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Weekly AGI

2003年1月〜2月

(03/02/21)

 

先日、札幌の「フレンチレストラン・カザマ」のシェフとマダムが研修旅行で上京しました。

こちらのレストランとは縁があって仲良くさせていただいて、この日も銀座8丁目にある「アドリブ」というフレンチの居酒屋でお食事をご一緒させていただきました。このお店の上の階にある「ル・マノアール・ダスティン」というフレンチレストランのシェフが、「家庭料理風のフレンチを」をコンセプトに作ったお店のようです。

入店したときはそこそこ混んでいたのですが女性はマダムと私だけ。(^-^;; 男性もくつろげるお店のようです。40代後半の男性たちが円卓を囲みながら楽しげにワインを飲んでいるのは、何だか嬉しくなるような光景でした。おつまみは100円〜2000円前後で、カキフライからモツ煮込み(これが絶品!コンソメでクタクタに煮てあるんです!)、しめ鯖から仕上げには釜揚げうどんまであり、いずれも親しみやすいメニューばかりでした。

季節柄、若筍とアナゴのフリット(てんぷら)は白ワインに合いすぎるほどぴったりマッチしていました。この日の白ワインはブルゴーニュのアリゴテ、赤ワインはシャトー・カントメルル。ソムリエールのマダムが選んだワインに間違いはなく、どちらも大変豊かなコクと味わいが堪能できました。

シャトー・カントメルル(CH CANTEMERLE)はフランスはボルドー地方オーメドック地区で格付け5級とされていますが、その実力から多くのワインジャーナリストがそれ以上に高く評価するワインです。カベルネ・ソービニヨン、メルロー、カベルネ・フラン等の品種をブレンドしたもので、非常に複雑な味と香りを楽しめ、長期熟成に耐えるワインです。

◇フレンチレストラン・カザマ
http://www.pkazama.com

◇アドリブ
http://books.bunka.ac.jp/onlineMRS/restaurant/detail/0301_3.html

シャトー・カントメルル1999(赤)
  シャトー・カントメルル

 

(03/02/15)

 

なんだかMonthlyになりつつあるこの頃ですが・・・、引き続き更新はがんばりますので、どうぞよろしくお願いします。m(__)m

先週は去年の暮れに結婚した親友のお父様が突然交通事故で亡くなり、その翌々日には元同僚のお母様が長い闘病の末に亡くなるという、ブルーなニュースが続き、「生きるとは!?」を考えさせられた1週間でした。

もう10年も前になりますが、私の父よりも年上の知人を看取ったことがありました。心筋梗塞で倒れたものの、手術がうまくいき、主治医も「大成功」と太鼓判を押したので、安心して病院から帰ってきた途端、家族から容態が急変したとの知らせがあり、とんぼ返りで病院に引き返したときは、もはや植物状態でした。

絵を描くのが大好きだった方で、地元のコンクールに何度も入選し、個展も開いたことがあります。入院したときに私がプレゼントしたスケッチブックをとても喜んでくれました。生まれつき色弱だったにもかかわらず、さまざまな困難を黙々と乗り越えてこられた影には、大変な努力があったと思います。

晩年は絵を描き、教会へ行き、ボランティアをし、パソコンを学び、奥様とあちこち旅行をして人生を謳歌しているように見えた彼ですが、若き頃は企業戦士として最前線で戦い、一度は奥様とも離婚され、数年後に(同じ方と)再婚したというエピソードもありました。後に死ぬほどの大病をされたものの完治をし、奥様いわく「それ以来、人が変わったように穏やかになった」と言います。

人の一生は終わってみなければ幸か不幸かわからないものですね。また、それは人が決めることでもないのでしょうね。

こんな中、クリシュナムルティの一文が頭をよぎりました。

新たなものが生まれるときは、古いものが終焉する。
絶えず何かが修正されつつ持続しているのでは、新たなものは何ひとつ生まれない。
昨日をいく千集めても、新しい一日は生まれないのである。
それゆえ新たなものが現れるには、古いものがすべて終わらなければならない。

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話は変わりますが、先日友人のSさんがうちに遊びに来てくれました。ワインの友、Cちゃんからいただいた、とっておきのワインを開けるべく、作ったメニューはブイヤベース。レシピをUPしてあるのでよかったらご覧ください。

ワインはアマローネ「CESARI(チェザーリ)」(ラベルクリックで拡大します)。裏書は手書きで、いかにも希少価値大!をひしひしと感じさせるいでたちです。

アマローネは、水の都ヴェネチアがあるヴェネト州ヴァルポリチェッラ地方で作られている歴史の古いワインの製法です。主に地元産のコルビーナ種、ロンディネッラ種、モリナーラ種から作られます。9月中旬〜10月上旬にかけて収種されたブドウを、藁をスノコ状に張った棚に房のまま放置して、風通しのよい小屋で約3カ月〜4カ月間乾燥させます。

