PART1(99/5/1)


結婚

「ねえ、先生。うちのママ美人だと思う?」
「うん。美人でいいね。」
「先生ママと結婚したい?」
とてもうれしそうにきいてきます。
なんと返事をしたらよいのか困ったのですがとりあえず
「美人だから結婚したいな。」
と答えると
「やあだ!先生がパパなんて絶対やだ!」

ママが一番

「先生何歳?」
「18歳だよ。」
「うそだ!」
「本当は27歳」
「違うよ。だって顔にしわだってあるし。きっと34か5だよ。ママが言ってたもん。」
「本当に27歳だって。ママはいくつなの?」
「うちのママ30歳だよ。わかいでしょ。だから先生は本当は何歳なの?」
「だから27歳だってば!」
「もう、うそつかないで!」
「本当はねえ31歳。」
「やった〜。ママの方が若い!」
どうやら私がママより若いことが許せなかったようです。
   

バトルフォーメーション

「バトルフォーメーションA!」
と言うと子供達が机を動かして班隊形に机を動かすのです。
形によってB、Cとあるのです。
ふつうに前を向いて並べる形はノーマルモードと呼んででいます。
ただ机を動かして班隊形にするだけなのですが
’バトルフォーメーション’と名前をつけるだけで喜んで机を動かすのです。
ABCの隊形1回ずつ練習すればいいかなと思っていたのですが
あまりにうれしそうなのでしばらくバトルフォーメーションごっこをしました。

バトルフォーメーション2

「先生、今日の給食はバトルフォーメーション何?」
「給食の時はバトルフォーメーションAだよ。」
「えー違うのがいい。いつもバトルフォーメーションAじゃん。」
「でも、給食もらうときに狭くなるとぶつかってこぼしたりするから他の隊形はだめだよ。」
それでもあまりにも毎日何回も言うので
「わかった。今日はバトルフォーメーション電車!前の班と後ろの班をくっつけて長くしよう。」
「やったー!」
の大歓声。
大人から見れば同じような隊形。
ただ班と班の間をなくしただけなのですが子供達にとっては大違いなのです。