2011年8月 羽田から飛ぶ香港経由 モスクワ旅行記
(スイスオテル クラスヌイ・ホルミー モスクワ 宿泊記)
2011年8月22日〜29日

写真と文 千葉晃
この旅行、行くまでが大変でした。
(1)香港に帰りにストップオーバーするので、キャセイ便で予約。最近キャセイ便がMOSCOWに飛び始めました。HISの担当者さんも,、こんな不効率な旅行をするとは思っていないので、帰りに宿泊しないで帰国と思われたようで、私も確認せず予約。変更するのにチャージが一人3万円もとられてしまいました!!

(2)ロシアに入国するには、ビザが必要です。今回はロシア大使館で自分でビザをとることに。ただ、飯倉にある大使館のビザセクションは、午前中のみの営業なので、日程調整するのが大変でした。代金は1週間ピックアップだと4000円、2週間だとタダというものです。エアーのチャージですごいとられたので、ビザくらいはタダに、と思いピックアップは家内に頼みました。

ビザ、通常は書き方が大使館のホムペに掲載されていますが、運悪くリンク切れしていてどうやって書けばよいのかわかりません。基本的に英語なのですが、「保険かけたか?」とか「家内の旧姓まで」書きます。旧姓を書かないと結婚していないと思われるようです。これはHISさんのビザに詳しい人に、提出直前に電話で確認して記入。書類を折っていたり、鉛筆書きを消していないのもダメ、と言われました。


(3)パスポート、私のはあと半年で切れます。この国、出国時にきっちり半年以上残っていないとダメなようです。念のため大使館に電話してみましたら。ロシア語で出てきたので、「ガバリーチ パヤポンスキ?(日本語大丈夫ですか?)」と言って日本語で説明して、「ソノクライデシタラ イイデスヨ」との回答。ただし、HISさんの担当者さんは、「やはり何があるかわからないので」、ということで、7月下旬に新しい旅券申請のため都庁へ。今回は顔が変わるかもしれないので(?)5年モノの青パスポートにしました。

※私の父は、樺太ユジノサハリンスク生まれなので、小さい時からソビエトに興味を持ち、第二外国語は迷わずロシア語を勉強していました。その念願の国に40歳年かけて入国できたことに喜びを感じています。

初日:8月22日
▲駐車場、マジで満車でした。 ▲羽田のCXチェックインカウンター
12:20に自宅を出発。環八経由で羽田の国際線ターミナルへ。昼の環八は、一部流れが悪く、到着は13:50。TIATの駐車場が満車でゲートが渋滞。ただ、根気よく10分待ったら空いて、5Fに駐車。
キャセイのカウンターで手続き。私のEチケットを見て「ロシアのビザはこちらですか?」と。きちんと教育されています。また行き先タグがドモジェドモの「DME」と書かれたものが貼られ、羽田からモスクワまで行けることに一人で感動。
羽田からはCX549便に搭乗。今朝、ネットでチェックイン。TIATでは本屋に行ったりして、15:20にカード会社のラウンジに到着。日経や朝日の夕刊を読みます。成田とは違い酒類は有料でした。すぐに搭乗口に行ってほどなくして、ボーディング。自宅を出てから、ドアクローズまで4時間でした。羽田、すごい便利です。
▲108Aからボーディング ▲機内食、白身魚です。
羽田で両替。ロシアはドルで持って行ったほうが良いとのことで替えます。念のため窓口女性に聞いてみたらロシアではユーロが強いとのこと。ただ、この円高で79円なので、迷わずドルに交換。
さて、CX549は777の300ER(B-KPH)で満席。椅子やエンタテイメントシステムも最新型のもので、椅子が倒れないタイプ。これはすごい。また現在位置を示す地図画面も非常にリアルでした。隣りは、これからオーストラリアに行かれるビジネスマンさんで、おつかれさまです。プッシュバックされたあと、34Lを横切って右折。ハンガーの前を通ってなんと桟橋形式のRWY05からテイクオフ。感動しました。