この間にブドウの水分は約50%ほど蒸発し、糖分が高まったところで圧搾され醸造されます。その後、最低25ヶ月の樽熟成と6ヶ月以上の瓶内熟成を経てようやく市場に登場します。

さてそのお味はと言うと、今まで飲んだことがないほどの奥の深さで、しばし言葉を失うほど。Cちゃんには感想を「一晩で忘れられない恋をした感じ」と伝えました。映画で言うと「マディソン郡の橋」って感じ?かな?(^-^)ゞ

それから数日は他のワインを飲んでも、どうもピンと来ない日が続きました。これまで勉強不足ゆえ、当たり外れが多かったイタリアワインでしたが、ちょっと勉強してみようかな、という気にさせられました。

 

 

(03/01/24)

 

すっかりWeeklyじゃなくなった感のあるこのページ・・・(^-^;; 気がつくと今月も後半ですねぇ。

先日、友人のCちゃんと渋谷のBunkamuraにある美術館に行ってきました。今は「メトロポリタン美術館展」を開催中。新年会と、ちょっと早い彼女のバースデーを兼ねて・・・っていうか、一緒にワインを飲む楽しみが1番だったりして(^-^)。

ランチには、知人から教えてもらった道玄坂近くのフレンチレストラン「シャン・ド・マルス」に行ってきました。ここは山口智子が主演した「王様のランチ」のメニューをすべて監修したシェフのお店(61KB)。

小さな階段を昇っていくと、こじんまりとした店内にはシェフの趣味で集めたアンティークな家具や小物がたくさん! 中にはかなり値の張るものもあるらしく、お店の方はお掃除をするときにかなり気を遣っているようでした(^-^;;。

パスタランチのほかに、メインを1品選んで、それにパンとコーヒーがつくものと、一般的なコースメニューもありました。お料理も大変おいしかったのですが、フレンドリーで温かいサービスがとても心地よかったです。初めてのお店とは思えないくらい、リラックスして食事ができました。このときはハウスワインをいただきました。ボルドーの飲みやすい赤で、魚介にもお肉にも合う、さっぱり系。

美術館ではピカソやシャガール・・・他70点余を鑑賞し、美術談議に花を咲かせるために・・・っていうかまたまたワインを飲むために(^-^;;、東急百貨店8階にあるイタリアンレストラン「TANT TANT」へ。ここで面白いものを見つけました。つまみにチーズの盛り合わせを頼んだのですが、写真右端の白舞茸のようなチーズ(47KB)、とてもきれいです。

お店の方に聞いたところ、このチーズは「テット・ド・モワンヌ(修道士の頭)」という名前で、この形にするための特別な道具があるとのことで、そちらも見せてもらいました(写真下 21KB)。

このチーズカッターは「ジロール」といって、中心にチーズを刺し、手前の取っ手をクルクル回すとあのようなヒラヒラがうまくできるんだそうです。都内のチーズ専門店などで扱っており、価格は1万円ほどとか。

テット・ド・モワンヌの味は、薄く削ってあるせいかパルメジャーノよりも柔らかい香りで、口の中でフワリと溶けてしまい、いくらでも食べれそうでした。

 

チーズと一緒に飲んだワイン:

PIER DELLE VIGNE 1997(品種:モンテプルチアーノ、アリアニコ)

熟成した香りと、独特の酸味が程よく出ていました。品質の良いお醤油のような香りも感じられました(38KB)。

時間が経つとさらに深みが増すワインでした。あまりにおいしかったので、もう1本同じものを・・・と思ったのですが品切れで(^-^;;お店の方が薦めてくれたのが下のワイン(34KB)。

 

Masciarelli 2000 (品種:モンテプルチアーノ)

モンテプルチアーノダブルッツオはスミレの香りもしたりして、大好きなのですが、このワインはお店の方が薦めるだけあって、この価格でこれ?みたいな深みとお得感が感じられました。

どうりで地元イタリアのワイン雑誌『ガンベロロッソ』で特別部門(低価格帯対象)で1位をゲットしただけの実力派です。

 

◇シャン・ド・マルス
http://www.tca-laruche.co.jp/i_restaurant/champdemars/

◇タント タント
http://r.gnavi.co.jp/g188300/

◇メトロポリタン美術館展 オフィシャルサイト
http://event.yomiuri.co.jp/2002/S0146/

◇テット・ド・モアンヌ
http://www.yuko-cheese.net/pickups/tete.html

マシャレッリ [2000] モンテプルチァーノ・ダブルッツォ(赤/辛口)750ml
  マシャレッリ

 

(03/01/08)

 




今日は所用があって、早朝から府中に行ってきました。用事は早めに済んだので、昨年12月に友人たちと酉の市に行った大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)にひとり初詣に。入り口はこちら(クリックで拡大54KB)。

去年の酉の市では、一昨年友人が仕事の繁栄を願ってかわいい熊手を買ってきてくれたのをお納めして、あたらしい熊手を買いました。

熊手は開運・商売繁盛のお守りで、一般に「かっこめ」「はっこめ」といわれるそうです。また、酉の市(酉の祭)は御神恩に盛謝して、来る年の授福、殖産、除災、商売繁盛をお祈りするお祭なんだそうです。

今日はお天気はいいんだけど鼻の穴が凍るほどの寒さ。平日の朝早くということもあり、人出もまばらで、ゆっくりできました・・・が、早すぎて「おみくじ」がまだ開店(?)していなかった・・・残念!!

