが各チャンネルに表示されていることから、じきにスクランブルに移行するものと思われます。今のところ、D MovieやM Channel、Outdoor Channel、You2Play、U Campusといった番組が楽しめます。
ABS-1、3449 V 2960、登録名 Test1のカラーバーが出ています。
Intelsat-4に出ていたKinshasaが、Intelsat-10のKuに出てきています。Cバンドに出てくれれば日本でも見れるようになるのですが。。。。
Yamal-201、3886 L 5859、Astana TVが消滅しています。
Yamal-201、3903 L 8888、TV UG DON (Telekanal Yuzhnyj Region Don)を見てみました。Rostov TVがいつの間にか同局に変わっていたのですが、同じロケーションでロストフ・ナ・ドヌ (Rostov na Donu)からの放送です。東ヨーロッパ平原の南東部にあり、東西に流れるドン川右岸の街、アゾフ海の付け根に位置する要衝からで、画面に表示されている気温も冬のロシアとしてはかなり温暖なマイナス4.8℃になっていて納得できます。
Telstar-18、3571 V 13200は1月の初めに時々入っていましたが、その後全く受信出来ていないため送信されていないように思えます。
Telstar-18、3599 V 30000、大愛が出ているTPですが、今宵は民視、東森新聞がノンスクです。3660 Vの民視など4チャンネルもノンスクのまま良好に受信できます。<asiatvro
Apstar-6、4148 H 5786、青海が消滅しています。
2月11日
AsiaSat-5、3794 H 4640、Fashion TV-HDがノンスクです。
2月8日
Palapa-D、4055 VのANTVがTelkom-1に移動しました。垂直波のスピルオーバーが絞られた時点でほとんど4-5Mの世界になっていたのですが、これで同局は、完全に受信不可となりました。<lyngsat
Palapa-Dの水平波で多くの局が受信できるようになったこと、及びTelstar-18でもFTAで3局見れるようになったことから、インドネシアのかつての常連局であったIndosiarやANTVも徐々に忘れられていきます。また、Palapa-Dでは報道番組に強いTV Oneが連日入るようになっているので、ANTVの代わりに見ています。<3.0M
2月7日
2日の強風で、ずれた1.4Mアンテナを風の無い晴れ間に直しました。台座が乗った板ごと回転してしまうことから、錘を増やすのではなく横滑りの防止をしました。
次に、1.5Mオフセットの微調整を再度行いました。ABSは1.5Mでは強すぎるので、Yamal-201の方で微調整です。真面目に合わせると、OTB、Yamalだけでなく、11093 Vの4チャンネルが長時間入るようになります。11057 Vの5チャンネルも入っていますが、やや弱くて復調出来ないときがあります。合計で11チャンネルが受信できるようになりました。11671 Vは以前、1.8Mで受信できたことがありますが入感せず。
2月5日
西の風12M、時々強い突風で明日まで雪の予報です。
lyngsatの更新が再開しています。
ユーロの続落で、欧州からのネットでの買い物を再び検討できるくらいになってきています。
今朝はABS-Kuの北ビームが良好で、09時現在、75cm H-Hで12640 Vが綺麗に入っています。1.5Mアンテナの起動に躊躇するくらい突風が激しいのでしばらく75cmで見ることにします。10時を過ぎても安定しているので一日見えているかもしれません。
北ビームの信号レベルのピークはだいたい冬は12時、春は08時、秋が23時にあります。原因は先日の仮説通りで、電子密度が小さくなる時間帯に、電波の入射角位置で吸収されなかった分が普段より多めに地上に届いていると思われます。12640 Vは年末に少し変化があり、Gameplay(Perviy Igrovoy)やRadugainfo(infocardというより番組案内)が追加されています。Moya Planeta(火山の惑星)もノンスクのままです。<75cm H-H
NSS11、12367 V 22000のテストチャンネル4つのうち1つだけですが、創世電視が出ていました。2月1日に開始した宗教局のようです。<75cm H-H
2月3日
小雪が舞っていますが、C、Ku共にまあまあの状態で入ってます。
lyngsatの更新が1/26までで停止しています。
Thaicom-5、3600 H 26667、Radio Muqdishoが23時まで出ています。ソマリア暫定政府の運営するRadio Mogadishuです。かつては、ソマリ音楽が好きで短波でよく同局を聴いていました。早口のアラビア語にも聴こえるソマリ語は実際にアラビア語からの外来語も多く、そういう意味ではまだわかりやすい言語ではないかと言えます。あの早口に馴れると、お分かりいただけるのではないかと思います。
91年以降、無政府状態が継続。93年のブラックホークダウン、94年の米軍撤退と当時は大変強烈な印象を持った記憶が残っています。市街戦はそのころからです。05年、周辺諸国の仲介で暫定連邦政府が成立したが、反政府勢力が激しく抵抗。エチオピア軍やAUソマリア・ミッション(AMISOM)の展開等、国際社会の関与で暫定政府の存続が確保されているが、情勢は依然不安定で我が国は暫定政府を承認していません。<外務省 危険情報
首都モガジシオを抑えていたはずの暫定政府も連日の市街戦で現実はもうボロボロとも囁かれています。ほんの数ブロック先は反政府軍が対峙しているなか、近日中に応援のジブチ軍450名が投入されるとの報道もあり情勢は混迷を極めています。<空野雑報
2月2日
今日も西の風13M、最大瞬間風速は26Mとかなりの強風で、北陸本線の列車ダイヤも乱れていました。帰宅後、見てみると屋上の1.4Mアンテナが再びずれたようです。どうやら防水シートの上に設置したのが災いしているようで錘を多少増やしても台座が回転してしまうようです。しばらくは冬型の気圧配置ですが、今度、天気が良くなったらゴムマットでも敷いてみることにします。1.5Mオフセットの方は格納したままにしておいたので出先でも安心できますw
ABS-1、12579 H 22000、TV Centr Internationalが消滅<75cm H-H
Apstar-2R、3840 H 27500、Perviy kanal Asiaが追加されています。<I Perera氏のフォーラム