機内では、「カンフーパンダ2」を笑いながらみていました。ポーは親から事情があって離されたようです。
ただ、一生懸命に悪と戦う姿はかっこいい。ルートはいつものとおり、鹿児島経由。飛行時間は3時間50分、チムサーチョイの町並みを右に見ながら香港時間19:30頃に南から35Lに着陸。ここでトランスファー。次のCX249は、翌日午前0時55分発なので、4時間くらいのトランシット。有料ラウンジでも使おうかと思いましたが、食事をした後空港のたくさんある椅子でゴロンと寝てみました。
▲ロシア人、ウクライナ人がほとんど ▲真夜中3時に食べるペンネ(意外と食えます・・)
そうこうしている間に、午前0時半くらいから搭乗案内が。ロシア人8割くらいで満席。日本人はもしかすると私たちだけかもしれません。ただ、A340-300(レジはXF)で、翼ちょうど上の35番のHとKという快適な席を事前チェックインで取れました。うしろに誰もいないので非常によいです。1:05頃テイクオフ、一旦北に向かい騒音回避のため、ディズニーランド上空で南にヘディング。あとはもう一旦北上して、成都、ノボシビルスク、エカチェリンブルクなどを通過してモスクワへ。9時間50分の長いフライトです。直行だと10時間。今回は合計13時間で値段も高い行程となりました。 1回目のミールは香港時間の午前2時。日本時間でいうと3時。昔ドバイから帰るとき、一切食べませんでしたが、今となってはどのような味付けなのかを知りたいので、完食。映画シュレックを見ながら、iPOD+ノイズキャンセリングヘッドホンで浜田省吾、ジュリアナ東京を延々と聞きます。途中、中央アジア上空でジェット気流に逆らうため、かなり揺れます。ただ身体は寝ているので、あまり気になりません。起きたら、もう出発から6時間も経ったようで、到着3時間前でした。
▲こんな大圏コースを飛行 38000ft ▲スターボードサイドは白夜です!キレイ
▲二度目のミール ▲ユニクロパーカーで完全防備 寒い機内!
2日め:8月23日
真夜中に窓を開けると、スターボードサイド(右側)にはうっすら白夜の明るさがあります。9年前にパリに、そして7年前ローマに飛んだ時と同じです。アライバルの1時間45分前にシーリングライトが点灯。ミールが配られます。
その前に、この便、すごい寒いです。私は下着、ワイシャツ、ユニクロパーカーの3つを着ていますが、それでも寒いです。白人もみんな寒そうでした。ミールはオムレツをチョイス。これも完食。順調に降下して、モスクワ時間6:50にドモジェドモ空港にランディング。かなり気温が低かったのか、川霧があちこち立ちこめ、おまけにRWYの表面にも霧が出ていました。気温は19℃。
到着後、パスポルトヌイ・コントローリ(入国)へ。機内で「入国の紙配られるのかな?」と思いきや一切ありませんで、不安なまま並びます。外交官用のところから呼ばれるので、早めに出れます。DMEでは右側端っこに並んだ方がよいです。入国の紙書くの省略されたようです。

