読者の方の声

 2003. 8.25

東京のTAさんの投稿です。

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東京都墨田区在住のTAと申します。ROM読者としてお世話になりました。
河北省高陽県の女性と婚姻に至りましたので、皆様の参考になればと苦労話??をお送りします。
ご参考にされてください。
ちなみに、5日日本で婚姻報告、12日戸籍開設?、同日午前入管局資料提出となり、後は結果まちです。
(入管局の窓口係官が5月30日ですか?と呆れ顔で結婚証明書を眺めていたのが印象的です。なんで、この時期に渡航してるんだという意味でしょうけど・・・・・。)
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SARSの影響で渡航禁止勧告が出される中、北京では結婚登記の中止(いつ再開かもわからない・・・・・。)が公告され、このままでは、河北省もいつどうなることやら先行きが見えない状態になっていました。また、6月中には婚姻手続きを終了しないと、彼女の10月からの日本語学校開講・通学開始にも支障をきたす可能性が想定されました。
そこで、世間の白い目を敢えて無視して、以下のスケジュールにて無事婚姻登記に至りました。

2003年4月22日〜4月25日
北京市当局の患者数虚偽報告を受け、北京市から大量に労働人口が流出し始めたことから、物理的にかつSARSの実態が当時不明なこともあり北京から脱出できずに、彼女と友達達に感染症予防グッズを渡して、後は婚姻登記関連情報の収集を行いました。外国人との婚姻手続きは、省都の石家庄市民政庁に出向く必要があることなどが分かりました。(その後で、このWEBを知りました・・・・・・・。)

2003年4月30日〜5月6日
 最初から、黄金週間は北京入りする予定だったこともあり、30日にわずか7人の乗客と共に北京入りしました。しかし、この時の北京は半ばパニック状態になっており、河北省との交通要路は物理的に遮断され、北京から離れる移動者とSARSの為に、列車は恐慌状態ということがわかり、再び北京から脱出できずじまいでした。ですが、すっかり閑散とした北京の街中を彼女とゆっくりと散策しつつ、思わぬ休養を取ることができました。

2003年5月13日〜5月18日
風の噂で、北京から河北省に向かう列車が、黄金週間時とは比較にならない位空いていること、SARS自体が多少なりとも沈静化しつつあることを見越して、再度渡中しました。13日に北京入りし、彼女の実家からEMS便で送られた手続き資料を持参し、14日朝9:00の列車で石家庄市入りしました。河北省民政庁社外婚姻登記所に(合作路35号、TEL:031118615548、担当官は確か王さんだった筈。)昼直前に到着したものの、職員は14:00までは外出とのことで、止む無く出直しに。

昼食後当日のホテルを探すものの、北京から来たということと、連れが(勿論私!)外国人ということから2軒連続で宿泊拒否される事態になりました。3軒目の河北賓館で医学検査の後漸く宿泊先を確保した後、14:00少し過ぎに河北省民政庁社外婚姻登記所に向かいました。職員とゲートの柵越し(決して中に入れてくれなかった。)で面談した所、彼女の婚姻状況証明書が所定の書式でないとのこと!!

とりあえず、当日実施できる婚前医学検査(二人で400RMB弱、AIDS検査、血液検査、問診、怪しいX線検査、性器検査でした。時間は急がしたら2時間程度で証明書発行までたどり着けました。)と私が持参した婚姻要件具備証明書の翻訳(100RMB!!)を指定機関で済まし(民政庁職員が指定してくれる。)、彼女の実家に連絡を入れ、婚姻状況証明書の作成について打診した所、実家近くの高陽県民政局でSARS患者が一人出て、周辺がパニック状態になっているとのことでした。

翌日、彼女の父親が資料を準備できたものの、資料を受け取るすべがなく、止む無く15日午後に石家庄市から北京に戻り、16〜18日に掛けて北京に滞在後帰国の途に着きました。ちなみに今回帰国時までに総計30回程の体温チェックを行われました。

2003年5月29日〜6月4日
かなり感染状況は落ち着いたとはいえども、渡航禁止勧告が続いている中で、今婚姻登記が終了しないと、いつ結婚できるかわからないという私と彼女の焦りから、再度29日に北京入りしました。今回は北京空港から北京西駅に直行しそのまま17:40の列車で石家庄市へ、30日早朝、河北省民政庁社外婚姻登記所にて手続き、午後15:00、2人の写真を指定の写真館で撮影した後(50RMB)、婚姻証明書(200RNB)を無事受領するに至りました。これにて、中国の法律上は晴れて夫婦に。(ここで、門番?が6月1日からはSARSの為暫く婚姻を受け付けないと言っていたのが気になります。)

ところが、これから先がもうひと波乱ありました。公証書作成について河北省民政庁社外婚姻登記所で聞いたところ、彼女の地元でやってもらえとのことでした。慌てて、30日に高陽県に入り康恩飯店に一泊した後、公証所に出向いたものの、外国人との婚姻関連の公証は経験がないからできないと言われ、止む無くタクシーで1時間かけて保定市公証所に出向くことに。

しかし、今度は彼女の地元の公安局・役所からかくかくしかじかの依頼文・証明する基となる出生情報等の提出を言い渡され、返す刀でタクシーで再度高陽県へ。ここでなぜ外国人が一日に2回も高陽県に出入りするのかという点がSARS検問所で引っ掛かり危うく保定市に引き返させられる寸前まで追い込まれました。
何とかその場をしのぎ、当日中に保定市に戻り、1泊後、1日11:00に保定市公証所にて無事公証書を受領、漸く北京に戻りました。(国籍、出生2種類、結婚、無犯罪の各公証書2通ずつで500RMB!!通常は1週間かかるけどという、もったいぶった言い方をしてたけど、結局、花銭如何でクリアーできます。)

その後、3日〜4日と北京に滞在し結婚式も物理的に挙げられない状況ながら新婚生活を満喫した後、帰国しました。5日日本の管轄区役所にて婚姻報告を行い受領されるに至りました。



songコメント
ただでさえ煩雑な結婚の手続きがSARSのおかげで更に面倒くさいものになりましたね。
でも、その分、お二人の愛情は更に深いものになることでしょう。
決死のレポート、どうも有り難うございました。
お二人とも末永くお幸せに。
 

お便りお待ちしております
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