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ブルーシートで簡易テントをつくる

 

 ブルーシートは、表示されているサイズより小さくできているものです。ホーマックで売っているブルーシートをみてみると、{規格値・(出来上がり値)・生地の強さ・ハトメの数・税込金額}

5.4m×7.2m(5.2m×7.0m)#3000  28か所 ¥3758

3.6m×5.4m(3.5m×5.3m)#3000  20か所 ¥1598

3.6m×5.4m(3.5m×5.3m)#2700  20か所 ¥1490

3.6m×5.4m(3.5m×5.3m)#2000  20か所 ¥1058

2.7m×5.4m(2.5m×5.2m)#3000  18か所 ¥1382

2.7m×4.5m(2.6m×4.4m)#3000  16か所 ¥1166

2.7m×3.6m(2.6m×3.5m)#3000  14か所 ¥969

強さ、大きさなどを勘案すると上から二番目のブルーシートが経済的なので、このシートを使って4種類の簡易テントを作ってみる。

 

モノポール五角錐テント

 モノポール五角錐テントは、設計と少々の技術が必要ですが、高さ(2034mm)があり煙抜きも工夫うできるので、火を使うことができ居住性が一番ある。一枚のシートでもそれなりの広さが有るが、より居住性を求めるのであれば、テントに60cmほどの袴をはかせることだ。このテントは、ポールを長めにペグ位置を決めようとしても、うまく五角形にならないので、ポールを短めにして位置を決めるのがコツだ。

  どのテントにも共通であるが、テントに取り付けるロープをハトメに固定したいところであるが、都合良い所にハトメがあるわけがなく、また、それほど強いものではない。そこで、ロープを付けたい位置の内側にビー玉(同じ程度の石など)を置いて外側からロープで結ぶことで強く固定できる。

 今回のテントは、どれも一本のポール(できれば伸縮できる物)で自立するようになっているので、資材も少なくて済ようになっている。

 

モノポール四角錐テント

 モノポール四角錐テントは、ここで示しているテントの中で、一番合理的で簡単であると思われる。縦横比が4:3が基本であるが、ブルーシートの規格には合っていないんで、長辺4等分、短辺を3等分して考えると簡単に施工できる設計だ。高さも2650mmあり、十分な高さが有る。

 

モノポール三角錐テント

 モノポール三角錐テントは、簡単で三角の頂点高さも2644mmあり、一定程度の居住性を保つことができる。また、一枚のシートで床も覆われているので、敏速に居住性を確保できる。

 

モノポール変形テント

 モノポール変形テントは、入口の高さが1750mmあるのだが、奥に行くにしたがって高さがなくなるため、入口の反対側に直接ペグを打つのではなく、500mm程高くすることによって、いくらか居住性の改善ができるが、使いかっては良くない。

 テントを立てるのに必要なものは、ブルーシート(3.6m×5.4m)1枚、ビー玉又は同じ程度の石など10個程度、高さに合った伸縮ポール(物干し竿など)1本、荷造りロープ(百均の太さ3.5mm以上)1巻き、ペグ(又はペグの代わりになる石等)10本程度、テントと接するポールの先端にペットボトルかコーヒー缶、マジック、巻き尺、ハサミ程度のものが有れば、どのテントも立てることができる。

 ただし、災害が起きて初めて立てるのではなく、家族みんなで楽しみながら事前に立てて見ることが必要だ。なれれば、どのテントも一人で建てることができるので、ガンバってみよう!

 
モノポール五角錐テント展開図
 
モノポール五角錐テント立体図
 
モノポール四角錐テント展開図
 
モノポール三角錐テント展開図
 
モノポール変形テント展開図
 

ブルーシート寝袋

もっともシンプルなキャンディ寝袋を作る。両端をロープで吊ればハンモックにもなる。ブルーシートの両端を寄せあわせ、合せ目をひもでぐるぐる巻いて蝶結びで結ぶ。これに毛布や寝袋があれば十分に野外でも寝られる。


段ボール寝袋

段ボールをつなぎ合わせて、人が入れるようにして顔に位置に換気のための穴を開ける。とても温かいです。