バッゲージクレイムでの荷物とって税関へ。事前の情報では、カンピューテル(パソコン)は申告しろ、とあり、ビクビクしていましたが、みんなスルー。むしろ、テロ対策っぽいスクリーニング検査が行われていました。今年の1月にここでテロがあり、かなりの人が亡くなっているので、緊張します。
▲ヒュンダイのマニュアル車 ▲スイスオテル クラースナヤホルミー
今回は、ホテルまで送迎を頼んでいたので、私の名前を持ったプーチン似のお兄さんにヒュンダイのマニュアル車で連れて行ってもらいます。ドモジェドボから中心部まで1時間半でした。渋滞あり。モスクワの宿は、5つ★のスイスオテルです。5つ★といってもそれほど高くはありません。
チェックインを9時半すぎにします。基本的に英語でOK。今回おもしろかったのは、「もう部屋使っていいよ!」とのこと。「それってチャージ採られないの?」って聞いたら、大丈夫とのことで部屋に通されました。806号という角部屋です。モスクワの町並み、建物はパリ、道路はベルリン、排ガスの臭いは東南アジア、車の走りっぷりはアメリカといった感じです。
すぐに支度をして、歩いてクレムリンまで行ってみます。一旦逆方向に自信を持って歩いてしまい、戻ってクレムリンへ。小学校の時に、NHKラジオで特派員情報というのを日曜日朝7時半から父とよく聞いていました。暗〜い気分のする国、という印象が正直ありました。ただ、今日、この2011年にこの街を闊歩すると、そんなことは一切ありません。聖ワシーリー寺院を見学。外から見ると、アイスクリームとかお菓子のような建物ですよね。中まで一人で250ルーブル払い、入ります。国会議事堂も中から見ると高いですが、こちらももっと高いです。中で男性聖歌隊が歌っていて感動。
▲聖ワシーリー寺院 ▲赤の広場
赤の広場は、月末から各国軍隊音楽隊のパレードの準備で中までは入れませんでした。中国などは京劇の格好でパレードするようなのでちょっと滑稽です。日本は平和条約を結んでいないので、軍事交流はありません。もちろんアメリカも呼ばれていません。
ここは石畳になっています。また、起伏もあり思っていたものと異なります。
ГУM(グム)という、という国営百貨店の下にあるKAФE(カフェ)のテラスで食事。ここはイタリアンのようです。私はビール(ПИBO ピーボ)と、こないだ自分で作って失敗したカルボナーラを頼みます。おいしいです。会計はロシア語で「ショート パジャールスタ」といいます。会計の時、クレジットカード(クレジートヌイ カールタチカ)で払った場合、10%現金でチップを置かないとダメみたいです。チップないよ!と呼び止められました。外国の商習慣はよくわかりません。
さて、一応どんな場所かわかったので、また歩いて帰ります。帰りはだいたい道筋がわかったので、40分くらいで帰りました。5kmくらいあるんでしょうか。今回iPhoneを持ってきましたが、ローミングのサービスを受けていませんので、ただの「重し」になっています。
駐車車両がとっても多い。日本のようにタイムズみたいな駐車場なんてありません。海外に来て、私が楽しいのは車を見ることです。この国、ヨーロッパと同じでBMW、ベンツ、ボルボなどの高級車以外はAT、それ以外のコンパクトカーはマニュアルです。7:3くらいでMT車が優勢。またこの国の教習所では、エンジンを止めたあと、1速にかませるように指導しているようです。
私はRに入れろ、と指導されました。
▲すごいうまいカルボナーラ ▲モスクワ川にかかる橋
もうひとつ、この国の車は汚れています。リアワイパーで拭いた跡がくっきり。洗車場ももうかっています。「どうして汚れるんだろう?」と観察していたところ、この国はスパイクタイヤOKのようです。「ピャー」っていう音がしてやってきます。私は仙台生まれなので、スパイクタイヤの音には敏感。とっくの昔に粉塵公害になる、ということで禁止されました。この国でOKということは厳しい冬の事情があるんでしょう。
帰ってきて、さっき買ったモスクワ川近くにあるスーパーに行ってビールなどを購入。ビールはだいたい40〜60ルーブルで120円から180円で日本の第3のビールと同じ感じです。ワインは一番安いのが105ルーブル、普通のが200くらいです。105のは甘くて日本で言う315円クラスでした。甘かった。
洗濯をしました。私はちょっとアホで、ヨーロッパのような硬水地域で日本の石けん使っても洗えないの知っていて、日本のトップで洗いました。やはり泡立たないのです。まあ、水で洗うという意味においてはきれいになったのでしょう。そんで、はしごの形をしたタオル掛けにかけます。中に熱湯が流れていて、乾燥させる仕組みになっています。
スイスオテルはとても広く、9mX4mくらいでカンボジア・シェムリアップのホテルドゥ・ラ・ペくらいかなと思います。電子錠でかざすタイプなので、確実に開きます。英語の新聞がついてきます。
1時間ほど仮眠しようと思い、タイマーをセットしたのですが、どうも鳴らなくて、起きたら朝6時でした。
▲ホテルの部屋より西側を ▲朝食 とてもおいしいです。
3日め:8月24日
