Challenge! Adventure Game

Hello!

さて、ひさびさ復活のこのチャレ・アベ、今回はあのミノソフト初のPC−9801用アドベンチャーゲーム、 「ミステリータウン」を紹介しよう。プログラマーの吉田氏が3ヶ月もの期間をかけて製作したというだけあって、 中間色を多用した美しいグラフィックがなんと91画面(!)、トリックも相変わらずの難しさで、 一度はプレイしてみる価値のある作品といえるだろう。P.S.私に解けないミステリータウンはない!

●ストーリー●

ふと気がつくと、あなたは見知らぬ場所にいた。「ここはどこだ?」何度思い出そうとしても、 何も思い出せない。何かを聞こうにも、人影は見当たらない。
「どうしてこんなところに…いや、今はとにかく、帰る方法を…」あなたは、あてもなく 彷徨(さまよ)い始めた。

ADV1


キミの目の前には、道が一本あるだけ。とにかく、まずはこの道を進んでいこう。


進んでいくうちに、左手にポツンと小屋が見えてきた。あそこに入れば、何か手がかりが見つかるかもしれない。


小屋の中には、ナイフが一つ置いてある。この先の冒険、どんな危険が待っているかわからない。
誰の物かはわからないけど、ここは是非いただいておこう。


オヤ、信号機が見えるぞ。でも、この信号機、いつまで待っても全然青になってくれない。オカシイなあ…。
コラコラ、誰だい、「信号なんて無視しちゃえ」なんて言っているのは!


とりあえず、進める道を行ってみよう。オヤ、ずいぶん大きな岩だなァ。 押しても引いても、ビクともしない。
誰がこんなところに置いたんだろう?


ナゼか道端に弁当箱が落ちている。調べてみても、誰も口をつけた跡はないようだ。
そういえばお腹が減ったなあ…。一応、腐ってはいないみたいだけど…。


オッ、店があるぞ!しかもお弁当屋さんらしい!ヨカッタ、これで見知らぬ土地で 飢え死にすることはなくなりそうだ。
でも、この店、昼間なのに閉まってるナァ…。 まさか、もうつぶれてしまったんだろうか…。


よかった、人がいた!「当店自慢の日の丸弁当はいかがですか?」
う〜ん、ボクは幕の内弁当が欲しいんだけどなあ。


どうすればここに来れるかはナイショだけど、どうやらここは何かの作戦本部のようだ。
ここでキミは、ここがどこなのかの一端を知ることになる。
そしてどうやらこの町では、制御コンピュータがおかしくなって、外に出られなくなってしまっているらしい。 こりゃ大変だ!


なんとしても脱出する方法を見つけなければ…おや、あの家はなんだろう?


家の中にはカナヅチが一つ置いてある。このゲームは持ち物の制限が無いので、いただける物は 全部いただいてしまおう。


目の前に大きな建物が見えてきた。あそこに行けば、何かわかるかもしれない。 とにかく近づいてみよう。


建物の前には警備ロボットがいて、怪しい者は入れてくれないようだ。 ロボットだけに、賄賂(わいろ)も通用しそうにない。



どうやら無事に建物に入れたみたいだ。でも、いつ見つかって追い出されるかわからない。 サッサと探索して、オサラバしようっと。


ずいぶん広い部屋だなあ。パーティーにでも使うんだろうか。それにしてはテーブルもイスも 見当たらないけど…。


何の変哲もない和式トイレだ。でもこのトイレ、今どき水洗じゃないみたいだぞ?そのわりには 随分キレイだけれど。


2階に行くには、階段を使うしかないらしい。とりあえず、登ってみよう。


突き当たりに、部屋が一つあるみたいだ。でも、扉が開いてくれない。
ちょっとだけヒントをあげると、左にある黒い装置はマイクの役目をしてくれるんだ。


ベランダに出てみたけど、ここには何もないみたいだ。 柵の向こうには何かあるのかな?