Thaicom-5、3600 H 26667、Click Asiaが開始。タイ語です。
Intelsat-4、インテルサット社の発表によると、同衛星からの送信が現在停止しています。停止の原因は調査中でまだ判明していません。衛星の寿命は2010年後半と予想されていました。本来搭載されていた姿勢制御プロセッサーの故障から、予備に搭載されていた機器でこれまで運用されていました。
MultiChoice Africaが、36EのEutelsat W7での放送を開始したことにより、年内にもIntelsat-10でのCバンド送信を全て終了するかもしれないとの情報が出ています。これは、MultiChoice Africaがアジアで見れる可能性がなくなることを意味します。<asiatvro
2月1日
アンテナの配置を更新
昨日、一段落したところですが、次は1.8Mで受けている10750のLNBを1.5Mオフセットのサイドに移設して、Ku-DXを楽しんでみようかと思います。また、1.8MはSinosat-3とVinasat-1辺りで2連LNBにしてみようかと考えています。
明日の予報は北東の風10Mです。早速、1.5Mを格納しておきます。10Mで揺れるはずもないのですが、強風予想時には伏せておくのが安心です。
1月31日
昨日は、1.5Mオフセット増設工事を行いました。4階屋上の設置予定場所は予め計測してマーキングしておいたので、重機の到着を待って昼過ぎから作業開始です。曇り空で南西の風6M、様子を見ながら何とか作業できる風です。
写真は本体とアンテナを5階位置の高さに上げて移動中のところ。
荷揚げのあと、アンカーを埋め込んだ車止めのブロック4個を本体の下に設置し固定しました。
さて、それからちょっと予想外の出来事が。。。。本体から出ているケーブルがやたらたくさんあって、どれがモーターの線なのかわかりません。本体のカバーを取り外して配線の確認です。だいたい予想できるところまでいったところで今度はテスターを使って電源装置との接続です。モーターのケーブルと電源装置の上下左右のスイッチが完全に一致して、1日目の作業は終了です。
結局、事前にケーブルを確認してなかったのが災いして、電気工事会社の方が3名で2時間ほど余分に屋外で作業することとなりました。
仰角と方位モーターを動作させるための電源装置は、直流100Vのモーター2個を1台で制御できるようにした正転・逆転のスイッチリレー付きの特注品です。電源装置はAC100V入力でDC100V出力、モーターメーカー2社で確認できた仕様に合わせて仰角EL 100V直流 DC 1.0A、方位角AZ 100V直流 DC 0.5Aで製作して頂きました。今回、ちょっと無理なお願いをして2台分の部品を、1台の筐体に全部押し込んで頂きました。<鉄道部品のサポートショップさん
明け方の屋上風景。左から75cm H-H(コレア5)、1.2M(Chinasat-6B)、1.4M(AsiaSat-5)、1.8M網(Agila-2)、1.5Mオフセット(ABS)
Telstar-18、3660 V 30000、民視 「GO GO JAPAN」、今日の特集は地元、石川県の白山でした。スキー場や温泉が紹介されています。3811 V 15000、HBO-HDなどにスクランブルがかかりました。<3.0M<06-07時
さて2日目の今日は、1.5MオフセットのLNB乗せ換えとレベル出しです。まずは現品にがっちり組み込まれている送受信装備をバッサリと切り離します。
LNBは、Yamal-201やAM2を見るためユニバーサルにします。レベル出しは簡易で取り付けたLNBでABSに合わせておき、最後は他と比較して一番イイ感じの Invacom 0.3dBを取り付けました。コンパクトなCOSHIPチューナー CDVB2830Cと7インチモニターを持って屋上で微調整です。気になっていた仰角ですがアームを一番下ろした状態で0°だったので、本体までも傾ける必要はありませんでした。
2枚ともABS受信中。右下にCCDカメラが写っています。
室内でのアンテナの位置確認はCCDカメラを取り付けて方位原点に復帰できるようにしました。ABSの方位を原点にして、あとはチューナーのレベルメータやスペアナ機能で電波を見ながら合わせます。完全なアナログ作業ですw。
ABSとAM2
Yamal-201とコレア5。但し、コレア5は偏波角が違うので向けただけです。
結果は、ABS-1が全て良好。Yamal-201の方は、夕方の受信では常連の2局(OTB、Yamal )と、11093 Vが入っています。11057 Vは弱くて復調不可でした。夜になってAM2の2波も強力に入感していました。ほぼ予想通りで、1.8Mで受けている10750のLNBよりも高いレベルで入ります。Yamal から東は偏波角が変わるので、東の衛星はまたの機会に確認です。
気になるモーター音も確認したところ、業務用の為か非常に静かで深夜も安心して動かせそうです。今回、設置に至るまで多くの方にご協力、アドバイス頂きました。ハマデン、ワード、ハマーズ、モーター及び衛星機器メーカーの各社の皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。
これで一仕事完了です。
1月30日
厚い雲で、C、Ku共に少しレベルダウンしています。
コレア5、MBCは良好。SBSが受信不可。朝の開始した頃から復調可となりました。<75cm H-H 03時
Palapa-D、Bali TVは朝の開始まで停波していました。
Telstar-18、3462 V 20000、TVRI Nasional、SMSTVなど全て消滅。
Telstar-18、3811 V 15000、HBO-HD、HBO、WBTVともう一つ関東語の番組が開始しました。DVB-S2-8PSKでノンスクです。<3.0M<asiatvro
Insat-4A、3949 H 3225、DY365は深夜から昼まで復調可能。
83Eの夜の時間帯を調べてみると、22時から10時。DY365の入感時間帯が01:30〜11:30であることから、83Eの夜に形成される電離層が影響してスピルオーバーを受信していることが予想されます。ただ、高い周波数の電波は、電離層を通り抜けてしまうことを利用して衛星放送が成り立っているので、電離層が衛星波伝播にプラスに働くことは明らかに矛盾してきます。そこで、夜間の電離層について少し調べてみました。
夜間は太陽からの宇宙線が届かないため、電子密度は小さくなる。衛星波は電離層を通り抜けてしまうので反射はない。電波は電離層に入射すると、電離層により吸収、屈折、反射される。それぞれの割合は、電離層の電子密度、電波の周波数、電波の入射角に依存する。電波の入射角が全反射の条件を満たすと入射したエネルギーが吸収も屈折もされることなく、すべて反射されることがある。<wiki その他