6時過ぎに起きます。部屋に備え付けのカプチーノマシンで、入れてみます。生まれて初めて使うので、どうやって使うのかわかりません。とりあえず、わからないまま生ぬるいものを3杯作成。
3Fにあるビュッフェースタイルのレストランで朝食です。このホテルの会議室で銀行投資?の会議があったようで、たくさんの国籍の方が朝食をとっています。中国工商銀行の袋を持った中国人ビジネスマンも。日本人は明らかに我々だけです。
10時前に出発、ホテルから歩いて10分の地下鉄2号線(緑なので千代田線)パーベルツカヤ駅まで。KACCA(カッサ)というチケット売り場で2人分の10回券を購入。普通の感覚だと、2枚SUICAをくれるのですが、1枚だけ。両方で欲しいんだけど!というふうに示してみたら、それでいいんだ、との窓口のおばさん。しょうがないから、列を抜け出て改札にかざして、家内から私にもらってもう一回かざして入ります。
ロシアの地下鉄のエスカレータは速い!ということを知っていましたが、香港のと同じくらいでそんなにスピードがあるとは思いません。
2個先のテアトラーリナヤという駅で降ります。ここがクレムリンに最も近い地下鉄駅です。今日はまず先にレーニン廟を見ます。るるぶには、バッグはダメなので、クレムリンチケットオフィスに置け、と書いてあるのですが、みんな持っているので、私もあえて持って並んでみました。
並んでいて、最終段階になって大きい荷物持っているのは、あっちへ預けろ、ということで歴史博物館のオフィスに預けます。40ルーブル。
預けてセキュリティーチェックを受け、ブレジネフなどのモニュメントを右に見ながら、左折、もう一回左折してレーニン廟に。階段を下っていくと、目がくらむほど暗い。つい「暗っ!」と行ったら衛視が、シー!と叫びます。右折するとガラスのカバーに入ったレーニンが横たわっています。バルサム香液というので処理されている、というのをどっかで読みましたが、少なくとも顔は何かプラスチッキーなイメージを持ちました。40秒くらいでしょうか。見終わって外へ出ます。
▲レーニン廟 ▲国立歴史博物館にあったレーニンなどの絵画
▲クレムリンで金属探知機を通った後 ▲兵隊さんの交替
次に国立歴史博物館へ。ウランバートルでも東京の府中でも必ず旧石器時代あたりから展示してあるのでおもしろいですね。出て、グム百貨店で食事をして、地下鉄でパベルスカヤまで戻り、近くにあるイタリア料理店で。そこのお店で「リオ リタ」というサラダをたのみます。マンゴーとアボカドのサラダ。 ホテルのバー、2回乗り換えなえといかない。また、このホテルに泊まっているかどうか、確認されます。モスクワ市内が一望できるすごいところ。
▲昔共産党幹部しか行けなかったグム ▲ボリショイ劇場
▲8時半に日没 ▲9時40分でこんな感じ。マルガリータを飲みます。
4日め:8月25日
▲チャイコフスキー コンサートホール ▲チェーホフの家
▲モスクワ動物園のキリンさん ▲チャイコフスキーとモスクワ博物館
次の日、空腹のまま千代田線マヤコフスカヤ駅へ。チャイコフスキーのコンサートホールがある、というので行ってみます。下りるとNIKONの大きな看板が目についてどこか、と思うとなんと地下鉄駅がコンサートザールそのものでした。歩いて、チェーホフの家へ。へー、こんなところに暮らしていたんだ、という感想。 SUBWAYで昼食。中央アジアのアルバイト少年につくってもらって食べます。モスクワ動物園へ。ここはちょっとなめていたら、とんでもなく広いです。いろんな動物にご挨拶してきました。チャイコフスキーがいたというクバルチーラ(アパート)。ここはるるぶにもネットに載っていない、よくわかならいまま訪問。博物館おばさんたちが一生懸命ロシア語で説明してくれました。
▲チェーホフの家の前 ▲正統 ビーフストロガノフ@ゴドノフ
5日め:8月26日
ゴドノフ、という店へ。予約必要ということで予約をとりに行ったら、全然平気でいきなり食事。となりには沖縄の方と一緒になり、たくさんお話しました。ビーフストロガノフ、ボルシチ、キエフカツレツを注文。おいしく食べました。戻って、すぐに寝ました。
モスクワ4日目:朝食食べずに、出発。今日はモスクワ大学など雀が丘方面に、と思って出発。環状2号のパルククリトゥラ駅で下車しようと思ったら通過。もう一回戻ったらまた通過。工事中のもよう。アルバーツカヤ駅で下車。ゴーリキーの家。スターリンもここに来たようです。
▲散水車@アルバーツカヤ駅前 ▲ゴーリキーの家
▲ウズベキスタン料理のキシュミシュで ▲ノボテビッチ修道院
▲白鳥の湖 ▲ショスタコービッチの墓
歩いて、ウズベク料理の「キシュ ミシュ」へ。入り口にバアーみたいのがありますが、そのまま直進してください。ピラフ、ケバブみたいなやつ、ウズベクのパンを食べます。ウズベク人のお兄さん、とっても英語上手です。食材はみんなウズベキスタンから持ってくるんだ!とのこと。外で。ビール呑んで1480ルーブルだから3500円程度。歩いてスモレンスカヤ駅へ。1つ乗ってビブリオ駅で降り、赤い1号線(丸ノ内線?)で下ってスパルチフナヤ駅へ。

