読者の方の声

 2000.11.25

山東省の方と結婚されたIさんの投稿です。
山東省って、青島、煙台、済南と全然様子が違う都市があるところですよね。
レポート有り難うございます。ほぼ全文掲載させていただきます。

 

まえおき
現在、中国山東省に仕事で長期滞在しております。
先日、滞在中に知り合った女性と結婚をすることとなり
手続き等も解らず、四苦八苦している時に、このHPに出会い
このたび無事入籍することが出来ました。
songさんをはじめ、このHPに婚姻手続きの投稿をしていただいた
先輩の方々に大変感謝しております。

山東省煙台市での結婚手続き

1.日本国内での書類準備

日本国内での婚姻要件具備証明書の手続きはHP内に記されている
通り、市役所で戸籍謄本をもらい、地方法務局にて当日発行となり
後日、外務省に行きました。
外務省での手続きの際に発行時刻の事を尋ねられたときに、急ぎである
事を説明すると、他人には内緒ということで当日の発行となりました。
その足で在日中国大使館に行き手続きをする事が出来ました。
確か3000円で送付してもらいました。

日本からは
婚姻要件具備証明書
戸籍謄本
住民票
在職証明書
を準備して行きました。

2.中国人の婚姻要件具備証明書
私の妻は山東省煙台莱州市に本籍がある農民戸籍です。
その為、婚姻要件具備証明書には以下の3ツの印鑑が必要でした。
1.村の証明印
2.鎮の証明印
3.市政府の証明印(この事を後で少し触れておきます)
この手続きをしての発行となりました。

3.中国国内での実際の手続き
手続き場所は煙台市渉外婚姻登記処です。(煙台市財政局隣科学委員会ビル4F)
手続き時間は8:00〜11:30、13:30〜6:00です。(季節によって変わるかもしれません)
朝8:30に渉外婚姻登記処に到着し事前に取り寄せた登記処発行の書類に
書かれている書類を提出しました。(この中には戸籍抄本、住民票はありませんでした。
従って私はパスポート、外国人居留書、婚姻要件具備証明書
妻は身分証明書、戸口簿、婚姻要件具備証明書です。
受付のおばさん(失礼!)は中国人側の婚姻要件具備証明書を見て
上に押してある市政府の証明印が「莱州市人民政府弁公室」では無効で
「莱州市人民政府」の印鑑でなければいけないと指摘しました。
とりあえず、健康診断だけはやってしまおうということで写真を撮りに行き
健康診断の紹介書を発行してもらいました。

健康診断は煙台山病院内渉外婚姻処というところでした。
9:50に到着しましたが
担当者が「9:30までにきていれば午前中に検査が終わるが今からでは結果は4時にならないと出ない」
と言っていました。その後、彼女一人を部家に呼びおみやげ(と言っておきます)を要求したようです。
私もどうせ9:30に来ても「9:00までに来れば・・・」と言われるのだろうと思い
おみやげを渡し、検査も一部免除となりました。
検査内容は
超音波
性器検査
採血
問診のみでした。
検査らしい検査もせずに11:00には発行になりました。

昼食後13:30に渉外婚姻登記処行きました。
午前中、意見を言われてから友人に電話をして
人脈を使い、印鑑の件は後日でOKになりましたので
受付におみやげを持って行きました。(おみやげ・・・良くも悪くも5年間の中国生活で養った物です。)
おみやげを渡した甲斐もあり手続きは順調に進みました。
ただ婚姻要件具備証明書の中国語訳が必要と言われ
指定の翻訳会社に行き翻訳してもらいました。
ここは過去のデータもあるので氏名、住所、日付を直す程度で
10分で出来上がりました。
また、手続き費用を近くの銀行に振り込み登記処に戻り即日発行になりました。

その足で煙台市公証処(南山賓館内)に行き公証処の申し込みを行い
翌日発行と言うことで手続きは無事終わりました。

煙台での手続き費用は以下の通りです。
婚姻手続き:80元
翻訳費:50元
身体検査費:180元
公証書:360元


あと、婚姻手続きとは関係無いのですが、私のように中国に長期滞在していて
日本の住民票を外してある方は、日本入国ビザの手続きの際、保証人になれません。
保証人は日本に滞在しているということが条件です。

以上簡単ではありますが山東省煙台市での手続きでした


 

 

 Songコメント

 Iさん、丁寧なレポート有り難うございました。Iさんとは出身地が同じですね。
やっぱり中国は人治の国ですね。お土産が有効とは。私もたまにイヤになることがありますが、ついつい中国の方に対してお土産攻撃をしてしまいます。
次は日本への招聘手続きですね。又、奇怪がありましたらレポートをお願いします。m(_ _)m

お便りお待ちしております
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