これらのことから反射は無いが吸収はあるということがわかります。元々、スピルオーバーした弱い衛星波は電離層でほとんど吸収されているが、電子密度が小さくなる夜間の時間帯のみ、電波の入射角位置で吸収されなかった分が地上に届いているという仮説が立てられます。これで納得ですw
1月28日
Yamal-201、3886 L 5859、Hit TVのSRが変更されました。また、同TPで、カザフスタンのAstana TV、Kazakhstan TVが追加されました。<3.0M<flysat
Astana TVは昨年、建都10周年を迎えたカザフスタンの首都アスタナのローカル局です。そもそもアスタナはカザフ語で首都を意味するそうですが、日本人建築家、黒川紀章氏がこの首都のグランドデザインを担当していたことでも有名です。
エネルギー輸出国である同国からの番組は、同じ中央アジアのトルクメニスタンやタジキスタンと比べると、ロシアっぽい精練された印象を受けます。日本からの直行便は無く、ソウル、タシケント、北京、ウルムチからアルマティといった空路、あるいは新疆から陸路での入国となります。
お隣の中国新疆とは陸路、空路、鉄路で接続されています。ウルムチとアルマティ間の国際列車、飛行機、ウルムチとカラガンダ間の国際旅客バス路線といった移動手段があり、旅のスタイルに合わせて選ぶことが出来ます。
1月25日
Apstar-2R、3840 H 27500、Canal e Jadid NCTVが開始。ペルシャ語、トルコ語、アラビア語、クルド語による放送となっていますが、局名がペルシャ語であることからもメインターゲットはイランと欧州のイラン人のようです。連絡先は、この手の局の常で(いつものw)ロンドンになっています。<3.0M<lyngsat、asiatvro
2年に1度のAfrican Cup of Nations、アフリカ・カップがアンゴラのルアンダで、31日まで開催されています。ダイジェストはAl Jazeera EnglishやSudan TV等で連日放送されています。ナイジェリアのAITの送信が中止されているため長時間試合を楽しめるカードは、どのチャンネルもなかなか無いようです。
1月24日
コレア5、12621 Vが朝までノンスクでした。<asiatvro
ABS-1、3679 V 30000、TV Centr Internationalが出ていません。Kuの12579 Hの方は通常通り出ています。<3.0M
同じTP、3679 VのWorld Fashion Channelは良好です。ココと Intelsat-10、3716 VのFashion TV via MultiChoice Africa、そしてThaicom-5のFTV Indiaは割りと近い位置なのでアクチュエーターでの衛星間の移動時間を気にせずに見ることが出来ます。
AsiaSat-5のFTV-HDは先日からスクランブルが掛かってしまい見れなくなりました。HDについてはFTVのホームページにおいて、Eurobird 9やGalaxy 19と共にencrypedという表示がされています。
Intelsat-10のAl Jazeera Englishを見ていると、ちょうどウサマ・ビンラディンの新たな声明を放送していました。これが新たな火種となることは言うまでもありません。番組はドーハとダマスカスの2間中継でコメントを加えながら進んでいました。
Insat-3A、4132 V、22時よりカブールのRTAを見てみました。この時間はVOAのアフガン・サービスを中継しています。この番組はAsiaSat-3SのVOA、TV409とTV535がパラレルです。AsiaSat-3SのVOAはこの他、アジア向けとペルシャ語・サービスの3系統の番組が送出されています。4136 VはNangarharの通常のローカル番組が出ています。カブールの方は米軍駐留の中心のためVOAを優先して放送しているものと思われます。海外報道を見ていると「危険な場所は米軍兵士のいるところ」と言われるくらい、状況は悪化したままのようです。23:30からは先週のテロに関しての市民インタビュー、音楽などカブールのローカル番組になりました。
1月23日
Palapa-D、3873 V 2000、Telesindo Media TVが深夜に入感していました。GLOBALチューナー以外では認識さえ出来ない微弱な電波です。<3.0M 01時
Palapa-Dの垂直波も3.0MのDX受信を味わうことが出来ます。全く入らない日の方が多いのですが、イイ時には、4184 Vや4055 Vが復調可能なレベルになることもあります。
Insat-4A、3949 H 3225、DY365は深夜から昼まで復調可能。確認してみたところ、01:30〜11:30と長時間入っています。<3.0M
AsiaSat-5、4000 H 28125、RAI Italia Asiaのエントリーが消えました。
コレア5のMBCで、「ショー!音楽中心」(16:10〜17:10)を見ました。ミュージックキャンプが終了したため、急遽製作された番組でそのまま継続されています。同局を代表するK−POP音楽番組です。昨年の10月くらいからMBC、SBS共に開始から終了まで終日安定受信できていて重宝してます。17時で、GLOBALでMBCがQ:83、SBSがQ:60-73で入っています。<75cm H-H
その他のK−POP音楽番組は、SBS 「SBS人気歌謡」(日曜16:10〜)、KBS2 「ミュージンクバンク」(金曜18:30〜)が有名です。但し、時間を選ばずに楽しめるという点ではAgila-2に出ているカンボジアのMy TVがオススメです。K−POP専門ではありませんが、K−POPを流している確率が高く楽しめるので、この局のために1.8M網をAgila-2に向けて固定させています。
1月22日
Insat-4A、3949 H 3225、DY365の弱い電波が届いています。<3.0M 23時
Insat-4Aの受信は3.0Mでも非常に不安定で、復調できる時間帯もだいたい3時から6時の間に限られます。3.0Mアンテナでの代表的なDX受信と言えます。夏場の常連である3725 H 26666辺りが入感している日は他のTPも期待できます。3949 Hは単独で入感してくることが多いのですが、調子のいいときには、Insat-2E並みのガツンと強めの電波が届きます。
1月19日