ノボテビッチ修道院へ。ひととおり見学して、下にある湖へ。この湖は、チャイコフスキーが白鳥の湖をこの湖をイメージして作曲した、というところなので、感動してみます。モスクワっ子が結婚式をあげた後にここに来るみたいなので、すごい長いリムジンが何台か停まっていました。リムジンは2車線あったら真ん中を走れるようです。ナンバーはありません。
修道院下の墓地で墓の見学。ショスタコービッチ、フルシチョフ、ゴルバチョフの奥さんのライサ夫人、のお墓見つけました。歩いて丸ノ内線のパルチ駅へ。2個行って、パルククリトゥラ(文化公園)で下車。モスクワ川の橋渡って、トレチャコフ美術館新館へ。時代を追って絵をみていきます。途中、レーニンの写真みたいな絵がありすごいと思いました。社会主義時代のプロパガンダ用映画が放映されていました。
美術館を出るとき通り雨。傘の骨が2本折れてたようで使い物にならず。とりあえず近くにある駅へ。間違って銀座線のドブリニンスカヤ駅から乗ってしまい次の駅でおりて乗り換えるが、乗り換え方がわからず。ポリヤンカ駅で地下鉄のおばさんに、「スカジーチ パジャールスタ、 ヤ ハチュー パイッチー (文法的にはここで フ が入る) パベルスカヤ」、といったら一旦下りて、ホームで乗り換えて!と丁寧におしえてくれました。
▲トベルスカヤ駅前 午後8時 ▲クレムリン北口 午後8時すぎ 信州ラスカルと!
6日め:8月27日
ホテルに戻って、濡れた服着替えて再び出発。6時半。トベルスカヤ駅まで。ここで24時間開いているおみやげスーパーへ。24時間は、ロシア語でドバッツァッ シイエースチ チャス 24Чac。広東語では24小時。チョコレートなどを購入。

