「四国八十八ヶ所み仏の歌」と奉納額

岩本寺

四国八十八ヶ所を巡っていますと、大師堂等に御詠歌を彫り込んだ奉納額が掲げられているのが目に入ると思います。
八十八ヶ所には多種の奉納額などがまつられ、掲げられていますが、一寺一寺にちなむ御詠歌をよみ、独特の書体でもって書き、分厚い一枚板に彫り込んだものは他に見られません。
この額を四国八十八ヶ所に奉納したのは、「四国八十八ヶ所み仏の歌」の本の著者である菰淵覚次氏です。
奉納し終わったのは昭和49(西暦1974)年頃、おおよそ半世紀前ですが、現在なお約半数の霊場で掲げ続けられています。
この「四国八十八ヶ所み仏の歌」については以下のページでも紹介されています。
https://kakujikomobuchi.exblog.jp/, http://shukantao.blogspot.com/2011/06/blog-post_15.html

四国八十八ヶ所すべての御詠歌と奉納額を紹介するために、「四国八十八ヶ所み仏の歌」からの抜粋再編集版を作りましたので、原本とともに公開します。
この抜粋再編集版は、携帯版として拝観先でも参照できるよう一寺一頁とし、活字は大きく、半世紀の間掲げられている奉納額はカラー写真に入れ替えました。
ぜひ、この携帯版を見ながら、四国八十八ヶ所の巡拝をお願いします。流行り病のせいか各札所とも参拝者が非常に少なく、安心して廻れます。

なお、「四国八十八ヶ所み仏の歌」の本は、現在、国立国会図書館サーチで13ヶ所、大阪府 Web-OPAC 横断検索で13ヶ所、 四国四県内では、16ヶ所の公立・大学図書館で閲覧可能のようです。
「四国八十八ヶ所み仏の歌」の著作権はまだ存続しておりますが、このページからPDF版をダウンロードできるようにしました。
Webで公開することについては関係者の了解を得ておりますが、当然商業ベースでの印刷・配布はできません。

以下からPDFファイルがダウンロードできます。
抜粋再編集版(カラー版、印刷可能です)---A5版93ページ、4.6MB>

四国八十八ヶ所み仏の歌(初版本、ダウンロードのみ)---367ページ、12.5MB>