おっ、なんと地下にも部屋があったのか。立ち入り禁止なんて書いてあるけど、 そんなこと素直に聞いてる場合じゃないぜ!


部屋の中にはハシゴが一つ置いてある。何の役に立つかはわからないけど、 もらえるものはもらっておこうかなっと。


もう一つ部屋があるんだけど、こちらは扉を押しても引いても何もおこらない。 うーん、あきらめて別のところを探索しようか?


何のボタンだろう?押しちゃっていいんだろうか?でも、あんまり軽率な行動をして、取り返しのつかないことに なっても嫌だし…。エーイ、悩んでいてもしょうがない、とりあえず押してしまえ!


シマッタ!どうやら、ロボットを格納庫に戻す警報ボタンだったらしい!キミの部屋にも見回りが来て、 「ここで何をしている!すぐに立ち去れ!」…
ここで詰まってしまっている人も多いだろうと思うのでヒントを書いておくと、ロボット達は きわめて正直に行動するんだ。そういえば、さっき廊下で「立ち入り禁止」の貼り紙を見かけたよね。



あることをすると、キミは屋上へと出られることになる。
それにしてもいい眺めだなあ。おっと、あんまり見とれて落ちないように気をつけてネ。


屋上には、物置小屋が建っている。何があるかしらないけど、ちょっと覗いてみようかな… アレ?なんで入れないんだろう?


ついに見つけた、制御コンピュータ!でも、キーボードもディスプレイも見当たらないけど、 どうやって停止すればいいんだ?エーイ、ここは力づくで…。


警備ロボットがいなくなって、門の前に来れるようになった。ここにも何かが隠されてるかもしれないゾ。




信号機の光が消えて、先に進めるようになった。でも…うわぁー、何て大きな絶壁だ! これじゃとても先へは進めそうにないぞ。ウーン、困った。



エッ、ここはいったいどこかって?フフフ…ある場所であることをすると、ここに来れるんだけど…。
でも、部屋には貼り紙が一枚あるだけ。オヤ、どうやらあの崖には重要なものが隠れているらしいぞ。



ウワァー、真っ暗闇だ!でも、あわてることはない。キミは当然、アノ道具は手に入れているよね。


行き止まりに来てしまった。おかしいゾ、こんな凝った作りの場所に何もないなんてことは なさそうなんだけど…。



ちょっと普通の人とは違う風貌を持つこのおじいさんは、何を隠そうこの町の「原住民」なんだ。
ここでは重要なヒントとアイテムをもらうことができるぞ。



さあ第一部もクライマックス、いよいよ中枢コンピュータのありかを探しに出かけよう!
ナルホド、崖の上はこんな道になっていたのか。




崖の上は複雑な迷路になっている。でも、キチンとマッピングしていけば、それほど迷うこともないだろう。


うーん、オカシイなあ。行けども行けども、怪しいものは何も見当たらない。
こんなはずはない、どこかで何かを見逃しているゾ。


おっ、ナゼか木の板が落ちている。どうも人が使ったらしい形跡があるんだけど…。でも、 こんな板を手に入れるのが目的じゃないんだけどナア。


これは!明らかに怪しい小島がひとつ。前ばかり向いてるから気づかなかったのか…やってくれるなあ。
でも、渡るにはちょっと距離がありすぎるなあ。さっき拾った木の板も、間を渡すには短すぎるし…。




いよいよ中枢コンピュータとご対面だ!ボタンを順番に押していけば、停止するらしい。
キミはどこかで、この順番に関する情報を手に入れているかな?


おっと、こんなところに町の出口があったのか!盲点だったなあ。
さっきもそうだったけど、前ばかりじゃなくてたまには後ろを振り向くことも大切ってね。


キミの目の前には、新たな景色が広がっている。オメデトウ、ついに町の外に出られたのだ!
でも、まだこれで終わりじゃない。こんどは、この「世界」そのものからの出口を探さなくては いけないのだから…(ADV2につづく。)

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