香港の暑さで溶けないといいですが。。。地下鉄で戻って、パベルスカヤ駅近くのイタリア料理店で食べます。こちらはチェーン店みたいで、出てくるのが結構遅め。部屋で呑んで寝ます。
8時に目が覚め、ビュフェーで食事。今日は移動日なので、チェックアウト時間までシャワーを浴びたりして過ごします。13:50にピックアップが来るので、ロビーで待ちます。少し遅れてフォードの小型車に乗っけてもらいます。ドモジェドボ空港まで。途中アウディ、バスなどがエンコしていて、渋滞。1時間半かかって15:25頃到着。ちょっとあせりましたが、大丈夫でした。キャセイ便はおおかたチェックインが済んでいて逆にカウンターで並びません。爆発テロがあっただけに、セキュリティーは厳しく、靴を脱いで、ビニールスリッパでチェック。生まれてはじめてボディースキャンニングを体験しました。ロシア人のおばさんに話しかけたらこれから、ゲルマニア(ドイツ)・ミュンヘンまで行くとのことでした。
▲スイスオテルのロビー ▲ドモジェドモ→香港の機内食
▲ドモジェドモ→香港  ▲ハイアット リージェンシー香港 チムサーチョイ
7日め:8月28日
ドモジェドボは免税品などのお土産やさん、あまり広くありません。もともと極東に行く空港だったそうです。つくりは新しい。CX249便は香港人が7割、ロシア人2割、そのほかという感じで日本人はたぶんうちだけです。満席のA340-300は17時ちょっとすぎに離陸。46Cに座りました。右側にすぐトイレ。寝台便ですがイーストバウンド(東向き)なので、なかなか皆さん寝ません。ですのでパッセンジャーはひっきりなしにトイレにやってきます。エアバス機は、トイレに常に電気がついているので、開けるたびにまぶしいです。トリプルセブンなどは、ラバトリーの扉を閉めないと中の電気がつかない構造になっています。この意味がわかりました。 一睡もできずに、9時間のフライトタイムで朝6時前の香港に到着。HKIAフリークエントリービジターズカードが切れたので、長い列に並びます。30分程度でした。バッゲージは既にありました。すぐに機場快速で九龍へ。K3バスで「ハイアットリージェンシー 香港 チムサーチョイ」へ。
チェックインしますが、部屋は2時からということで、街中を歩きます。モンコクの花園街市のおかゆやで食事。香港のおじさんたちが、鳥籠持ってきて鳥自慢をやっています。黄大仙へ。北角からトラムに乗ります。ブリズベンから来たというオーストラリア人のおじさんに話しかけられて、「帰るのいつ?」って聞いたら11月とのことでした。
▲チョンキンマンション もう怖くない! ▲ハイアット チムの2122号室から
8日め:8月29日
1922号室に通されました。このハイアットリージェンシーはインターコンチと違い、K3のシャトルバス(免費巴士 ミンファイバス)がエアコンのかかった地下駐車場に直接乗り入れるので、都合がいいです。地上に出るのに2回エレベータを乗り換えないといけませんが、周囲にはコンビニなどたくさんあるので便利です。夜食事をして早めに寝てしまいました。1時目覚めて、水を買いに近くのコンビニまで歩いて行きました。 翌朝起きたらなんと10時です。そのままチェックアウトして空港へ。K3バスで尖東のほうをぐるっとまわって九龍駅へ。カオルーンシャングリラホテルが壊されていました。キャセイ便にチェックインした後、ショッピングモールがあって入ってみます。今まで気付きませんでした。
香港空港で出国前にHang Heung's Kitchen というところに寄ります。出国前のほうがおいしいからです。春巻きとかチャーハン食べましたがうまかったです。
▲ELEMENTS(圓方商場) ▲Hang Heung's Kitchen
香港を出国して、30分前にゲート62番まで行ったら1615発のCX便にはもう列ができていました。さきほど、免税店で若い女性と目があって「あれ??」って思ったら中川翔子さんでした。もう一人、コンコースで「あれ??」って思ったら佐々木希さんです。同じ便で帰国。お二人、かわいい服を着て座っていました。ビジネスに座っていたようです。弾丸トラベラーの撮影なのでしょうか?
747-400はエアコンダクトが接続されており、室内はかなり暑かったです。CAさんに英語で「一杯お水ください」とリクエストしました。
定刻に出発した747-400は、高雄経由でダイレクト足摺岬のいつものルート。エンルート上、台湾に台風があり、37000フィートをクルーズしてもビトウィーンコンディションで上にレイヤーの雲がありました。珍しくスカイクリアではありません。鹿児島、都城、宮崎、大阪の町並みを遠くに見て、羽田に着陸しました。21:00に30分前のアナウンスがあります。飛行機は、目的地の30分前から降下を始めます。トイレはこの前あたりに行くのがいいですね。地図画面にはETA(Estimate time of arrival)が表示されているので、それを参考にするとよいでしょう。