そして参道にはたくさんの提灯が。その中になんと!!私の名前と思しき(?)提灯もありました。ぜひクリックを!!(84KB!!)

ど真ん中にある「AGI(O)」だけど・・・。何の会社?(^-^;;
私も今年は提灯が出せるような仕事をしたいものです(?)。大國魂神社の詳しい由来やエピソードなどは、コラム下のURLをご覧ください。

府中のあとは都内をあちこち歩き回り、TMSジャパンの新宿のオフィスにも顔を出してきました。オフィス近くの都庁の図(43KB)。思わずクリスタルキングの「大都会」が頭の中で鳴り出しました(笑)。

すぐそばの中央公園ではボランティアさんがホームレスの方たちに炊き出しをしたり、また、パンやうどんを格安で販売に来ている業者さんもいらっしゃいました。

以前、ホームレスの方たちに自分なりにできることを・・・と思い、有志で農家の方からいただいたお米を、あるボランティア団体に託したことがありました。大変喜んでいただいたのですが、ご飯は食べて終わり、だけど何かを次につなげることも、とても大事だと思いました。

自分が他にできることはないかなと、考えあぐねながら冬の日差しの中、新宿中央公園で一休みした午後でした。そしてもちろん、ネット上でのホームレスを増やさないことも大事かもしれませんね。

 

◇大國魂神社
http://www.ookunitamajinja.or.jp/

◇クリスタルキング試聴サイト
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20006295

 

(03/01/03)

 

明けましておめでとうございます。
おめでたく紅白の山茶花で・・・。

お正月は東京でも珍しく雪が舞いました。今年は未年です。羊といえば眠れぬ夜に「羊が1匹・・・2匹・・・」と数えますが、これは「sleep(眠る)」と「sheep(羊)」とかけたというイギリスの説もあるとか。

さてさて、元旦の夜中に「ベスト・ヒット・USA リターンズ」という番組をやっていました。司会はもちろん小林克也! 内容は80年代トップ20の紹介です。ど〜っぷりはまって見入ってしまいました。この番組は私が学生時代にMTVの紹介を毎週放送していた懐かしいもの。今回のゲストはなんとTOTO!!(トイレじゃないよ(笑)) 結成25周年だそうで、びっくりです。

この番組当時は自分の部屋にテレビがなかったので、居間のテレビのボリュームを小さくしてかじりついて見ていた記憶があります。その頃はMTVの技術も今ほど発達していなかったので、プロデューサーのセンスがかなりの比重を占めていたように思います。

今はコンピュータ処理でどんな画像でも作れてしまうので、そういう意味では面白味が欠けたかもしれないなぁ。

80年代好きの方のために、番組で発表された「80年代ベスト20」は以下のとおり。ちょっと意外なランキングってとこもあるけど、皆さんはどうかな?

  1. オリビア・ニュートン・ジョン:Physical
  2. キム・カーン:Betty Davis's Eyes
  3. ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー:Endless Love
  4. ポリス:Every Breath You Take
  5. ジョーン&ジェット:I Love Rock'n Roll
  6. ポール・マッカートニー&スティービー・ワンダー:Evony & Ivory
  7. マイケル・ジャクソン:Billy Jean
  8. サバイバー:Eye of the Tiger (映画「ロッキー」のテーマ)
  9. アイリーン・キャラ:What a Feeling (映画「フラッシュ・ダンス」のテーマ)
  10. ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン:Say Say Say
  11. ケニー・ロジャース:Lady
  12. ジェイ・ガイルズ・バンド:Center Fold
  13. ブロンディ:Call Me
  14. マドンナ:Like a Virgin
  15. ジョン・レノン:Starting Over
  16. プリンス:When Doves Cry
  17. ヴァン・ヘイレン:Jump
  18. ダイアナ・ロス:Upside Down
  19. ライオネル・リッチー:All Night Long
  20. ホール&オーツ:Man Eater

ランクには入ってないけど、マドンナの「Vogue」は自分の中では最高のクリップ・ビデオのひとつ。A-haの「Take on Me」もいいねぇ!! それから・・・80年代の音楽を語り始めると、きりがないので今日はこのへんで(笑)。

 

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