13日の嵐の際に珍しく1.4M固定アンテナが動いたので、AsiaSat-5に向けて調整し錘を増設しました。
AsiaSat-5、3751 H 13330、Quran TVとSunnah TVが出てきたTPには、テスト・チャンネルも8つ出ています。Test8に静止画像、他はカラーバーが出ています。何か巡礼者向けのサービスに使われるのかもしれません。<1.4M
AsiaSat-3、新知台の送信が終了しています。昼には既に放送終了の案内が出ていました。<asiatvro
1月17日
AsiaSat-5、3751 H 13330、メッカのQuran TVとマディナのSunnah TVが開始しました。サウジアラビアの巡礼省に関連情報が出ていました。
Telstar-18、3571 V 13200、ギリギリのレベルですが入っています。3599 V、3660 Vは良好です。<3.0M
TechnomateチューナーTM-6800HDのソフトウェアをアップデートしました。アップデートの進行状況が画面に表示されるようになった点を除くと、今回の変更点は不明です。
1月16日
AsiaSat-5、3880 H 27500、RAI Italia AsiaとYes Italiaが開始しました。
Telstar-18、3460 V 20000、QTVが消滅、SMSTVはインドネシア版のMTVといった感じです。3660 V 30000、民視がノンスク。<3.0M
1月14日
石川県平野部での積雪が20cmを超えました。山間部も100cmを超え、センサーのレポートによると国道157号谷峠(白山市白峰)337cmとなっています。筆者と同じ市内なのですがw
南極観測船しらせが昭和基地に無事接岸していますが、昭和基地には昨年、視程100メートル未満、風速25メートル以上の状態が6時間以上続く「A級ブリザード」を13回記録とあります。南極の低気圧です。場所によって200cm以上の積雪で、大雪という記事を見かけました。温暖化ではむしろ南極の雪は増えていくようです。蒸発した海水が雲となり、常に氷点下の南極大陸内陸部に大雪を降らせるという図式です。つまり、降雪が多いのは暖かいからで、寒冷な時期は相対的に積雪量は少ないということになります。
1月13日
今朝の最大瞬間風速も28Mでした。JRも終日ダイヤが乱れて夜からは本格的な雪となりました。石川県全域と新潟の十日町、上越東頸城地域、滋賀県湖北地域には珍しく大雪警報が発令されました。その積雪量からしばらく、海外衛星は受信不可になると思われます。
38豪雪の記録をちょっと見てみました。いわゆる大里雪です。
北半球を取り巻く上空の偏西風の蛇行が異常に大きくなり、アメリカ・ヨーロッパ・東アジアの3方面で極の寒気が大きく南下、ヨーロッパでは猛烈な寒波が襲来とあります。冬型の気圧配置が強まり、北海道・東北は突風、猛吹雪。その後、気圧配置は冬型ながら気圧傾度はむしろ緩んで、いわゆる山雪型から里雪型になったようです。豪雪の最深記録は敦賀154cm、福井213cm、金沢181cm、富山186cm、長岡318cm等で日本海側は大雪、北陸・上信越の国有鉄道は連日不通で全面運休。東京の最低気温は−5.3度を記録し湿度は9%まで下がった。このため都内ではガス漏れやそれに伴う火災が生じ、水道管の破裂が続出したとあります。
この冬も、11月中頃から中国北部、12月中頃から北米欧州、年末には西シベリア、新疆、1月には中国北部、韓国の大雪と寒波の異常事態が続いています。その流れから見ると日本海側の大雪も当然予測され、準備していく必要があります。
1月12日
帰宅したころからやや強い風が吹き始めました。8Mくらいの風です。早速、予報を見てみると早朝に西の風15Mと書かれています。だんだん風がうるさくなって来ています。この冬2回目の大嵐です。
Chinasat-6B、毎日楽しんでみていたCCTV1-HDにも、ついにスクランブルが掛かりました。<1.2M <asiatvro
1月11日
多少、暖かいようだったので、屋上のアンテナのメンテをしました。でも、やはり寒くて30分くらいが限度ですw
Agila-2、Bayon TVのQレベルが著しく悪化しています。CTNは1.8M網で強く入っています。<3.0M
Apstar-6、4148 H 5786、青海(中国語)が出てきました。登録名はHNTVで、画面上にロゴが出ていません。Chinasat-6Bの方より、30秒ほど早い送信です。どちらも良好に入っています。青海は、Chinasat-6Bでは内蒙古と同じくらいの弱いTPですが、微調整すれば1.2Mで全て受信可能です。<1.8M <asiatvro
1月10日
Telstar-18、3460 V 20000で、TVRI Nasional、QTV、SMSTV、ATV Promo、Family Channelの5チャンネルが出てきました。インドネシア語で3局、英語で2局、ATV PromoはHBOのプロモです。<3.0M <asiatvro
3連休で雪も降らないので何か出来そうですが、外は寒いのでPCのメンテとLANの組み換えをしました。きっかけは家庭内LANのIPアドレスがぶつかってしまい機能しなくなったためです。新参のWindows7が原因(?)で、固定でIPを振ってたサーバーのIPが書き換えされ他のPCとぶつかったためとわかりました。全て動的なIPにしておけば問題なかったのですが。。。。。で、結局、ケーブルの取り回しと大掃除も兼ねて丸一日かかってしまいました。BGMはAsiaSat-5のアラブサット・ブーケットです。短波時代から聴いているオムダーマンとアデン、ダマスカスを順に聴きます。BGMとしてはスーダンポップスがふんだんに流されるFM 100(ミア)がオススメです。衛星側の登録が間違っているため、lyngsatのチャンネルリストも正確ではなく、FM ミアはAPID2312で聴かれます。
暖かくなったら、屋上のアンテナのメンテです。新しいアンテナの設置もひかえていますが、Cバンド用の固定アンテナを3台とKu用のH-Hも置いてあるので時々チェックします。手持ちの予備の機材にDiSEqC1.2 H-Hマウントや24インチ・アクチュエータもあるので、それを利用して皿回しをしたいという考えもあります。
1月9日
Palapa-D、4055 V 6510、ANTVが復調不可のレベルですが、昼に入感していました。GLOBALチューナーでQ:40で音声のみ確認。これ以外のチューナーではCoshipも信号をロック出来ていました。FEC読み取り能力の高いTechnomateチューナーは、感度ではGLOBALに負けていて反応なしです。
