中国人との国際結婚

最終更新日 2002.11.4

日本人必要書類

(1)日本人が用意する書類

1.パスポート

2.戸籍謄(抄)本(発行日より3ヶ月以内のもの)−−−−−2通

戸籍謄(抄)本は多めに用意しておいた方が何かと便利です。私は6通用意しておきました。

3.住民票−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1通

4.在職証明書−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1通

5.写真(5cmX3.5cm)-−−−−−−−−−−−−−−−−3枚

写真も多めに用意しておいた方が何かと便利です。10枚位あれば安心です。中国で撮影すれば安く済みます。

6.6ヶ月以上滞在者は外国人居留証
(居留証を持っていても中国大陸滞在が6ヶ月未満だと上海市の民政局は独身証明書を受理してくれないそうです)

7.旅行者はホテルの鍵

 上海に短期滞在の場合は、ホテルからの宿泊証明書、友人宅に泊まっている場合は派出所から発行された滞在証明書。(領事館文書 1999.9.5 作者加筆)

戸籍の筆頭者であり、離婚事実又は配偶者の死亡事実等が記載されていない戸籍謄本所持者の場合は除籍謄(抄)本−2通も必要となる。

 

8.結婚要件具備証明書(独身証明書)−−−−−−−−−−1通

 上海日本国総領事館で発行する事も可能、しかし上海市で登記する場合であって、配偶者となる日本人の中国における滞在期間が6ヶ月未満の場合には、当館で発行した独身証明書を婚姻登記処は受理しないので注意して下さい。

(1995年2月1日より上海市条例により取り扱いが変更される。)

ここで言えることは居留証がないと上海において総領事館が独身証明を発行しても、上海では100%婚姻登記ができないということです。ただ、上海以外の所では総領事館発行の独身証明書で結婚の登記ができたという話しもあるので、上海以外の場所では詳しいことは分かりません。

また、上記の6ヶ月というのが説明不足です。つまりは中国で外国人の居留証がないと手続きはできないと書けばいいのに、ただ6ヶ月と書くだけでは領事館の説明を読んだ人は誤解を生じる可能性があります。

(さらにある方から聞いた話ですが、居留証を持っていても中国大陸滞在が6ヶ月未満だと上海市の民政局は独身証明書を受理してくれないそうです。領事館の方に言われたそうです。)

上海領事館も下記のような文章を加筆しました。
こう書いていただければわかりやすいと思います。

◎ 中国で居留証を持ち連続6ヶ月以上滞在している場合は、領事館が発行した婚姻要件具備証明書でも婚姻登記処で受理されますが、この場合出張等であっても一時的に中国を離れると(含香港)連続の滞在とは見なされないことになります。但し、Zビザで居留証を持ち滞在している場合は、過去6ヶ月間の国外出張が通算15日以内であれば、会社の出した証明書(業務による出張であることの証明)の持参を条件に、領事館が発行した証明書でも受理されることもあるので、右に該当する場合には渉外婚姻登記処に事前確認して下さい。

私は独身証明書を申請するために日本に戻りました。それが下記の手続きです。これが面倒くさいのです。ただ、必要書類が完備されていれば下記手続きは3日でできます。ただし、最近の情報を総合すると手続きの期間は長くなっているようです。5日程度かかりそうです。

 

日本での独身証明書の要件等

*日本国内の法務局又は市区町村役場で発行されたものであること。

*上記独身証明書に日本国内の外務省で認証印を受け、更に在日本中国大使館又は領事館で認証を受け

 

手続きの大まかな順序

1.法務局−外務省−中華人民共和国駐日本大使館領事部
申請・発行 承認・捺印 承認・捺印・手続き完了

法務局での申請に必要な書類(東京法務局の場合)

・戸籍抄本or本人が確認できる抄本 ――――― 1部
・写真付き本人が確認できる身分証明(運転免許証等が望ましい) ――――――1部
印鑑 不要になりました(必要という情報もあるのでもって行った方が安全)
・証明申請書(法務局にあり)上に婚姻相手の国籍、正式氏名、生年月日等が必要

受付時間:9:00〜11:30、13:00〜16:30

申請→発行までの所要時間

当日11時までに申請の場合は翌々業務日の午前発行、

午後申請分は翌々業務日15:00以降発行だそうです。

手続き手数料:無料

無論地方の法務局でも独身証明の発行はできますが、東京の法務局では日本全地域の独身証明の発行ができるそうです。

注意!!
2001.9.10より東京の法務局の住所が変わるそうです。新規住所は下記の通り。

移転時期:2001年9月10日(9/8-9で引越、9/10より業務開始)
移転先 :
〒102-0074
東京都千代田区九段南1-1-15
九段第二合同庁舎
03-5213-1234(代)
多分内線戸籍係

東京法務局の新規住所(補足)

営団・都営「九段下」駅下車徒歩5分 あさひ銀行から内堀方向へ向かって歩き左側


2.法務局−外務省−中華人民共和国駐日本大使館領事部

法務局で発行された同証明書に承認、捺印を受ける。

持参する書類

・同証明書のOriginal
・身分証明書
・印鑑

受付時間:9:30〜12:15、13:30〜15:45

@受付にある「公印確認申請書」に氏名、独身証明書上の公印の名称(例、東京法務局長)、

独身証明書番号、通数、使用目的(婚姻)を記入

A受付で「受領票」を渡されるので氏名、書類の通数を記入し独身証明書と共に提出する。

受付職員により受領日が記されるので控えとして一枚保管しておく。

申請→発行までの所要時間 原則的に2日間。
ただし、初婚で、急いでいる旨を話せば、ほぼ、担当官の方の判断により、その場で発行してもらえることもあります。
駄目もとでお願いしてみてください。
手続き手数料:無料


