2010年3月 エクセル航空 東京クルージング ヘリコプター搭乗記(浦安ヘリポート)
乗り物好きの千葉晃が、「回転翼機(つまりヘリのこと)に乗りたい乗りたい!」という思いを39年間秘めてきました。
回転翼機に搭乗する日が突然やってきました。

2010年3月19日
2010年3月21日UP


写真と文 千葉晃
▲浦安ヘリポート
 ちょっとした団体旅行があり、新浦安にある大江戸温泉万華郷というところに行きました。その前に、なんとヘリコプターに乗らせてくれる「粋」な計画がありました。旅行に行くときは必ず企画側にいますが、今回は全くタッチせず、当日もどこの駅で降りる降りるのか、知りませんでした。また、ヘリといえば東京ヘリポートくらいしか頭にありませんでした。つまり、行くまで全く予備知識ゼロです。新浦安から、シャトルバスが出ており、10分くらいで浦安ヘリポートへ到着。シャトルバスは日産のシビリアン。昔、通っていた塾のバス(やっぱりシビリアン)と同じニオイがして感激。こんな感じの洒落た待合室でした。コーヒーとかタダ。
▲とってもカワイイ ヘリコプターのキャラクター
荷物はクロークに預けました。浦安ヘリポートの待合室は、20代後半のカップルが多かったです。男性はスーツを着こなしていて、ちょいとお金の有りそうな感じの人たち。だから待合室、オシャレにしてないとダメなんですね。ナイトクルージングのフライトタイムは15分で、運賃は1万円程度。都内を右旋回でぐるっとまわります。ヘリポート待合室の入り口に、かわいいヘリコプターのキャラクターの絵が飾ってありました。ホンワカします。
 誘導等は20代後半の女性がやられていました。説明とかは上手でした。見習わなくちゃ。
▲ヘリパッドへ移動
 ほどなくして予約者の名前が呼ばれ、ヘリパッドへ移動です。ロッカーに荷物を預け、基本的に手ぶらでカメラしか持って行けない状態となります。フライト時に、ストロボを焚かれるのがイヤな様子で、確認がなされていました。「なるほどな〜」と思ったのが、ストロボにシールを貼るのです。バッテンの。設定で発行禁止にしてください、という以上にモトから絶っているのがおもしろいですね。
▲搭乗するシコルスキー S-76
 セキュリティーチェックを終え、座席が決定されます。私は8番に座ることになりました。私は、とにかく乗ることが最優先なので、窓側だろうがどこだろうがあまりこだわりませんでした。格納庫を通ってヘリパッドへ行きます。ここで、本日の搭乗機と同型のシコルスキーS-76の紹介がありました。意外とデカイ。ヘリパッドへ行くところの撮影は禁止されているので、機体自体の撮影はできません。なんと、機体番号をメモるの忘れました・・。
▲1910にテイクオフ
 ヘリパッドからの搭乗は、ローター(回転翼)はまわったまま。「風圧すごいですよ」、と言われ、もしかしてコンタクトレンズはずれちゃうかな?と思いましたが、そうでもなかったです。ただ、ローターが思いの外低い位置で回っていて、ジャンプしたら届いて手とか取れちゃいそうなスリル感がありました(取れたら「漫画」ですよね、シュインって感じで 笑)。
私が座った8番のシートのバックルが、なんとパイロットと同じような円形のタイプでかっこよかったです。あの円形の意味って何なのか調べてみます。
▲江戸川の河口かな?
私はデジタル一眼を持っていましたが、プログラムのモードで、夜景撮影をするのは苦手なようで、シャッタースピードが遅くなっていい写真が撮れませんでした。そうなるかな〜、と思いサブカメラのルミックスを上司に渡しておきました。これからの写真のなかで「右席から」との記載があるものは、上司が撮影したものです。コンデジって、結構きれいに撮影できますネ。
▲東京駅八重洲側(右席) ここのフォーシーズンホテルにすんごい高いカクテルのみに来たことあったな〜。 ▲レインボーブリッジと東京タワー(左席から) 虹橋で渋滞に巻き込まれたことあったな〜。
▲新宿(左)と池袋(右)の町並み(左席)
 10年前曙橋でバイトしてたな〜。東京を東西に結ぶ道路が印象的ですね。
▲東京ドームと飯田橋(右席)
学生時代、飯田橋で飲んだな〜。このへんで右旋回。
▲上野駅(右席から)
 奥が南で、東京タワーが遠望できます。この夜景はきれいだわ。東京を上空から見た夜景って世界で最もキレイと言われるだけありますね。
▲隅田川上流(右席から)
香港からローマ行きの飛行機から見た、イランのテヘランの夜景もキレイですが、こっちがキレイです!
▲荒川(右席から) ▲旧江戸川(右席から)
▲浦安の町並み(右席から) ▲19:24にランディング
一緒に乗った、同僚のかた(女性)が、意外とソフトランディングだったと言っていました。私もそう思いました。
生まれて初めてのヘリ搭乗。音うるさいよ〜、とか「水曜どうでしょう」の大泉洋のように、酔って吐いてしまったり、という悪いイメージが植え付けられていました。ただし、回転翼が巻き上げる風も思ったほどなく、キャビン内の騒音もひどくありませんでした。 フライト当日は風が強かったのですが、機体が大きいせいか、まったく揺れがなかったです。気流が悪い時の揺れよりなんともないです。700mを飛行しているということなので、おそらく2500フィートなんでしょうね。楽しかったです。
エクセル航空のホームページへ ←ヘリのキャラがカワイイんです!!

 旅のもくじへ

トップページへ