Palapa-D、3745 H 3125、SCTV Jawa Timurは14時過ぎでQ:66、PIDが変更されています。Bali TVはQ:99、TV OneはQ:49ですっかり安定してしまいました。<3.0M
AsiaSatの発表によると、AsiaSat-5で3880 H 27500、RAI Italia Asiaが1月15日より開始します。4000 Hの方から移動するのかは不明です。<AsiaSat
Cバンドパトロール
Express-A2、3675 Rは健在。Yamal-201は3552 R、トルコのTRTのみ入感せず。<3.0M 誘電体板
AsiaSat-3S、4125 H 2444、AsiaSat-5から引っ越したShamshad TVは良好です。AsiaSat-5、3960 H 27500、Al Malakoot Satが消滅。
1月8日
Agila-2でカンボジアのMy TVを見ています。韓国K-Pops中心の音楽専門TVです。もちろん、カンボジアや欧米のPopsも楽しめます。
Measat-3a、4000 H 30000、Voom HDが消えて、カラーバーが出ています。週末は、このTPのLI TV、Chinasat-6BのCCTV1-HDやAsiaSat-5のFTV-HDといったHDTVがオススメです。HDはその他、Intelsat-10のNHK World、Koreasat-3のKBS1もあります。
コレア3のレベルがいやに低いと思って外に出てみると雪でしたw
1月6日
5日明け方の最大瞬間風速は28Mでした。まあ、その辺りは台風と同じでどうしようもありません。しばらく来ないことを祈ります。
今日は富山が吹雪、石川が晴れ時々雨と変な天気でした。
1月5日
強風の中、自慢の越冬アンテナが、ガムラン音楽を奏でてくれたおかげで明け方まで眠れない夜を過ごしました。仕事から帰って、恐る恐る確認してみたら、これだけの強風の中でローテーターの1.8M以外、目立った方位ずれも無く無事でした。
先日の13Mの風で金属音がなかったので安心していたところ、15Mの風に持ちこたえたものの騒音が酷く、今後の課題を残しました。
強風の中での金属音をなくすには、
1. ボタン一つでアンテナが格納できるシステムを作り、更に要塞化させる。
2. もっとガチガチに固定してしまう。あるいはレドームを導入する。
3. 止めて下ろしてしまう。
けど、年に2-3回の大嵐のために。。。。というわけで、眠れない夜のことは家族に謝って解決します。
1月4日
朝から晴れで気温も上がってきたので、1.2Mアンテナの微調整をしました。Chinasat-6B、内蒙古のベスト位置にセットして終了です。
先日、ロシア局の呼称変更がありました。詳細は次の通りです。<flysat
Vesti = Rossiya 24
Kultura Telekanal = Rossiya K
Telekanal Rossiya = Rossiya 1
Telekanal Sport = Rossiya 2
このあと深夜には西南西の風15Mの予報です。いよいよ本格的になってくるようです。今年はかつてない広い範囲で豪雪になっているようで、CCTVやMBCのニュースでは中国、韓国の大雪の様子が流されています。22時現在、外からはジェット機のエンジン音に似た風の音が聞こえています。
1月3日
本日は雪でC、Ku共に受信不可です。毎年恒例の地元消防団の出初に出て、寒い思いをしてきました。まあ、雨より雪の方が濡れなくていいですが。これから春まで風と雪との攻防戦です。朝方に見えていたコレア3のMBCも時間が経つにつれ見えなくなりました。
室内アンテナも導入してみようか。。。。と、ふと考えたりします。
新年早々ですが、SatcoDXのサーバーが閉鎖されたようです。DishPointer.comにリダイレクトされるようになってます。
2010年度のアジア地域の衛星打ち上げ計画がapsattvやlyngsatで紹介されています。期待されるのは、116.0°EのKoreasat-6、 125.0°EのSinosat-6辺りでしょうか。その他、MD2も掲載されていますが、RSCCのページを見てみると145.0°EのExpress-MD2は既に後退りして2011年になっています。エネルギー大手ガスプロム(Gazprom)グループ傘下のGascomも、Yamal-201と併用される予定であるYamal 301を2011年まで延期させています。
また、先の話になりますが2012年には次世代の超大型衛星、ABS-2が予定されています。同衛星には400チャンネルの配信を目標として、Kuバンド52本、Cバンド20本、Kaバンド6本、合計78本の中継器が搭載される模様です。気になるKuバンドビームは5本で、アジア、中近東、ロシアに送信されることになっています。近年の傾向として、ビームがあまり細分化されると、漏れて来なくなる可能性もあります。
2010年1月1日
明けましておめでとうございます。
元旦から西の風13Mです。湿雪がアンテナの仰角を押し下げてほぼ全滅状態です。
そんな積雪でもオフセットアンテナの方は、コレア3のMBCとSBSが75cm
H-Hで、AM3のMuz TVが60cm固定で見えています。
昨年は、動乱前の新疆で羊肉を食らい、念願の敦煌めぐり、そして常夏のプーケットで短いバカンスと予想外に楽しむことができました。中国と韓国は毎年行くのですが、年毎に変わり行く街並みを見ていると日本がなんとなく取り残されている気がしてきます。
趣味の方では、11月に衛星中継車に搭載されていた1.5Mオフセットアンテナをオークションで衝動買いしてしまいました。レアな出品だったためか、1回の入札であっけなく落札してしまい、丸2ヶ月間、あれこれと思索しております。どうやってモーターを駆動させるのか、制御はどうするのか、位置を読み取るにはどうすればいいのか。これまで、市販されている品に手を加える程度のメンテに馴れきっていたところに未知の問題を抱えてしまいました。
今日は位置確認用のCCDカメラをオークションで調達。赤外線照射も10M可能なので終日使えます。中古なので、屋外で安心して酷使出来ます。手持ちのWEBカメラにUSBリピーターケーブルでも最大20M延長可能ですが、深夜の運用も考え暗視カメラを採用しました。
Express-MD1、3875 R 32000、Muz TV (+7h)が出てきました。AM3とパラレルです。<flysat
午後からは気温も上がり雪が解けてきました。7 TVではラテンダンスコンサートを放送しています。MD1は大御所Yamal-201には及びませんが、チャンネル数の割りにTV3や7 TVなど楽しめるチャンネルがいくつかあり重宝します。音楽チャンネルもMuz TVが復活したことで、4つになり遜色の無い構成になりました。