注意!!
場所については貴殿のHPの記載で問題ありませんが、どんな理由を言っても認証を当日することは不可能です。
私の場合愛知県に住んでいて遠いこと、明日は仕事があることをいいましたが
受付の女性に無下に断られ、泣く泣く翌日取りに行きました。(仕方なく休みました)
ですので
遠くの方は郵送で手続きされることをお勧めします

場所 地下鉄営団千代田線霞ヶ関駅下車 A4、A8出口をでて外務省と書いてある標識に従って進むとすぐあります。

住所
 東京都千代田区霞ヶ関2‐2‐1
    外務省 領事移住部 政策課証明班(1階正面玄関左隣)

    TEL 03-3580-3311

外務省入省の際身分証明書の提示があり、守衛にどの部署にどのような用事か聞かれます。
その時「証明班で中国大使館への認証手続き」と答えるといいでしょう。

注意!!
結婚要件具備証明書(独身証明書)の外務省承認についてですが、外務省庁舎の移転に従いまして、領事移住部 政策課証明班は以下に移転されたようです。
情報をお寄せいただいたウッチーさんどうも有り難うございます。

〔仮庁舎別館〕
〒105−8619
港区芝大門2-5-5

●最寄り駅 (1) 都営地下鉄 大江戸線、浅草駅
大門駅 A3出口より徒歩2分
(2) JR浜松町駅 金杉橋出口より
徒歩3分

大門駅 A3出口を出て、右手に100M程歩いて、
住友芝大門ビル5Fにあります。
詳細地図

http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/sosiki/iten.html

移転は平成14年1月より、庁舎の耐震工事及び免震工事を行うため、2年程度の期間(予
定)となるようです。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

3.法務局−外務省−中華人民共和国駐日本大使館領事部

外務省で承認・捺印された同証明書に更に承認・捺印を受ける。

持参する書類

・同証明書のOriginal
・身分証明書
・収入印紙
3,000円(領事部2階で販売している)

受付時間9:00〜11:30、開門時間9:00〜12:00

●申請

@2階受付で「公証・認証申請表」を受け取り必要事項を記入

A受付職員により「領収票」に受領日が記されるので控えとして一枚保管しておく。

●受領時

@1階6番窓口にて「領収票」と引き換えに領収証を受け取る

Aその額面(¥3000)の印紙を1階で購入

B1階4番窓口に印紙を提出し受領

申請→発行までの所要時間 3日後の業務日に受領できます
ただし、急いでいる場合は+5,000円で翌日発行可
手続き手数料:3,000円(+5,000円)

なお、郵送の際は申請時に3000円のチケットを買ってから窓口に行かないと再度一階の自販機で買ってからまた同じ窓口で申請ということになりますのでご注意を。


独身証明書は郵送もしてもらえるようです。下記のような情報をいただきました。

先日(7/17)、外務省と中国領事館に行ってまいりました。
領事館で、郵送でお願いしましたので、この件を少し書かせていただきたい
と思います。

今日(7/21)届きました。通常と同じ日数(5日)だけですみました。
5日目に発送かな?と思っていましたので、早く届いて安心しました。
領事館で訊いたところ、郵送の場合は急ぎ扱いはできないとのことでした。

ちなみに送料は1,680円でした。
西武航空の航空貨物で貴重品扱いで送られてきました。



場所 中国大使館総領事部

     @地下鉄六本木駅下車徒歩15分。

       渋谷方面に六本木通り(首都高速下)を直進し、テレビ朝日通りで左折、

       テレビ朝日入口・麻布消防署を通り過ぎた左側。

     A地下鉄広尾駅下車(3番西麻布方面出口)徒歩12分。

       日赤病院下の信号を右折、盛岡町交番を右前方に見て左に曲がりしばらく行った右側。

     B都営バス渋谷ー新橋線(都01系統)

       六本木6丁目下車徒歩5分。

       テレビ朝日通りを入り、テレビ朝日入口・麻布消防署を通り過ぎた左側。

住所
東京都港区元麻布3−4−33 

TEL 03-3403-3388

 

日本人がそろえる書類はこれで終わりです。中国人側の書類ができるのを待って一緒に下記の婚姻登記所に行ってください。

渉外結婚登記所 上海市高安路35号三楼 TEL021-64376554

 

ただし、以前配偶者と離婚、死別している方、戸籍にその事実が記載されたいない方の場合は更に以下の書類が必要です。

再婚の方、要注意です!!
どこでこのような書類を要求されるのか分かりませんので(今のところは婚姻具備証明書の発行の際必要)、事前に申請しておいた方が良いでしょう。(2001.5.8追記)

9.離婚届受理証明書
(過去離婚歴がある場合。日本国内の市区町村で発行された証明書で且つ日本国内の外務省で認証印を受け、更に在日本中国大使館ないしは領事館で認証を受けたものであること。有効期間は6ヶ月。裁判所からの判決書があれば証明書の取得は不要)

10.死亡届受理証明書
(過去配偶者と死別したことがある場合。日本国内の市区町村で発行された証明書で且つ日本国内の外務省で認証印を受け、更に在日本中国大使館ないしは領事館で認証を受けたものであること。有効期間は6ヶ月)

11.除籍謄本
(現在戸籍の筆頭者であり離婚事実又は配偶者の死亡事実等が記載されていない戸籍謄本所持者の場合に必要となる)

 

便利なリンク

必ず領事館・外務省のHP等を読んでください。
在日 中国大使館:査証と領事の欄を観てください

在北京 日本国大使館:ページの左側に結婚手続き、査証手続きについて掲載されています。

在上海 日本国総領事館:ページの右側の諸手続きと査証に関する手続きを参照してください。

日本国 外務省:外務省における証明 外務省の認証に関する記述です。

 

 

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