▲宮崎市内の夜景 ▲羽田に到着したキャセイ 沖停めです。
21:31に34Lにタッチダウン。ブロックインは21:37。珍しくオープンスポットにパーキング。隣にはANAカーゴノ767-300。102番スポットのようです。バスで到着。入国管理に向けまもなく検疫のところに入ろうとしたところ、前から体格がよいがモノトナスな服を来た一群が。そうだ!サッカーの北朝鮮選手だ!とすぐに気付きました。ワールドカップの予選で来日したのでしょう。彼らは左側の特別なルートで入国していきました。羽田はバッケージが来るのがとっても遅いです。たぶん、麻薬犬がバックヤードでクンクンしているのでしょう。中川翔子さん、佐々木希さんは何事もないように二人で座って、スマホいじっていました。
 税関を通った後、22:30にゲートへ出ました。すると、公安警察、私服警官、そして普通の警察官、たくさんいました!また、北朝鮮を持って出迎えているかたたちもいて、結構賑やかでした。私服警官は相当数いらっしゃって警備をされていました。
 1週間停めて駐車料金は9500円。成田だと1万円越えますが、安いです。22:30に出発。すぐに横羽に入りますが、後続の銀色のエスティマに妨害され、入路でブレーキ。悪質です。外苑から先が赤くなっていて、いつ渋滞最後尾になるかどうかわからないので、慎重に走ります。案の定、本当に外苑出口の100m先で渋滞。左折で外苑から下りました。方南通りの清水橋交差点ではタイヤユンボが水道工事していてかなり渋滞していました。
 結局23:50に自宅に到着しました。おつかれさま。
【感じたこと】
・日本人の個人客を観たは、本当に数人。クレムリン内部で高齢者のかたたちの団体客は見ました。それ以外は日本人は見かけません。ですので日本人はとても目立ちます。アフリカ系のかたもほとんど合計で10名ほどしか見かけませんでした。こんな国も珍しいです。 ・喫煙に寛容で、特に若い女性が吸っている姿をみかけました。博物館とかには、私の母くらいの女性が積極的に雇用されていました。建築工のおばさんもみました。地下鉄は安心して乗れました。歩くのが速い。イギリスなどのようにアジア系の人がボーッとつったているのもありません。
▲この角度のクレムリン 有名ですよね。 ▲国立博物館の入り口
・仕事ぶりもとてもまじめ。街がきれい。散水車も。ゴミほとんど落ちていません。としとったおばあちゃんも香水つけていて、センスがいいです。若い女性は目がきれいで、細い。どうして年とると太ってしまうのか? ・博物館ではおばさんたちが案内してくれます。だいたいテーブルに説明文が置いてあります。ただ、アングリスキー(英語)、ニメンツキー(ドイツ語)、そしてフランス語くらいでしょうか。ヤポンスキー イズイク(日本語)は絶対にありません。
・ルーブルはドル換算で29.10くらい。100ドル払うと、2910ルーブル来ます。しかるに、100ドルは8000円なので円と換算して、だいたい3倍弱くらいです。100ルーブルって書いてあったら、300円くらいと考えるとよいでしょう。 ・お腹は、キャロットジュースのんでちょっとだけゆるくなりましたが、エジプトみたいになることはありません。とても清潔。ただ、利用しませんでしたが、屋外トイレがあって小銭払って利用できるようです。TOI,TOIと書いてあります。
▲モスクワ川 ▲ロシアの自動車
・地下鉄の駅は、日本みたいにいきなり階段とはなっておらず、どっかのビルに直結しています。東京でいうと大手町っぽいです。ブホーダが入り口。地下鉄内は撮影禁止なので、撮影できませんが、核シェルターになっているのでかなり深いです。 ・地下鉄網はかなり整備されています。ただし、同じ乗り換えができる駅でも、路線毎に駅名が違います。赤坂見附と永田町の関係と同じです。
・切符はロシア語でビリエト、といいます。カッサでチケット買うときは、Vサインをしてドバと言えば2人分買えます。 基本のロシア語:セボーニア(今日)、シトー(これ)、トゥアレット(トイレ)、クレジットカード(クレジートヌイ カールタチカ)、スパシーボ(ありがとう)、グジェー(どこ)・・・。

※本ページは、フリー写真集になっていますので、ご自由に
お使いいただけます。高解像度版をご所望のかたはご一報ください。
よければ、写真使うよ、使ったヨとお知らせください。

学校の先生や出版社さんなどをターゲットにしています。

2011/09/07 UPDATED

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