2009年12月31日
今朝は西南西の風11M、雪が降っています。昨日、1.8Mの固定を補強しているので、突風で大きく揺られても金属音は全くなしです。3.0Mのマウントにはコンクリート角材の錘を追加して鎖で繋いでいます。
結果を書き忘れていましたが、ProtoStar-2の公開オークションは結局、SES(NSS)が1億8500万ドル(171億円相当)で落札しています。<Spacenews.com
12月30日
Chinasat-6B、4100 V 27500、CCTV1-HDがノンスクです。<asiatvro
AsiaSat-4、天浪衛視のTPを引き継いだEcho Star Corporationが来年3月から放送を開始するようです。以前出ていた4つのTPは11727 R、11804 R、11881 R、11958 Rです。<asiatvro
Telstar-18、3660 V 30000、亜洲旅遊台 Asia Travelで08:40に中国鉄道の旅という番組をしていました。今日は北京の円明園の特集です。
Palapa-DのTV Oneはこれまでになく良好です。垂直波の方は、昨日、4184Vの微弱な電波が届いていました。<3.0M
今日は午前のみ晴れでしたが、年末年始が大荒れの予報のため1.8M用の短管やぐらを強化しました。17日からの嵐で不気味な金属音をたてていたため各部をチェックしてみたところ、ガタがある部分があったため補強しました。
次に1.5Mオフセット増設の準備です。久しぶりに屋上に上がり、設置予定場所にあるChinasat-6B用の1.2Mを移設。昼過ぎから風がかなり強くなりレベル出しもせずに終了しました。おかげで、内蒙古と青海が見えなくなりました。まあ、あまり見ないチャンネルなのでしばらくはそのままです。
仰角と方位モーターを動作させるための電源装置も手配を終え、あとは配線と設置のみとなりました。直流100VのモーターですからAC100V入力でDC100V出力と非常にレア、おまけに正転・逆転のスイッチが必要というのがネックでなかなか選定できずにいたのですが、正転・逆転の回路まで特注で出来るところが見つかりようやく一安心です。モーターメーカーはどこも、リレーは自作してくださいとのことでした。
但し、衛星中継車は指令ユニットが別に存在し位置決め制御を行なっている為、どのような方法で制御を行なっているかは不明のままです。アンテナベースも開けられないのでロータリーエンコーダーの取り付け等も無理ですから、位置確認はABSの方位を原点にしてあとはスペアナやチューナーのレベルメータで電波を見ながら合わせることにします。でもそれだけだとちょっと不安なので、位置確認するCCDカメラを取り付けて方位原点に復帰できるようにすると安心して運用できる気がします。
12月29日
昨日は前線の通過で荒れた一日でした。北陸はこのあと、年末年始も大荒れの予報です。
Palapa-C2が150.8Eに移動しています。我が家の3.0Mは、146EのAgila-2が東のリミットなので追跡できなくなりました。<Sat-ND<apsattv
MD1の3625 R 33483、Telenyanyaなど4局のノンスクが終了。<3.0M
NSS11、12431 H 30000、GNNは02:07にフィリピン国歌で終了しています。<75cm H-H
Express-AM2、11606 V 44948、Viva TVの1Rockが深夜のみ75cmで見えています。11101 V 3227のデータ波も入っていますが、昨年まで14局が出ていたこの衛星も、今では1Rockだけで寂しい限りです。11044 H 44948は1.2Mで入るはずですが、こちらもラジオが2局聴けるのみです。<75cm H-H
12月27日
今朝は、Palapa-DのTV Oneが良好です。06:30にニュースがあります。Palapa-Dの垂直波の方は、もう何日も入感していません。
コレア5のMBCとSBSが05:53に国歌で開始します。06時からはそれぞれ短いニュースと天気予報です。10月からMBCとSBSは75cmで終日安定受信出来るようになっています。コレア3のKBS1&2も同じ時間に開始していて、KBS1がワールドニュース、KBS2がドキュメンタリーを放送していました。こちらは2局とも落ちついた番組構成です。コレア3、KBS1-BSやコレア5の12621Vの方は非常に強力です。<75cm H-H
SBSの開始時、国歌演奏の際にはたいへん綺麗な映像が流されます。今は見れませんが、国軍放送の開始時映像も素晴らしかった記憶があります。
コレア5、12731 H 28200、SkyCastは8チャンネルが見えるようになりました。75cmだと当地ではサイズ不足で、夜のピーク時にほんのしばらく見えるだけです。
ABS-1 <1.8M 17時 Technomateチューナー
12505 H 2500 Q:55 Al Ghadeer TV
12518 V 22000 Q:59 DTV(+2h)
12548 V 22000 Q:57 Fashion TV他
12579 H 22000 Q:66 Perviy kanal Asia他
12579 V 22000 Q:58 Voprosy & Otvety他
12610 V 22000 Q:59 Pro Dengi、Russia Today
12640 V 22000 Q:59 HTB、RBK他
12670 V 22000 Q:59 LuxeTV、Telekanal 2x2、TV Club
12694 V 10750 Q:52 Dushanbe4局 Tajik TV、Safina、Bakhoristan、Jahonnamo
12732 V 22000 Q:58 TNV Tatarstan、Mir TV、InterAz、RZD他
今日は12548 V 22000、24 Techno、NST、及び12670 V 22000、Mat' i Dityaがノンスクです。<flysat
75cm H-Hを向けてみると、北ビームの12640 V 22000が夕方になっても入っています。南ビームは2波とも良好です。西の衛星が良好なので、そのままIntelsat-4にも向けてみました。12657 H 5920、RR PromoとGod Greater Chinaが見えています。AITはチャンネル登録は残っていますが、残念なことに番組が出ていません。
12月26日
AM3、3467 R 12580、Telekanal Sport、Telekanal Rossiya (+8h) 、Telenyanya、Perviy kanal (+8h)など、本日は全てノンスクです。<3.0M
MD1の3625 R 33483も、同様に全てノンスクです。MD1、3875 R 32000には映画とアニメ専門のStrana TVという局も出ています。
Thaicom-2、3797 H 2500、Radio Thailandのチャンネル登録が消滅しています。Air Shipという映像のみのチャンネルが先日からスクランブルで出ています。
Intelsat-902、4162 L 3662、Radio Taiwan Internationalは相変わらず音楽のみの送信ですが、安定して入感しています。<3.0M 誘電体板 17時
22万人以上が犠牲となったインド洋大津波から5年を迎えあちこちで記録番組、追悼番組が放送されています。
12月25日
Thaicom-2、3797 H 2500、Radio ThailandのSR値が変更になっています。02時現在、音声送信が止まっています。
コレア5のMBCでは02:30よりクリスマス特別番組でプラハ少年少女合唱団クリスマスコンサートを放送していました。この時間はSBSやコレア3のKBS1&2は既に終了しています。朝の番組は06時からです。<75cm H-H
Kuバンド(12-18GHz)における降雨減衰の記述を見かけました。
地球から静止衛星までの距離は約36,000q。これに比較して、大気密度の高い対流圏は10〜20qとごく薄い層です。地表から500〜1,000q程度までは空気の分子が僅かながら存在し、降りそそぐ主に太陽紫外線によってこれらの分子が電離してできる電離層があって、特に短波帯の電波にとっては反射層あるいは吸収層として重要な役割を果たしていますが、極超短波帯(30MHz)以上の高い周波数では電離層の影響も次第に減ってきます。電離層のさらに上はほぼ完全な真空となっており、電波にとってまさに自由空間の電波伝搬となります。電波が降雨領域を1q通過するときの減衰量は、たとえば 30o/h降雨で、6GHz で0.5 dB、 14 GHzで1.4dB、 30 GHzで5.5dB減衰します。このように降雨減衰は、周波数が高くなるほど大きくなります。雨は通常4q程度の高さまでしかありませんが、衛星方向へのアンテナ仰角が低いと電波は長い距離を雨の中伝搬していくこととなり減衰量も増えることとなります。(30o/h降雨はめったに降らない豪雨)。同様に、アンテナ仰角が低くなると大気圏を通る距離が長くなり雑音もふえることとなります。<ラスコム・ネットワーク・ニュースより
Intelsat-4からABS-1、AM2といった低仰角の衛星は冬場の雪雲の通過で受信不能になるなど特に影響を受けます。
12月24日
Measat-3aの2波は時間によって見えたり見えなかったりです。4000 Hが見れるのに4120 Hがロックできないというパターンもありました。今宵は4000 HがQ:83、4120 HがQ:79で良好に見えています。<3.0M
Thaicom-2、3987 H 2025、MOI Channelが開始しました。これまでは垂直波に出ていた局なので、じきに見れなくなるかもしれません。<lyngsat
12月23日
電車の窓から見える景色は一面雪化粧ですが、我が家のアンテナの雪は全部解けてようやく見えるようになりました。
AsiaSat-5、3960 H 27500、レバノンのNourSatが復帰、このTPにはヨルダンのAl Haqiqaも出ています。<1.4M
Telstar-18、3571 V 15000は全く入感しなくなりました。asiatvroで、3571 V 13200に変更との情報もありますがこちらでは入感なしです。<3.0M
ABS-1、3659 H 27500、昨日まで見ていたOutdoor Channelが消滅。<3.0M
ProtoStar-1、4177 H 5000、強いデータ波が届いています。11月に移動開始と報道されていたのですが実際はまだ98.4Eにいました。<Sat-ND
Measat-3aの2波はQ:71-79で再び復調不可になりました。残念ながらTechnomateチューナーではQ:81ないとロック出来ません。<3.0M
AM3、3467 R 12580、Telenyanya、Perviy kanal (+8h)がノンスクです。DVB-S2-8PSKです。
Express-MD1、3875 R 32000、7 TV (+7h)が出てきました。ノンスクです。<flysat
12月20日
Measat-3a、4000 H 30000、Voom HDのチャンネルにハングルで何やらメッセージが流れています。 LI TV、Food Network Asia、Sundanceはノンスクです。この衛星は先日まで状態が良くなかったのですが、4000 HがQ:82、4120 HがQ:81と良好に受信できるようになりました。衛星の信号レベルが上がったような気もしますが、HDのLI TVが再び見れるようになり嬉しい限りです。<3.0M
深夜になって再び、風が出てきました。雪から雨、雷、そしてまた雪とめまぐるしく天候が変わっていきます。
Apstar-2R、3760 H 28066、RIKSATが移動しました。<lyngsat
AsiaSat-5、3960 H 27500、NourSatが消滅。
12月19日
北陸は雪が降り続いています。休日なので早速、3.0Mの西側を雪かきです。屋上のアンテナは75cm H-H以外は全滅です。
さすがに吹雪の中、危険な屋上には上がれないのでしばらくは、この2台でガマンです。
12月17日
西南西10-13Mの強風が一日中吹いていて大荒れの状態です。北陸は雨雪あられ雷とバラエティーに富んだ天候で、しばらくはアンテナを動かすことすらできません。帰宅して見てみると、1.2Mと1.4Mアンテナは雪の重さで一時的に仰角が変わり写らなくなっています。
そんな中、ちょっといい知らせが舞い込んできました。11月の初めからメーカーに問い合わせをしてから既に40日ばかり過ぎて、半ば諦めかけていたのですが、SNG車載アンテナのAZ/ELモーター型番が判明したとメーカーから連絡がありました。結局、他メーカーのモーターが組み込まれていたので、判明した型番を元に再びコントローラを捜索することとなりました。まぁでも、一歩前進。。。です。
この強風の間でもオフセットの75cm H-Hはコレア5のSBSとMBCを綺麗に見せてくれています。Yamal-201に向けると、OTV Primorjeが復調出来ないレベルで入っています。1.2Mなら見えるはずですが、やはり75cmでは無理なようです。メッシュの方は風があるためか着雪も少なく、1.8M、3.0M共に良好に見えています。とは言え23時以降、風は更に強くなってきていて外からはジェット機のような風の音とギギギと不気味な金属音が聞こえ出していますw
12月15日
Chinasat-6B、3520 V 27500、四海釣魚など10チャンネルが消滅しています。
いよいよ明日はProtoStar-2のオークションです。入札は結局、SES(NSS)、AsiaSat、Intelsatの3社が競うようですが、Intelsat以外のどちらかが勝てば、108.2°Eか105.5°Eに移動して利用されるはずです。
12月13日
Chinasat-6B、3520 V 27500、釣り専門の四海釣魚など10チャンネルがノンスクで開始しました。3600 Vや3640 Vに出ている囲碁やドラマなどの専門チャンネルが入ってるので、CDMの増設準備のようです。FEC7/8で今のところノンスクです。3680 V 27500、中国気象にはスクランブルが掛かってしまい、家有賜物のみがノンスクです。3680 Vは1.2Mでギリギリ入りますが、3520 Vの方はそれより大きいアンテナが必要です。<asiatvro
Vinasat-1、3558 VのVOVは全く入感しなくなりました。<3.0M
Telstar-18、3571 V 15000はその後も入感していますが少し弱くなっています。3599 V、3660 Vは良好です。<3.0M
Yamal-201、10995 V 4285では、冬の常連 Yamal Regionが良好に入っています。<75cm H-H 12時
ABS-1、3595 H 1470、Feeds、Dubai Video Returnが消滅しています。
12日に更新されたTechnomateチューナーTM-6800&6900のソフトウェアをアップデートしました。なぜかブラインドサーチをかけると警告がでるようになりましたが、スペアナ機能でメモリを解放しない問題は無事修正されサクサク動くようになりました。
12月9日
Palapa-D、4080 H 28125、U Channel promoが出てきました。今日は4054 HのTV Oneも久しぶりに良好です。<lyngsat<3.0M
Intelsat-10、3739 Hでは、NHK World-HDがMPEG4で開始されています。3716 VのFashion TV via MultiChoice Africaはノンスクのままです。Thaicom-5のFashion TV Indiaとは別番組です。
2009年12月5日
Apstar 2R (旧Telstar-10)、3840 H 27500、イラクのIshtar TVが開始しました。放送にはアラビア語、アッシリア語、クルド語が使われている模様です。アッシリア語番組を初めて見てみました。アラム語の1種で抑揚の少ない言語で、放送で使われるのは非常に珍しいと言えます。ホームページを見た感じでは、バックボーンはアッシリア東方教会ではないかと思われますが、番組での宗教色は薄くダンス音楽も楽しめます。同波ではコプト教会のCTVも再開しています。
Palapa-Dの垂直波(V)は数日間入感なしでしたが、今日は4184 V 6700、TPI TVの信号が弱く届いています。
Express-MD1、3625 R 33483、NTV、5 Kanal、Vestiなどが入っています。<flysat
Yamal-201、3886 L 2532、HIT TVが開始しています。カザフスタンの音楽が楽しめます。<lyngsat
カザフポップス専門局は初めてなので、チャートを見てみました。ロシア語のページなのでページ翻訳で翻訳できます。
世界の衛星業界について。
世界の衛星業界で、4強といわれる静止衛星サービス事業者はインテルサット、SESグローバル、ユーテルサット、テレサットですが、インテルサットとSESグローバルが世界の半分の衛星を所有しています。
SESグローバルはAstra、GEアメリコム、SESのグループ会社がNSSを運営しています。
テレサットはTelstar-18を運用しているカナダの企業ですが、この7月にはTelstar-10を香港のAPT(Apstar-6を運用)に完全譲渡してこの中東アジア地域からほぼ撤退しています。さて、Telstar-18はどうなるやら。。。。この衛星も資金の多くがAPTから出ていることからいずれ同じようになるはずです。
ユーテルサットといえば、この8月に新唐人と訴訟に発展した事件が有名です。昨年6月、ユ社は「技術的な故障」を理由にEutelsat-W5で送信されていた新唐人テレビの対中国衛星放送を突然中止しています。
2005年3月にも、ユ社は合意されていたEutelsat-W5の長期使用契約の更新を拒否する出来事がありました。そのときは米議会が米放送管理局(BBG)に対し、Eutelsat-W5を使用するように圧力をかけ、VOAを同衛星から送信することで再開しています。ユ社には、中国当局からかなりの圧力がかかっていたものと思われます。あるいは米国を引っ張り出すための皮算用があったのかもしれませんが。。。VOAはこのとき、AsiaSat-2でも送信をしています。
但し、昨年の場合はBBG(VOA)が7月末でEutelsat-W5の利用を中止すると公表したことから、新唐人の再開の可能性もなくなりました。VOAと新唐人はセットみたいなモノだったわけですから、これを受けてユ社は新唐人へ契約取り消しを通告しています。
中国当局の対BBG工作もあったはずです。けど、それよりも米国の対中国政策と考えた方がすんなり理解できます。その証拠に、VOAとRFAの放送を実質上中国当局がコントロールする香港のAsiaSat-3Sに切り替えていて、未だに香港からは外さないわけです。
国境を簡単に越える衛星放送、如いては衛星ビジネスというのが実はたいへん政治色が強くて、面白い世界であることが見えてきます。
最後に、中国の衛星業界ですが、統合された唯一の衛星運用サービス事業者として中国直播衛星有限公司、China DBSatが、ChinaStar、Sinosat、Chinasatの各衛星を運用しています。香港には有名な亜洲衛星有限公司(AsiaSat)や亜太通信衛星公司(APT=Apstar)もありますが、北京のChina DBSatに飲み込まれるのは時間の問題ではないかとも囁かれています。
一方、SESグローバルはAsiaSat株を保有して中国への戦略的な投資をしています。対インテルサット対策としては非常に有効な手立てであるといえます。